作家ダニエル・キイスのベストセラー小説を原作としたミュージカル『アルジャーノンに花束を』が3月2日に東京・天王洲 銀河劇場で開幕！
公演の前には主人公チャーリィ・ゴードン役の矢田悠祐さんとアリス・キニアン役の水夏希さんが取材に応じ、意気込みを語りました。

(写真左より)アリス・キニアン役の水夏希さん、チャーリィ・ゴードン役の矢田悠祐さん

本作が初主演となる矢田さんは、やや緊張した表情を浮かべながら「初主演という事を意識しないようにしても、どうしても意識してしまいます。ようやく本日初日を迎えますが、正直どうなるか自分でも想像がつかないですね。全てが終わった時にどういう気持ちが湧いてくるんだろうなっていうのが今の正直な心境です」とコメント。

32歳になっても幼児なみの知能しかないチャーリィ(矢田悠祐)

「頭がよくなりたいです！」と、手術を望むチャーリィに医師たちは……

稽古場での印象的な出来事について聞かれると、「矢田さんが演じるチャーリィは出番も歌もたくさんあって疲れているはずなのに、稽古場ではいつも和やかで笑顔で過ごされていて……。稽古前は『私たち先輩が初主演の矢田さんを盛り立てて頑張らなきゃ！』と思っていましたが、逆に矢田さんに引っ張ってもらっていました。本当に素晴らしい座長だと思います」と、水さんがカンパニーの仲の良さが伝わって来るエピソードを披露。
これを聞いた矢田さんは「水さんには『ちゃんとご飯食べてる？』と声をかけていただいたり、体調や精神面で共演者の方たちには本当に助けていただきました」と照れ笑い。

不安に押しつぶされそうなチャーリィを支えるキニアン先生

また、チャーリィ・ゴードンの役作りについての質問に「物語はすごいスピードで階段を上がっていくようにどんどん進むので、稽古の最初の頃は自分の気持ちがチャーリーの成長や心の動きに追いつかず大変でした。でも(脚本・作詞・演出の)荻田浩一さんから『“子供から老人になるまで”と思ってくれれば分かりやすいと思います』と説明を受け、そこから理解を深めていくことができました。稽古期間を積み重ねて本日ようやく初日を迎えます。自信を持ってこの作品を世に出さなければいけないと思っていますし、とても素敵な作品に仕上がっているので、ぜひ楽しみにしていてください」と矢田さん。
水さんからは「素晴らしいストーリーと、素晴らしい楽曲と、爽やかで可愛くてカッコイイ矢田くんを見に来てください」というアピールで会見は終了しました。

その後、公開されたゲネプロでは、チャーリィの純粋な心が知能の発達に追いつけず戸惑う姿や、アリス・キニアンに対する愛情、忘れていた家族との確執を思い出し苦悩する姿を、矢田さんが文字通り体当たりで表現。さらに耳に残る印象的なメロディーと、矢田さんの歌声に込められた様々な感情が観る者の心を揺さぶり、切ない中にも心温まる人間ドラマを鮮やかに描き出していたのでした。

手術後、就職先のパン屋に復帰したチャーリィは希望に満ちていた

賢くなったチャーリィは、仕事仲間の不正を知ってしまう

アルジャーノンに続き、チャーリィにも変化が

急激に天才となった代償はあまりに大きかった

アルジャーノンに自分自身を重ね、絶望の淵に立たされるチャーリィ

蘇る幼いころの記憶、家族との確執、様々な想いが彼を包み込む

急激な自分の変化に揺れ動いたチャーリィは……

俳優・矢田悠祐の新たな魅力をアピール！

東京公演は、3月12日まで東京・天王洲銀河劇場にて上演。その後、3月16日に兵庫公演が控えています。
公演の詳細は下記Informationから公式サイトをチェックしてください。

☆Information

ミュージカル『アルジャーノンに花束を』
【東京公演】
日程:3月2日〜3月12日
場所:天王洲 銀河劇場
【兵庫公演】
日程:3月16日
場所:兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール
原作:ダニエル・キイス
脚本・作詞・演出:荻田浩一
出演:矢田悠祐、蒼乃夕妃、皆本麻帆、吉田萌美、小林遼介、和田泰右、長澤風海、戸井勝海、水夏希

《公式サイト》
http://www.algernon-musical.com/
《公式Twitter》
@algernonmusical

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