2017-7-28

宇宙飛行士の毛利衛さんが描いたサイエンス・ファンタジー小説を、毛利亘宏さんが主宰する人気劇団・少年社中が舞台化！　矢崎広さん、生駒里奈さん(乃木坂46)ら豪華出演者でおくる舞台『モマの火星探検記』が、今夏8月に東京・大阪で上演されます。

スマボでは、今作の脚色・演出を手がける毛利亘宏さんとともに、注目のキャスト3組にインタビュー！　その第2弾では、火星へと向かう主人公のモマら宇宙飛行士たちを支える、地上スタッフのひとり・レイ役を演じる相馬圭祐さんが登場です。

相馬圭祐さん×毛利亘宏さんの対談インタビュー、Part.2を更新！

約2年半の休業期間を経て、今作が舞台復帰2作目の出演となる相馬圭祐さん。前回更新のPart.1では、相馬さんと毛利さんの意外なつながりや、2人が出会った舞台『デスティニー』での思い出話も飛び出しました。
そして本日更新のPart.2では、相馬さんにとって『侍戦隊シンケンジャー』以来の盟友である鈴木勝吾さんら、『モマの火星探検記』での共演者についても語ってくれました。

■第2弾【相馬圭祐さん×毛利亘広さん】編
Part.2　勝吾に見られているのが、一番○○する！？

――相馬さんにとって印象深い経験となった舞台『デスティニー』から約6年を経た今、改めて毛利さんの作品に臨むことに。相馬さんは、最初に今作への出演を聞いてどう感じましたか。

相馬圭祐　今作のお話自体はディスグーニーさんの舞台よりも先に聞いていたので、最初は『モマの火星探検記』が復帰作になると思っていて…正直、ホッとしました(笑)。全く知らない人のところじゃない、っていう安心感がありましたね。劇団員の皆さんも優しいし、(鈴木)勝吾もいるし。とにかく「ホッとした」っていう気持ちが一番でした。

――少年社中はアウェイじゃないぞ、と。

相馬　でも、知っているからこその不安も少しありました。2年半は休んでいましたけど、6年前の『デスティニー』から経験してきた分は成長していないと…という思いはありますし。今日にいたるまでの経験をどこまで見せられるのか、俺はここで勝負できるのか、という気持ちはプレッシャーでもあり、楽しみでもあり。いい緊張を持って臨めるかな、という思いです。

毛利亘宏　役者って、舞台に出て仕事に追われているだけが経験じゃなくて、休んでいた2年半の日々も糧になっていると思うんだよね。休んだら休んだ分だけの重さが増していると思うし、役者は自分自身の人生を切り売りしているような面もあるから、その重さを抱えて復帰した彼は何倍も強くなっていると思う。役者としての売り物は、増えているんじゃないかな。

相馬　語弊があるかもしれませんが、僕自身、休んでよかったなと思う面も確かにあるんです。

毛利　走るだけが人生じゃないからね。

レイ役を演じる相馬圭祐さん

――活動休止中の相馬さんの様子を、毛利さんも聞くことはあったんでしょうか。

相馬　鈴木勝吾がね。

毛利　そう、勝吾と同じ現場にいることが多かったので。やっぱり彼からは近況を聞いていました。

相馬　すごくしつこく、連絡してくれるんですよ(笑)。

――そんな相馬さんにとっては『侍戦隊シンケンジャー』からの盟友、そして戦友ともいえる鈴木勝吾さんとも、『モマの火星探検記』では同じ舞台に立つことに！　劇中では接点のない役柄同士とのことですが、同じ現場に気心の知れた仲間がいるのは心強いのでは？

相馬　やってみないと、実際にはどう感じるか分からないですね。お互いの作品は観に行ったりしてずっと仲良くしていますけど、現場が一緒になるのは『侍戦隊シンケンジャー』以来なんです。だから稽古場ではどういう居方で過ごしているのかも知らないし…。まあ付き合いも長いし、多分お互いに想像通りの姿なんだろうとも思いますけど(笑)。

毛利　ハハハ！　よく知ってる仲だもんね。

相馬　うーん、複雑です！(笑)　稽古から鈴木勝吾に見られているのが、一番緊張することかもしれない。

毛利　あいつの方が、意識しちゃってボロボロになるかもよ(笑)。勝吾は勝吾で、すごく相馬を意識していると思うんだよね。復帰したのも誰よりも喜んでいたし、本当にいい仲間なんだなって思ったよ。

相馬　僕とかシンケンメンバーは分かってると思うんですけど、勝吾はしつこいくらい仲間想いなんです。

――鈴木勝吾さんとの共演は相馬さんのファンの方も楽しみだと思いますが、ほかに相馬さんから気になる共演者の方はいらっしゃいますか。

相馬　谷口賢志さんとは、ディスグーニーでもご一緒していてすごく可愛がっていただいています。賢志さんは「お前、最高だよ！」っていつも言ってくれて、すごく僕のテンションを上げてくれるんです(笑)。今回も役柄ではあまり関わりがないんですけど、現場に賢志さんがいるってだけで、すごく心強いですね。

毛利　矢崎とは一緒にやったことある？

相馬　矢崎さんは、2013年に舞台『マティーニ』でご一緒していて。素晴らしい役者の方ばかりの作品の中でもすごく輝いていて、尊敬している俳優さんです。本当はそのあとにも共演するはずが、僕が降板してそのまま休業しまったので…。矢崎さんは降板後もすごく心配してくださって、その時の罪滅ぼしではないですが、僕はそういった過去への想いや、毛利さんへの恩返しも含めて、今できる全力の戦いができればと思っています。

――毛利さんからは、今作で相馬さんには現場にどう臨んでもらいたいという思いはありますか。

毛利　僕からは「どう？　元気にしてた？」って感じで、まずは顔を見せてくれたらという気持ちですね。今回相馬に演じてもらうレイは、作品の中で多くを語る役ではないですが、すごく思い入れをもって演じてもらえる役になってくれるのではないか…という予感がしています。

……インタビュー特集第2弾【相馬圭祐さん×毛利亘宏さん】編　Part.2はここまで。
明日更新のPart.3では、相馬さんが今作で演じるレイ役について、毛利さんがたっぷりと語ってくれました。
さらにスマボでは、第1弾【矢崎広さん×中村優一さん×毛利亘宏さん】編のインタビューもただいま掲載中。また、続く第3弾では【松田岳さん×輝馬さん×毛利亘宏さん】編のインタビューをお届けします。

舞台『モマの火星探検記』は、8月9日～13日に東京・天王洲銀河劇場にて、続いて8月19日・20日に大阪・サンケイホールブリーゼでの上演です。チケット情報ほか、公演に関する詳細はInformationから公式サイトをチェックしてください。