舞台『黒薔薇アリス』特集・杉江大志&柏木佑介の双子インタビュー後編「とりあえず○○に行こう!」

  • 2017-3-5

水城せとなさんによる人気コミック「黒薔薇アリス」が、石黒英雄さん主演で初舞台化! 2017年5月12日~21日に東京・Zeppブルーシアター六本木で上演される舞台『黒薔薇アリス』より、スマボでは今作で初共演にして双子役に挑む杉江大志さん&柏木佑介さんを直撃! 2回連続更新のインタビュー特集、2人が役作りの意気込みを語った後編をお届けいたします。

(写真左から)双子役を演じる杉江大志さん&柏木佑介さんを直撃

(写真左から)双子役を演じる杉江大志さん&柏木佑介さんを直撃

■兄・櫂役 杉江大志さん&弟・玲二役 柏木佑介さん
双子2ショットインタビュー 後編

――今作では男性キャストが演じるキャラクターである、石黒英雄さん演じるディミトリ、秋元龍太朗さん演じるレオ、野嵜豊さん演じる光哉とは、入来茉里さん演じるヒロインのアリスを奪い合う関係になりますが、その中では双子同士の2人もライバルになるんでしょうか。

柏木佑介 アリスをめぐっては、ライバル関係ではあります。

杉江大志 みんながライバルなんですけど、この2人だけはお互いへの兄弟愛もあるという。そこが物語の面白さのひとつになってくるんじゃないかと思います。

――ライバルたちの中で、2人はアリスへどんなアピールを?

杉江 僕が演じる櫂は、お料理作りが得意な子で、アリスのために料理を作ります。

柏木 玲二はスイーツ作りが得意で、お菓子作りをします!

杉江 そこも舞台に出てくるのかな。まだどこまで舞台の内容に触れていいか、わからないんですよね。

双子の兄・櫂(かい)役の杉江大志さん

双子の兄・櫂(かい)役の杉江大志さん


双子の弟・玲二(れいじ)役の柏木佑介さん

双子の弟・玲二(れいじ)役の柏木佑介さん

――今作は“吸血樹”という存在が描かれたファンタジー要素もあり、さらに複数の時代が絡み合う複雑な世界観となっていますが、演じる上で意識していたいことはありますか。

杉江 現代のアリスをめぐってのお話が主軸ではあるんですが、それぞれに背負っている過去の背景が、各キャラクターの見せ場になっていくのかなと思います。アリスへの想いだけじゃなく、過去から繋がる姿もしっかり見せたいです。

柏木 アリスと吸血樹たちは一緒に暮らしているんですが、僕たち2人はその中でも双子という更なる繋がりがあるので、ほかのキャラクターとは違う関係をしっかり演じ分けていけたらと思います。

杉江 双子だけど、アリスを奪い合うライバルでもある。難しい関係だよね。

柏木 アリスをめぐっては、双子でも譲り合うことはないのか。そこも注目してほしいです。

――今日でまだ会うのが2回目というお2人ですが、やりとりを見ていると全然そうは思えない打ち解けぶりですね。もうすでに、“一作は共演を終えました”っていう空気を感じます(笑)。

杉江 それはもう、柏木さんの温かさです!

柏木 実年齢だと、僕の方がちょっとだけお兄さんなので。ほんのちょっとだけ!(笑)

杉江 ちょっとっていうか、3歳差ね。

――まだ出会ったばかりのお2人ですが、これから稽古を通してさらに仲を深めていくことでお互いの演じるキャラクターにも影響が出てくるんじゃないでしょうか。

柏木 絶対あると思います! だから…ケンカしないように仲良くしようね(笑)。

柏木 そうだね。僕も、プライベートの空気で役の関係が変わっていくと思います。

杉江 僕たちの仲が深まっていくことで、双子の絆がより深く描けるはず。逆に、僕たちが遠いままだとこの役はできないんじゃないかなって思います。

柏木 うん、今回はできないね。僕たちの仲が悪かったら、この役は演じられない。だから、とりあえず飲みに行こう!(笑)

双子ながら正反対なキャラクターを演じる2人に注目!

双子ながら正反対なキャラクターを演じる2人に注目!

――ますます仲良しになる2人の双子ぶり、期待しています! それでは最後に、公演を楽しみにしている皆さんへのメッセージをお願いします。

杉江 原作がある作品なので、もちろん原作でのキャラクターの姿が僕たちの演じる役の軸になりますが、舞台の脚本として改めて描かれた姿をしっかりととらえて、舞台『黒薔薇アリス』での櫂の役割を果たしたいと思います。ほかのキャラクターとは違う色合いをもって、作品の幅を広げられるように。柏木くんと力を合わせて、2人でひとつの役を作り上げていく気持ちで頑張りたいと思います!

