『牙狼』祭り☆小西遼生インタビュー②「動揺する鋼牙とリンクできた」

  • 2013-2-23

『牙狼』祭り☆
2/23(土)~全国ロードショー!映画 『牙狼~蒼哭ノ魔竜~』主演の小西遼生さんに直撃インタビュー②「動揺する鋼牙とリンクできた」
「牙狼だけど、牙狼じゃない!?」可愛いキャラも出てくる本作で、鋼牙がどうしていいかわからかったと言う小西さん。そして築けた“信頼関係”とは?

スマボ:確かに、作品の芯は牙狼でした!

小西:でも今までの牙狼になかった異空間ですよね。だから監督は、現場で撮りながら「これ牙狼か?」って、楽しそうにしょっちゅう言ってました。キャラクターを並べて、すごく変なヤツつらに囲まれてる鋼牙を撮りながら(笑)。

スマボ:これまで鋼牙を囲んでいたのは、ホラーという化け物ばかりでしたからね(笑)。

小西:1カット1カットの映像を見て、監督もすごく楽しそうでしたし、僕もやっていて面白かったですね。鋼牙は“約束の地”という新しい世界に飛び込んで行きます。自分が知らない未知の世界に飛び込むって意味では、あらためて鋼牙を演じることにすごくしっくりきてたんですけど……。

スマボ:けど?

小西:クロマルだとか、あんなに可愛らしいキャラクターが出てくることは今までなかったし、それに囲まれて、しかも敵意がないってなると、鋼牙には「何をすればいいんだ!?」って動揺があるんですよ。鋼牙の顔にはなかなか出ないですけど、役として感じやすかったし、自分自身もこれは違うなっていう驚きがあって、鋼牙とリンクしてできましたね。

スマボ:動揺する鋼牙! それはすごいです。そしてそんな動揺があった上で、鋼牙とリンクできたと?

小西:鋼牙の役作りはずっとやってきましたけれど、(前TVシリーズ)『MAKAISENKI』のなかで僕と鋼牙の役の間に、信頼関係が出来たんですよね。
最初は鋼牙と僕は正反対で、理解するのが難しかった。強さでいったら完璧だけど、人として人と寄りそうことが出来ない奴で……でもそれはそのときの物語にも合っていたし、話のなかでどんどん成長して、いろんなことが変化していって……。いまは鋼牙にもだいぶ人間らしさが出てきたし、自分も鋼牙に対して理解があるというか、信頼関係があるんですよ。

スマボ:鋼牙を演じ終える作品で、鋼牙と信頼関係が築けたんですね。

小西:ずっとやってきた中で、お互いが歩み寄っていきましたね。今回なんかは、台本を読んだり、現場で実際にそのシーンをテストするときに、「鋼牙だったらどう思う?」って問いかけるというか、「俺はこう思うんだけど、やっぱりそう?」みたいな感じで、鋼牙を演じてる自分を、素の自分が俯瞰で見てるみたいな感じでしたね。

スマボ:演じている自分を、もう一人の自分が外側から見ている感じですか? それって、すごいセンスですよ。

小西:たとえば、僕があの約束の地に入り込んだとしたら、めちゃくちゃリアクションしちゃうと思うんですよ。歌って踊ってって言われたら、えぇ!? 踊るの? って反応して、そのまま踊っちゃう(笑)。でも今回はその僕が、「鋼牙だったら、どのくらいの表情になる?」って感じで、頭のなかで鋼牙が隣にいて、相談し合いながらできましたね。

スマボ:牙狼の舞台挨拶などで見せる素の小西さんは、ツッコんだりボケたりして、確かに鋼牙とは別人ですよね(笑)。そもそも、今回の劇場版で鋼牙は最後になることは、いつ頃知ったんですか?

小西遼生インタビュー③「冴島家・親子三代の物語ができたら…」に続く…

☆Information

『牙狼<GARO>~蒼哭ノ魔竜~』
2月23日(土)より新宿バルト9ほか全国ロードショー
出演:小西遼生 久保田悠来 蒼あんな 藤田玲 山本匠馬 中村織央 影山ヒロノブ 柳原哲也 螢雪次朗 渡辺裕之 松坂慶子
(C)2016 雨宮慶太/東北新社
配給:東北新社
公式サイト
http://garo-project.jp/SOUKOKU/

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