2017-4-30

映画『マスタード・チョコレート』初日舞台挨拶が4月29日、東京・シネマート新宿にて行われ、山田菜々さん、太田基裕さん、染谷俊之さん、神永圭佑さん、灯敦生さん、池田恵理さん、笹木彰人監督が登壇しました。

(左より)灯敦生さん、神永圭佑さん、太田基裕さん、山田菜々さん、染谷俊之さん、池田恵理さん、笹木彰人監督

2011年に第15回文化庁メディア芸術祭マンガ部門新人賞を受賞した、冬川智子原作の話題作が実写映画化。不器用な女の子が美大進学を目指し通い始めた美術予備校で、恋や友情を経験し成長していく姿を描く青春ストーリー。

ポンコツな少女・津組倫子を演じる山田さんは、初日を迎えた感想を聞かれ、「本当に盛大なドッキリじゃなくてよかった」と半信半疑だった様子に、すかさず染谷さんが「まだわからないよ(笑)」とつぶやくと、太田さんも「(次会場の)大阪でドッキリを知るかもしれないよ」と2人で冷やかしていました。

津組のことを何かと気にかける予備校講師・矢口海を演じる太田さんは、役とのリンクについて、「普段から地味で、そういう部分ではリンクしていますね。度付きメガネをかけているので、現場でもメガネを付けて演じたかったです」とコメント。そんな太田さんの講師っぷりに、染谷さんは「こんな予備校講師がいたらいいなと思いました。こんなイケメンで爽やかですから。皆さん多分そう思っていると思いますよ」と絶賛。ところが太田さんには届かなかったようで、「ホントかよ！なんか胡散臭いんだよなぁ」と突っ込みを入れられていました。

美術予備校の教師・矢口海役の太田基裕さん

音楽の趣味を持つ予備校生・浅野祐一を演じる染谷さんは、「ネクラな役を演じる上で、自分が本当にネクラになろうと思って演じました。僕とリンクできる部分もあって、浅野は『世捨て人』な部分があるんですが、僕も世捨てている部分があって、人混みが苦手だったり、最新機器についていけなかったりとか、『Bluetooth』って僕初めて知って、“何、青い歯って？”と思って(笑)。イヤホンコードがなくても音楽が聴けるんですよね」と具体例を挙げると、太田さんが「最高だよ！僕はBluetooth大好きだから。今度いろいろ教えるね」と、プライベートでも講師になることを宣言していました。

根暗な予備校生・浅野祐一役の染谷俊之さん

大学生編に出演した神永さんは、撮影エピソードについて、「食堂のシーンはナチュラルになれて、面白いなと思いました」と感想を語ると、海のシーンでは悪天候でセリフが当日急遽変更になったそうで、「朝から雨と汗で死にそうでした」とコメント。

津組に好意を持つ甲斐真吾役の神永圭佑さん

また「マスタード・チョコレート」のタイトルにちなんで、「〇〇と〇〇の組み合わせが好き」のお題に答えるコーナーがあり、登壇者がそれぞれフリップに書いて発表。

「“はな(花)”と“はな(鼻)”」と書いた山田さんは現在花粉症だそうで、対処法を聞かれた山田さんは「人間なので鼻にティッシュを詰めます」とアイドルらしからぬ発言に登壇者一同ビックリ。

太田さんは「“パクチー”と“〇〇”」。大のパクチー好きという太田さんは「最近パクチーブームのようですが、でもブームがちょっと気に食わないところもあって。僕はパクチーを葉っぱで食べたい派で、今はチップスにしたり、焼きそばに入れたりしていますが、やっぱ葉っぱが食べたいんです！」と持論を展開。

太田さんが好きな組み合わせは「“パクチー”と“〇〇”」

染谷さんは「“神っち(神永さん)”と“ポニーテール”」と回答。「素敵ですよね。(神永さんの)ポニーテールは持ち運べるんです」と神永さんのヘアスタイルを絶賛し、太田さんが神永さんのポニーテール部分を持ち上げると、神永さんが「ヒヒーン！！馬面だから」と自虐コメントに会場も大笑い。

染谷さんが好きな組み合わせは「“神っち(神永さん)”と“ポニーテール”」

神永さんのポニーテールを太田さんが掴む場面も

神永さんは野球をやり始めた9歳から思っていたという「“怖い先生or監督”“その奥様”」。「野球の監督やコーチ、この世界だと演出家や監督さんって、めちゃめちゃ怖い方だと、奥さんの前ではタジタジなんですよね。その魔力が凄いなって、当時から思っていて、デレデレした姿が素敵にでしたし、僕らにもこうしてくれたらなって」と振り返る神永さんに、MCから「将来結婚するとしたら、尻に引かれることはないですか？」と鋭い質問。神永さんは「ないと思います。亭主関白です！」と断言しますが、懐疑的に思ったファンが多かったのか、会場にはクスクス笑いが飛び交っていました。