舞台『黒薔薇アリス』特集・杉江大志&柏木佑介の双子インタビュー前編「怖かったらどうしよう!」

  • 2017-3-4

「失恋ショコラティエ」、「脳内ポイズンベリー」など、次々と話題作を生み出す漫画家・水城せとなさんによる人気コミックが初舞台化! 石黒英雄さん主演にて、舞台『黒薔薇アリス』が2017年5月12日~21日に東京・Zeppブルーシアター六本木で上演されます。

いよいよチケット発売もスタート、舞台『黒薔薇アリス』をピックアップ!

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スマボでは、舞台キャストが集まっての制作発表直後、今作で初共演にして双子役に挑む杉江大志さん&柏木佑介さんを直撃! お互いの印象や公演への意気込みを語ったインタビュー模様を2回連続更新でお届けいたします。

(写真左から)吸血樹(ヴァンパイア)の双子を演じる、柏木佑介さん&杉江大志さんを直撃

(写真左から)吸血樹(ヴァンパイア)の双子を演じる、柏木佑介さん&杉江大志さんを直撃

■兄・櫂役 杉江大志さん&弟・玲二役 柏木佑介さん
双子2ショットインタビュー 前編

――先ほど制作発表を終えたばかりのお2人に、舞台『黒薔薇アリス』についてお伺いしていきたいと思います! まずは今作での役柄を教えてください。

杉江大志 ヒロインのアリスとともに暮らす吸血樹で、双子の兄・櫂(かい)を演じます。

柏木佑介 僕は杉江くん演じる櫂の、双子の弟・玲二(れいじ)役です。

――今作では双子役を演じるお2人ですが、過去の共演やプライベートでの交流は?

杉江 実は今回が“はじめまして”で、先日ビジュアル撮影のときに初めてお会いしたんです。

柏木 まだ会うのは今日で2回目なんですよ。

双子の兄・櫂(かい)役の杉江大志さん

双子の兄・櫂(かい)役の杉江大志さん


双子の弟・玲二(れいじ)役の柏木佑介さん

双子の弟・玲二(れいじ)役の柏木佑介さん

――意外な初共演ですね! お互いに出会う前の想像や、実際に会っての第一印象はどうでしたか?

杉江 僕、柏木くんのことを怖い人だったらどうしようと思っていたんですけど!(笑) 全然そんなことなくて、「良かった~」って。初対面から失礼にもイジらせてもらい、すごく気さくで話しやすい方でした。

柏木 えっ、怖そうに思ってたの!? 僕からは、杉江くんとは共通の友達が何人もいるので「すごくいい子だよ」っていう話はたくさん聞いていて。そのおかげで、僕は杉江くんに対して最初からすごくいい印象があったので、初対面でも「この子となら楽しくできそうだな」って思っていました。

杉江 本当ですか? 良かった、みんな僕の前だとそんなこと言わないのに。いい友達を持っていました(笑)。

柏木 みんな褒めてたよ! だけど実際に会うまでは、杉江くんよりちょっと年上の子たちが「いい子だよ」ってばっかり言うし、写真で見た印象でも目が大きくてきれいな顔をしていたから、“THE 草食系”とか、“僕はあんまり騒いだりしません”みたいな、おとなしくて可愛らしい子なのかと思ってたんですよ!

杉江 おっ? それで、それで?(笑)

柏木 それが実際は、ハキハキしゃべるし言いたいことはしっかり言うタイプの、裏表のないすごくさっぱりとした子で! イメージとは違うタイプの好青年でした。

杉江 アハハ、ありがとうございます!