柏木 僕の演じる玲二は、恋愛に対してはすごく不器用で。そんなところが僕自身もすごく重なって、原作を読んだときに共感できる面でもありました。これからもっと役を深めていって、舞台上での物語をしっかりと演じながら、杉江くんと2人で一緒に“あの双子よかったね”とみなさんの心に残るキャラクターになれるよう、精いっぱい演じたいと思います。ぜひ劇場でお待ちしています!

【公演概要】
舞台『黒薔薇アリス』
日程:2017年5月12日(金)~21日(日)
会場:Zeppブルーシアター六本木
原作:水城せとな(「黒薔薇アリス」小学館刊)
演出:キムラ真  脚本:赤澤ムック 音楽:三枝伸太郎
舞台「黒薔薇アリス」製作委員会(ぴあ/CORNFLAKES)

【キャスト:配役】
石黒英雄:ディミトリ・レヴァンドフスキ
入来茉里:アリス/アニエスカ
秋元龍太朗:レオ
杉江大志:双子の兄 櫂(かい)
柏木佑介:双子の弟 玲二(れいじ)
野嵜豊(劇団番町ボーイズ☆):生島光哉(いくしまこうや)
名塚佳織:鳴沢瞳子(なるさわとうこ)
蜂谷晏海:菊川梓(きくかわあずさ)
藤原亜紀乃:あかね

【ストーリー】
1908年、ウィーン。人気テノール歌手のディミトリは、馬車の事故で九死に一生を得て以来、体にどこか違和感を覚え始めた。
不審がるディミトリの元に、マクシミリアンと名乗る男が現れて「貴方は吸血樹(ヴァンパイア)になった」と告げる。得た力でずっと欲していた手の届かない令嬢、アニエスカを手に入れようとするディミトリだったが、婚約者に純潔を誓うアニエスカは自らの胸をナイフで突き刺してしまう。吸血樹の力によって、絶命の寸前でアニエスカの肉体を朽ちずに残すことが出来たが、それはアニエスカの抜け殻、魂のない人形同然。その抜け殻を大切に守りながら、ディミトリの永い旅が始まる。
時は移って100年後の2008年、東京。高校教師・菊川梓は教え子の好青年生島光哉に言い寄られ、戸惑いながらも彼に傾きつつある心を感じていた。しかし、思春期の男子の迷い言だと言って逃げるようにタクシーに乗り込む梓。理由に納得のいかない光哉は追いかけるように同じタクシーに乗り込むが、その車が事故に遭ってしまう。
病院で意識の戻らない梓の元に、100年前と姿が変わらないままのディミトリが現れた。死神かと訝る梓の意識にディミトリは語り掛ける。「このままでは光哉は助からないだろう」と。その意図を瞬時に理解した梓は、ディミトリの望むまま自分の魂を差し出し、引き換えに光哉の命を助ける。素直になれないまま、本当はずっと心惹かれていた光哉。彼が生きてさえいれば、何も惜しむものはないと…。ディミトリに差し出された梓の魂は、100年ずっと眠り続けていたアニエスカの身体の中へ放たれた……。
アニエスカの身体で覚醒した梓は新たにアリスと名付けられ、ディミトリの洋館“静寂館”に暮らすことになる。その洋館にはディミトリ含め4人の吸血樹が同居しており、アリスは「吸血樹の繁殖」への協力を求められる。吸血樹は、繁殖行為を終えるとその一生を終える。行為そのものが自らの死を意味するのだ。種の繁栄のため、より優れたオスを選んで繁殖してほしい、と。
こうしてアリスは、未来に残すべきより優秀な遺伝子を持つ吸血樹を、じっくり時間をかけて選ぶこととなった。

舞台『黒薔薇アリス』は2017年5月12日~21日まで、Zeppブルーシアター六本木にて上演です。公演チケットは2017年3月4日より一般発売中、ほか詳細はInformationより公式サイトをご確認ください。
ⓒ水城せとな/「黒薔薇アリス」小学館フラワーコミックスα/舞台「黒薔薇アリス」製作委員会

☆Information

舞台『黒薔薇アリス』
日程:2017年5月12日(金)~21日(日)
会場:Zeppブルーシアター六本木
原作:水城せとな(「黒薔薇アリス」小学館刊)
演出:キムラ真  脚本:赤澤ムック 音楽:三枝伸太郎
舞台「黒薔薇アリス」製作委員会(ぴあ/CORNFLAKES)
【チケット料金】
静寂館シート:¥8,500/S席:¥6,500/A席:¥4,500(税込・全席指定)
※静寂館シート…最良席保障+上演台本(非売品)
【チケット取扱い】
一般発売日:2017年3月4日(土)10:00~
チケットぴあ、ローソンチケット、イープラス、Zeppブルーシアターチケット、カンフェティチケットセンター
《公式サイト》
www.cornflakes.jp/kurobara/

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