- 2017-2-2
1986年の結成以来、“歌”“ダンス”“笑いと感動のストーリー”など、あらゆる要素がギュっと詰まったスーパーエンターテインメントショウを全国で繰り広げ、のべ10万人以上の観客を動員したエンターテインメント集団・THE CONVOY。
結成30周年を迎えた2016年、プロ・アマ問わず広く門戸を開き、新キャストオーディションを開催しました!
500名を超える応募者の中から、ミュージカル「ミス・サイゴン」に現在出演中の荒田至法(あらた・しほう)さん。
ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」夜久衛輔役、舞台「Club SLAZY」グラフ役のほか、多くの作品で振付を担当する後藤健流(ごとう・たける)さん。
地球ゴージャスVol.14「The Love Bugs」、ミュージカル「コンチェルト」主演・つよし役での熱演も記憶に新しい佐久間雄生(さくま・ゆうせい)さん。
ミュージカル「テニスの王子様」3rdシーズン 青学(せいがく)・菊丸英二役、Live Performance Stage「チア男子」主演・坂東晴希役の本田礼生(ほんだ・れお)さんが選ばれました。
2017年2月のTHE CONVOY SHOW vol.32『asiapan(アジァパン)』がTHE CONVOY SHOW に出演する初めてのステージとなる彼らに、オーディション時のエピソードやビジュアル撮影の裏話、公演に向けての意気込みなど、3回に渡ってたっぷり語っていただきました。
そのPart①は――
【約7時間のオーディションで、全てをさらけ出しました】
――皆さん、オーディションで選ばれたメンバーとのことですが、まずはオーディションを受けるきっかけは?
荒田 僕はお世話になっている歌の先生に「こういうオーディションがあるけど、受けてみたら?」と勧められて知りました。最初「え? THE CONVOYが出演者募集ってどういうこと?」って混乱していたんですけど、冷静になって「このチャンスを逃したくない!」と思い、オーディションに参加する決意を固めました。
本田 僕は事務所から「THE CONVOY SHOWのオーディションを受けてみない?」と言われて「結果に関係なく、いい経験になればいいな」という軽い気持ちで参加することにしました。
佐久間 僕は知り合いのプロデューサーから「受けてみないか?」と声をかけていただいて知りました。皆さんと同様に「チャンスがあるのなら……」という気持ちでしたね。
後藤 俺は、ツイッターで今回のオーディション情報を見つけたんですよ。しかもその時、たまたまTHE CONVOYの石坂勇(SAM)さんと舞台で共演していて、一緒の楽屋にいたんです。
本田 そんな偶然あるんだ!!
後藤 「SAMさん、THE CONVOYのオーディションやるんですか? 俺、出します!」って言って、すぐにマネージャーに連絡して「このオーディションを受けたいから、急いで資料を送ってください!」ってお願いしました。
――新メンバーに合格した時は、どんな心境だったのでしょうか?
後藤 まずネットでニュースになったことにビックリしましたね。俺の中では「憧れのTHE CONVOYと共演できる」ぐらいの感覚だったんですけど、ネットのニュースを見て、「そうか、俺CONVOYに出るんだ!」って、やっと実感が湧いて来て……。
――え? 遅すぎ!
(一同、爆笑!)
後藤 その後、両親や友達から「CONVOYに入ったんだ!」みたいな連絡が来て「そ、そ、そうです」って(笑)。周囲の反響の大きさで、事の重大さを改めて実感しました。
――ちなみに、4人の中でTHE CONVOY SHOWを実際に観たことのある方はいますか?
荒田・後藤・本田 僕らは映像でしか見たことがないんです。
佐久間 僕は作年の春に上演された『1960』を拝見させていただきました。いや~、こんなにカッコイイ“おじさん”たちがいるんだって感動しました。
――おじさんって! まぁ、皆さんの親御さんの年代の方々ですけどね(苦笑)。
佐久間 ほぼステージに出っぱなし、踊りっぱなし、芝居もして、歌って……なんてタフなんだろうって思いました。
――話は変わりますが、オーディションではどのような課題をしたのでしょうか?
後藤 いろんなことをやらせていただきました。だってオーディションの時間が7時間くらいあったんですよ。
――そんな長時間?
後藤 はい。ダンス、歌、芝居、そしてコント。
本田 歌もソロで歌うだけでなく、グループを組んで即興で歌ったりしました。「4人のうち、2人がメロディーを歌ったら、あとの2人はフリーでハモって」みたいな感じで、フェイクを入れて遊んでみたり。
佐久間 ダンスは基礎から応用まで、様々なジャンルの踊りをやりました。なんだか途中でレッスンを受けているような気持になりましたね。
荒田 普通のオーディションは、「この振りをやります」って言われて、数人ずつ踊って「はい、終わり」みたいなのが多いんですけど、今回は基礎をやった後に即興で振りを覚えて数人で踊って、その後に「じゃあ関係性を作って、お互いを感じながら踊ってみて」とか……。
――もちろん初対面の人とですよね?
荒田 そうです。その日に初めて会って、ほんの数分前に「あ、どうも」って挨拶した人と、即興のかけあいをして。もう頭フル回転でした!
――それは緊張しますね。
後藤 もちろん最初は緊張してましたけど、スタッフさんに「オーディションじゃなく、ワークショップだと思ってやってみて」と言われてからは、だんだん緊張もほぐれていきましたね。
佐久間 そうだね。いい雰囲気を作っていただいたのと、動いているうちに自然とリラックスできて、楽しみながら自分をアピールすることが出来たと思います。
――オーディションの参加者は、何人くらいいたのでしょうか?
本田 僕の参加した回は20人~30人ぐらいでしたね。全体でどのくらいいたのかは分からないです。
後藤 最初の書類審査の段階で、応募総数が約500名って聞いてるよ。
佐久間 え? そんなおったん(ビックリ)?
――皆さん、オーディションに参加したすべての人の想いを背負っていますからね。どんなパフォーマンスを見せてくれるのか、期待しています!
~Part②に続く~
THE CONVOY SHOW vol.32『asiapan(アジァパン)』は、2月25日・赤坂ACT シアターを皮切りに全国5か所で上演されます。
常にエンターテインメント界の第一線を走り続けてきた6人の男たちと、彼らに魅了された4人の新キャストが、果たしてどのような“化学反応”を起こすのか……。
新生THE CONVOY SHOWに期待が高まります!
(取材・文/近藤明子)
☆Information
THE CONVOY SHOW vol.32『asiapan(アジァパン)』
【東京公演】
日程:2月25日~3月1日
場所:TBS 赤坂ACT シアター
【札幌公演】
日程:3月5日
場所:札幌市教育文化会館 大ホール
【愛知公演】
日程:3月8日~3月9日
場所:東海市芸術劇場
【大阪公演】
日程:3月11日~3月12日
場所:森ノ宮ピロティホール
【福岡公演】
日程:3月14日
場所:ももちパレス
作・構成・演出:今村ねずみ
出演:瀬下尚人 石坂 勇 舘形比呂一 黒須洋壬 トクナガクニハル / 荒田至法 後藤健流 佐久間雄生 本田礼生 / 今村ねずみ
《公式サイト》
http://www.theconvoyshow.com/
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