――その一方で杉江さんは、会うまでは柏木さんを“怖い人かも”と思っていたと…。

杉江 実年齢だと柏木くんの方が年上だし、初共演なのに双子役でしっかり組む役柄というところで、どんな人なのか僕が一方的に不安だったんでしょうね(笑)。怖い人じゃなかったとしても、素直に仲良くなれるかな、って気持ちがどこかにあって…。

柏木 性格とかじゃなくて、空気が合う、合わないの相性ってあるもんね。

杉江 イチから関係を築いていくことに緊張していたんですけど、ビジュアル撮影で柏木くんに会った瞬間、溢れ出る優しい雰囲気にまずホッとしました。たぶん、僕が一番ラクな気持ちでいられるタイプの年上の人なんですよ(笑)。

柏木 アハハ! なにそれ(笑)。

杉江 もうすでに、遠慮なく踏み込めるというか。ものすごく親しみやすいです。優しくて、じゃれて行ってもと受け止めてくれる安心感があります。

柏木 そんなに褒められると喉が渇くなぁ~! 照れるよ(笑)。

――この初対面から始まったお2人が、今作では双子役に。実際は年齢も、見た目の印象も違うお2人だと思うんですが、双子役と聞いて最初はどう思いましたか?

杉江 正直言うと、見た目が結構違うので“どうするんだろう?って思いました。

柏木 僕は6つ子の役をやったことがあるので、双子役への引っ掛かりはなかったです。見た目だけではなく、芝居の中にも違う性格でもにじみ出る双子らしさや、2人だけの繋がりを見せられるかな、と。

杉江 あまり見た目の印象にこだわらず、ふとした時にシンクロする部分だったり、そういうところを稽古でこれから磨いていきたいです。

柏木 それに双子だけど性格は正反対の2人だから、共通する部分だけじゃなくて全く違う部分も持った別々の存在として、より深めていきやすいんじゃないかと思います。

杉江 きっと双子である部分と違う部分、どちらもあることで、それぞれの役の幅が出しやすいよね。

――櫂と玲二、お2人が演じられる役はどんなキャラクターなんでしょうか。

杉江 僕が演じる櫂は、この2人ではどちらかと言うと無口でクールなイメージ。と言っても結構しゃべるんですけど、比較すると静かな雰囲気です。

柏木 櫂は双子の兄でもあるし、どちらかと言うと大人っぽいよね。

杉江 そうかも。あと、櫂は感情を表に出さないタイプです。

柏木 そして僕が演じる弟の玲二は、その反対で感情を言葉に出すタイプ。だけど面白いことに、吸血樹として生きている現在と、人間として生きていた頃とは2人の性格が逆になっているんです。なぜ性格が変わったのか、そこも原作ではひとつの鍵として楽しめるポイントになっていると思いました。

――今回の舞台でも、その2人の過去での違った姿も観られるんでしょうか?

杉江&柏木 (顔を見合わせて)どうでしょう!?

柏木 それはぜひ、舞台が開幕してのお楽しみに! まだ僕たちも分からないんです(笑)。

――そして双子なので同い年ではありますが、兄らしさ、弟らしさもそれぞれのキャラクターにはあるんでしょうか。

柏木 どうでしょう、それは僕たちの演じ方次第かも。だけど、櫂はお兄ちゃんらしいところあるよね?

杉江 あの場面かな!? まだ何のことか皆さん分からないと思うんですけど、櫂が玲二に対して抱えていることも、見どころとして楽しみにしていただけたら。色んな愛が描かれるこの作品で、僕たちの兄弟愛もこの作品が描く愛のひとつに含まれると思います。

――ちなみにお2人には、実際にご兄弟はいらっしゃいますか?

杉江 僕はお兄ちゃんがいます。お兄ちゃん、お姉ちゃん、僕の末っ子。

柏木 僕も兄が1人います。

――実際の家族内では、2人とも弟なんですね!

柏木 杉江お兄ちゃんには、何かごちそうしてもらおうかしら?(笑)

杉江 えー!(笑) 作品の中では、兄弟というよりニコイチの双子っていう距離感にしたいなと思っているので、あんまりお兄ちゃんぶらずに対等な気持ちでいたいと思います。

……インタビュー前編はここまで。明日3月5日更新のインタビュー後編へと続きます。

【公演概要】
舞台『黒薔薇アリス』
日程:2017年5月12日(金)~21日(日)
会場:Zeppブルーシアター六本木
原作:水城せとな(「黒薔薇アリス」小学館刊)
演出:キムラ真  脚本:赤澤ムック 音楽:三枝伸太郎
舞台「黒薔薇アリス」製作委員会(ぴあ/CORNFLAKES)

