2017-5-9

映画「めがみさま」の完成披露試写会が5月8日、東京・シネマート新宿にて行われ、W主演の松井玲奈さん、新川優愛さん、共演の廣瀬智紀さん、梅舟惟永さん、筒井真理子さん、それに宮岡太郎監督が登壇しました。

(左より)梅舟惟永さん、筒井真理子さん、松井玲奈さん、新川優愛さん、廣瀬智紀さん、宮岡太郎監督

日本の一つの地域にスポットを当てて映画を製作し、その地域の人たちと共に映画を育ててもらい全国へ広げていこうというコンセプトのもと誕生したプロジェクト「Mシネマ」。
その第2回作品で、家にも職場にも居場所がなく人生に絶望を感じた理華(松井)が、自分の思うままに奔放に生きるセラピストのラブ(新川)と出会い、自分らしさを取り戻すものの、次第に2人の間に不協和音が生じてしまうというヒューマンサスペンス。

2014年に公開された第1回作品「gift」は、主演を務めた松井玲奈さんの出身地である愛知県が舞台でしたが、今作は新川さんと廣瀬さんの地元である埼玉県にスポットを当てています。

理華役の松井さんは「感情に蓋をする女の子なので、撮影期間中はずっと彼女のことを考えていたので、日々辛かったです。監督に『こう思うんですけど』と強めに言ってしまったんですが、今は『スイマセン』って思っています」と宮岡監督に平謝り。

佐倉理華役の松井玲奈さん

ラブ役の新川さんは「予告を見ればわかるんですが、わりと飛んでいる役でして、怒鳴ったり、人を諭すように見守っていたり、いろんな振り幅を出す役でしたので、難しかったんです」と役の印象を語り、「1月末の撮影だったので、寒かったです。ミニスカートにコートを羽織るくらいだったので、いっぱいカイロを貼って、松井さんに貼ったカイロの数を競っていました」と撮影裏のエピソードを披露。

ラブ役の新川優愛さん

理華と共にラブに救われた就職浪人生の川崎拓海役の廣瀬さん。「行き場をなくしたところをラブに出会って変わったという役です。普段日常でも起こり得るような心理や人間模様などがいろんな場面で出てきているので、共感していただけるものは多いかなと思います」と見どころを解説。
さらに、予告編で新川さんとの濃厚なキスシーンが話題になっていて、それについてMCが「巷でざわるかせるシーンがありますが…」と風にやんわりと感想を聞こうとするも、廣瀬さんはそれが新川さんのキスシーンだということをわかっていない様子。
さらに「2人がチョメチョメしているシーン」と付け加えられ、ようやくそのシーンが理解できた廣瀬さんでしたが、どう答えればいいかわからず、「新川さんに……、すごく……、よくしていただきました」と仰天発言!!　これには新川さん、「語弊があるからやめて！！」と必死にツッコミを入れ、場内大爆笑となりました。

川崎拓海役の廣瀬智紀さん

舞台挨拶後半は、「あなたのお悩み解決！？セラピー」コーナー。登壇者に悩みがあるか聞いたところ、廣瀬さんが悩みを自ら告白。よほど深刻なものかと思いきや、「朝早い生活が続くと、急に一日オフが出来た時でも、朝早く起きてしまって、夕方には眠くなってしまうんですが、そういう時はどうすればいいんですか？」となんともカワイイ悩みでした。

その後、来場者からの悩みを登壇者が新川さん演じるラブ風にズバッと解決するスタイルで、様々なジャンルの悩みをアドバイスしていきますが、廣瀬さんが解決してもらう悩みが「廣瀬智紀さんが好き過ぎて困っています。どうしたらいいですか？」というもの。
やや困惑気味の廣瀬さんでしたが、「そんなんで悩んでんじゃねーよ！！」と厳しい口調で叱りながら、笑顔で「ついて来い！」と優しく言葉を投げかけるというとツンデレ風のアドバイスに、会場から大きな拍手が起こりました。