舞台版「ドラえもん」、のび太役の小越勇輝にカッコよすぎてダメ出し!?

  • 2017-3-13

3月26日より上演される舞台版「ドラえもん のび太とアニマル惑星(プラネット)」の稽古場が公開され、キャストによる囲み取材が行われました。
のび太役の小越勇輝さん、しずかちゃん役の樋口日奈さん(乃木坂46)、ジャイアン役の皇希さん、スネ夫役の陳内将さん、チッポ役の佃井皆美さん、そして208年の初演に続き今回も脚本・演出を担当する鴻上尚史さんが登壇。
本作への意気込みや見どころを熱く語ってくれました。

(写真左より)鴻上尚史さん、陳内将さん、小越勇輝さん、樋口日奈さん、皇希さん、佃井皆美さん

(写真左より)鴻上尚史さん、陳内将さん、小越勇輝さん、樋口日奈さん、皇希さん、佃井皆美さん

原作の「大長編ドラえもん のび太とアニマル惑星(プラネット)」(1989年に月刊コロコロコミック掲載)は、動物が人間の言葉を話すアニマル惑星を舞台にしたエンターテイメント性あふれる物語。
1990年には映画が公開されるなど、『ドラえもん』ファンの中でも人気の高い作品です。
『ドラえもん』ファンを自認する鴻上さんは、「今から9年前、沖縄で開催された国際児童演劇フェスティバルで上演するのに、海外でも通じる日本を代表するコンテンツといえば『ドラえもん』しかないだろうというのがスタートラインでした。当時はまだ2.5次元という言葉もなくて、デパートの屋上のショーなんじゃないかみたいな……。ドラえもんも、のび太も、ジャイアンも、スネ夫も、しずかちゃんも、全員着ぐるみなんじゃないかみたいなイメージに苦戦しました(苦笑)。実際に観劇していただいた方には好評だったんですけどね。その後、アニメや漫画を舞台化するのが当たり前のような時代になり、今回新キャストでの再演が決まりました」と、再演に至る経緯が説明されました。

のび太役の小越勇輝さん

のび太役の小越勇輝さん

本作に出演が決まった時の気持ちを聞かれたのび太役の小越さんは、「誰もが知っている国民的な作品ですし、絵を見るだけで声が浮かんできたりすると思います。そういう意味でのプレッシャーはありますが、僕たち役者が演じるからこその“熱量”や“想い”を、しっかり伝えられるように頑張ります。小さな子供たちから、おじいちゃん、おばあちゃんまで、幅広い世代の方に見ていただきたいです」と意気込みを語ってくれました。

また、キャストそれぞれ演じる役の見どころを聞いてみたところ、チッポ役の佃井さんからは「のび太くんとの友情です! おごたん(=小越さんの愛称)とは今回が2回目の共演なんですけど、お互い人見知りなので最近ようやく心を許せるようになってきた感じで……」という発言があり、演出の鴻上さんから「え? 最近なの?」とツッコミが!
これにはキャスト一同大爆笑!
「稽古場でコミュニケーションを取りながら、仲良くなれるように頑張っているところです」と笑顔の佃井さんに、小越さんも「最近は、だいぶ心を許せるようになってきた」とニッコリ。

しずかちゃん役の樋口日奈さん(乃木坂46)

しずかちゃん役の樋口日奈さん(乃木坂46)

ジャイアン役の皇希さん

ジャイアン役の皇希さん

皇希さんは「ジャイアンは一般的には“ガキ大将”のイメージですけど、彼の奥底にある“正義感”“優しさ”“弱さ”を見せられたらいいなと思っています」と語り、樋口さんは「私、この舞台に出演が決まって、ある人から『しずかちゃんは僕の初恋の人だ』と言われたので、カワイイしずかちゃんを演じられたら……あとダンスや歌もあって、観てくださる方も自然と体が動いちゃうようなハッピーな世界が広がっているので、そういうところも楽しんでいただきたいです」と見どころをアピール。
小越さんの「誰もが共感できる“普通っぽさ”が難しくて……何かに反応をした時に陳内くんに『あの反応、ちょっとカッコイイよね』って言われたりするんです。のび太っぽくない自分がちょっと悔しい(笑)」というコメントに、鴻上さんが「演出家になって35年、『カッコ良く踊るな』って言ったのは初めてです(笑)。普通は『カッコ良く踊れ!』って言うんですけど、今回ばかりは『のび太はそんなにカッコ良く踊らない!』ってダメ出しをしています」と裏話を語り、取材陣の笑いを誘っていました。

スネ夫役の陳内将さん

スネ夫役の陳内将さん

チッポ役の佃井皆美さん

チッポ役の佃井皆美さん

脚本・演出の鴻上尚史さん

脚本・演出の鴻上尚史さん

また、陣内さんは独特な髪型の“スネオヘアー”について「正面を向いてしまうとあのヘアスタイルの良さが伝わらない。かといってずっと横向きってわけにもいかないので、本番までにヘアメイクさんと相談しなくちゃ」と身振り手振りを交えて楽しそうに説明する姿が印象的でした。

スネ夫のヘアスタイルについて一生懸命説明する陳内さん(笑)

スネ夫のヘアスタイルについて一生懸命説明する陳内さん(笑)

今回の公演では、芝居以外にジャグリングやバルーンアートなど、様々な趣向が凝らされることが発表され、劇場全体がお祭りのような雰囲気に包まれるというから楽しみです!

舞台版「ドラえもん のび太とアニマル惑星(プラネット)」は、3月26日から4月2日まで東京・サンシャイン劇場にて上演。その後、福岡・愛知・宮城・大阪でも上演されます。公演に関する詳細はInformationより公式サイトをご確認ください。

☆Information

舞台版「ドラえもん のび太とアニマル惑星(プラネット)」
【東京公演】
日程:3月26日~4月2日
場所:サンシャイン劇場
【福岡公演】
日程:4月7日~4月9日
場所:キャナルシティ劇場
【愛知公演】
日程:4月14日~4月16日
場所:刈谷市総合文化センター 大ホール
【宮城公演】
日程:4月21日~4月23日
場所:多賀城市民会館
【大阪公演】
日程:4月29日~4月30日
場所:森ノ宮ピロティホール
原作:藤子・F・不二雄
脚本・演出:鴻上尚史
作詞・音楽プロデュース:森雪之丞
出演:
のび太:小越勇輝
しずかちゃん:樋口日奈(乃木坂46)
ジャイアン:皇希
スネ夫:陳内将
チッポ:佃井皆美
チッポのパパ:嶋村太一
のび太のママ:澤田育子

ドラえもん(声の出演):水田わさび

小野川晶、杉浦一輝、森田ひかり、木村美月、梅津瑞樹、木村悟、北村海、原田康正、皆川良美、伊藤まりこ、稲葉美優
©Fujiko-Pro

《公式サイト》
http://thirdstage.com/doraemon2017/

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