2016-12-13

中国で製作され、国際的な映画祭で高い評価を受けた映画『Yè-夜-』が、北村諒さん、松村龍之介さんら注目の若手俳優を迎えて世界で初めて舞台化されることが決定しました。2017年4月5日～4月9日、東京芸術劇場シアターウエストにて上演されます。

「誰かと関わるため…――僕は、僕の《夜》を売る」

原作は、2014年に周豪（Zhou Hao）監督が大学在学中に撮影し、香港国際映画祭のFILMMART(International Film and Market)でも上映され、同年日本では、なら国際映画祭で最高賞であるゴールデンSHIKA賞を受賞。本国中国でも中国独立映画祭2014年度新人賞を受賞。そのほか2015年ジュネーブ国際独立映画祭批評家賞受賞と、高い評価を受けている作品です。

現実と非現実の境目にあるような中国の地方都市が舞台。

映画の舞台は現代中国の地方都市。登場するのは「売春」という方法で日々の糧を得ながら、他者とのつながりをどこかで強く求めて生きる若者たち。その姿を、若手監督ならではの感性でときにスタイリッシュに、時に生々しく描いた、パワフルかつエッジの効いた作品となっています。

本作を、『自分を否定し、誰ともつながれない三人（つながりに気づいてない三人）が、それでもつながりを求めて生きようとする中で自分を見つめ直していく』をテーマに舞台化。

野良犬、野良猫の鳴き声や道を歩く人の喧騒、日本では利用されないオレンジ色の街燈や眩しすぎる白い蛍光灯など「夜」だけを切り取った世界観、さらに15歳未満入場不可というセクシュアルなシーンなど、舞台のすべてが観客を“未知”の世界へと誘います。

主人公であるナルシストな男娼・水仙（スイシェン）として主演を務めるのは、舞台「刀剣乱舞」、「青の祓魔師京都紅蓮篇」などの2.5次元舞台に出演しながらもTwitterのフォロワー数が14万人を超えるなど、舞台俳優ファン以外からも熱烈な指示を受けている注目の若手俳優・北村諒さん。

ナルシストな男娼役という新境地に挑む北村諒さん

さらに、舞台「戦国 BASARA」シリーズで主演を務め、今年は舞台「黒子のバスケ」THE ENCOUNTER、そのほか主演舞台が続き、ますます注目を集める松村龍之介さんが、ゲイの自分に後ろめたさを感じながら水仙と「夜」の深い世界に溺れていく青年・夜来香（イエライシャン）を演じます。

ゲイである自分に苦悩する美青年に松村龍之介さん

また、舞台を中心に活躍しつつ、特に今年は話題作「仮面ライダーアマゾンズ」で注目を集める谷口賢志さんが脇を固めます。

夜の世界で独特の存在感を放つ実力派俳優谷口賢志さん

脚本・演出には空想組曲の主宰であり、脚本家・演出家、ゲームシナリオライターとしても幅広く活躍、コンセプチュアルな舞台美術を活かした空間演出を行う、独自の作風で高い評価を受けるほさかようさん。“売春”というモラルに反する生活を描きながら、どこか淡々とした日常的な光景に感じさせ、物語は紆余曲折の果てに意外なエンディングへと向かいます。

誰もが目を奪われる「夜」の世界が2017年4月、池袋に出現します！

■公演概要
期間：2017年4月5日（水）～4月9日（日）
劇場：東京芸術劇場シアターウエスト（〒171-0021 東京都豊島区西池袋1-8-1）
原作：周豪（Zhou Hao）映画「夜」（2014年制作：中国）
脚本・演出：ほさかよう（空想組曲）
出演：水仙（スイシェン）北村諒、夜来香（イエライシャン）松村龍之介、刺（ツィー）谷口賢志ほか
※15歳未満入場不可：映画のR-15と同程度のセクシュアルな表現があるため、15歳未満の入場をお断りします。

プレミアムチケットの抽選受付期間は、2017年2月4日(土)10:00～10日(金)23:59です。チケット情報など、公演の詳細は下記informationより公式サイトをご確認ください。

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☆Information

『Yè-夜-』
期間：2017年4月5日（水）18時～4月9日（日）
劇場：東京芸術劇場シアターウエスト
チケット：全席指定、税込、15歳未満不可
プレミアムチケット￥9,800円（前方良席／DVD付属パンフレット付）
前売券￥7,800円
当日券￥8,300円
学生券￥3,900円（座席数限定）
≪公式サイト≫
http://www.zuu24.com