【キャスト:配役】
石黒英雄:ディミトリ・レヴァンドフスキ
入来茉里:アリス/アニエスカ
秋元龍太朗:レオ
杉江大志:双子の兄 櫂(かい)
柏木佑介:双子の弟 玲二(れいじ)
野嵜豊(劇団番町ボーイズ☆):生島光哉(いくしまこうや)
名塚佳織:鳴沢瞳子(なるさわとうこ)
蜂谷晏海:菊川梓(きくかわあずさ)
藤原亜紀乃:あかね

【ストーリー】
1908年、ウィーン。人気テノール歌手のディミトリは、馬車の事故で九死に一生を得て以来、体にどこか違和感を覚え始めた。
不審がるディミトリの元に、マクシミリアンと名乗る男が現れて「貴方は吸血樹(ヴァンパイア)になった」と告げる。得た力でずっと欲していた手の届かない令嬢、アニエスカを手に入れようとするディミトリだったが、婚約者に純潔を誓うアニエスカは自らの胸をナイフで突き刺してしまう。吸血樹の力によって、絶命の寸前でアニエスカの肉体を朽ちずに残すことが出来たが、それはアニエスカの抜け殻、魂のない人形同然。その抜け殻を大切に守りながら、ディミトリの永い旅が始まる。
時は移って100年後の2008年、東京。高校教師・菊川梓は教え子の好青年生島光哉に言い寄られ、戸惑いながらも彼に傾きつつある心を感じていた。しかし、思春期の男子の迷い言だと言って逃げるようにタクシーに乗り込む梓。理由に納得のいかない光哉は追いかけるように同じタクシーに乗り込むが、その車が事故に遭ってしまう。
病院で意識の戻らない梓の元に、100年前と姿が変わらないままのディミトリが現れた。死神かと訝る梓の意識にディミトリは語り掛ける。「このままでは光哉は助からないだろう」と。その意図を瞬時に理解した梓は、ディミトリの望むまま自分の魂を差し出し、引き換えに光哉の命を助ける。素直になれないまま、本当はずっと心惹かれていた光哉。彼が生きてさえいれば、何も惜しむものはないと…。ディミトリに差し出された梓の魂は、100年ずっと眠り続けていたアニエスカの身体の中へ放たれた……。
アニエスカの身体で覚醒した梓は新たにアリスと名付けられ、ディミトリの洋館“静寂館”に暮らすことになる。その洋館にはディミトリ含め4人の吸血樹が同居しており、アリスは「吸血樹の繁殖」への協力を求められる。吸血樹は、繁殖行為を終えるとその一生を終える。行為そのものが自らの死を意味するのだ。種の繁栄のため、より優れたオスを選んで繁殖してほしい、と。
こうしてアリスは、未来に残すべきより優秀な遺伝子を持つ吸血樹を、じっくり時間をかけて選ぶこととなった。

舞台『黒薔薇アリス』は2017年5月12日~21日まで、Zeppブルーシアター六本木にて上演です。公演チケットは2017年3月4日より一般発売がスタート、ほか詳細はInformationより公式サイトをご確認ください。インタビュー後編の更新もお楽しみに!

ⓒ水城せとな/「黒薔薇アリス」小学館フラワーコミックスα/舞台「黒薔薇アリス」製作委員会

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☆Information

舞台『黒薔薇アリス』
日程:2017年5月12日(金)~21日(日)
会場:Zeppブルーシアター六本木
原作:水城せとな(「黒薔薇アリス」小学館刊)
演出:キムラ真  脚本:赤澤ムック 音楽:三枝伸太郎
舞台「黒薔薇アリス」製作委員会(ぴあ/CORNFLAKES)
【チケット料金】
静寂館シート:¥8,500/S席:¥6,500/A席:¥4,500(税込・全席指定)
※静寂館シート…最良席保障+上演台本(非売品)
【チケット取扱い】
一般発売日:2017年3月4日(土)10:00~
チケットぴあ、ローソンチケット、イープラス、Zeppブルーシアターチケット、カンフェティチケットセンター
《公式サイト》
www.cornflakes.jp/kurobara/

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