橋本祥平「毛利さんには今回の作品で恩返しがしたいです」舞台『アマテラス』SPインタビュー③

  • 2016-12-11

来年で結成20周年を迎える劇団少年社中の第33回本公演『アマテラス』が、2017年2月3日より東京・新宿の紀伊國屋ホールにて開幕します。

舞台「アマテラス」メインビジュアル

舞台「アマテラス」メインビジュアル

少年社中は、「ミュージカル黒執事」「ミュージカル薄桜鬼」など2.5次元ミュージカルの人気シリーズを多く手がける毛利亘宏さんが主宰を務め、これまで 「ネバーランド」「機械城奇譚」「モマの火星探検記」など様々なファンタジー作品を送り出している人気劇団。
今作のモチーフは「日本神話」で、高度にコンピューターが発達した時代、自堕落に暮らしていたとある青年が、ひょんなきっかけから『日本神話』の世界にタイムスリップ。神々の世界を救うため、青年は『ヤマトタケル』を名乗り、お供のウサギ・タヌキ・スズメ・カメと共に、光の神々の頂点にいる存在『アマテラス』を救う旅に出る物語。
スマートボーイズでは、今作にゲスト出演する中村優一さん、高崎翔太さん、橋本祥平さんの3人に直撃インタビュー!

PART③では、弱虫の亀太郎役の橋本祥平さんが登場。毛利さんから言われて心に残った言葉や、「ミュージカル薄桜鬼」でも共演している井俣太良さんとのエピソードなどを語ってくれました。

弱虫の亀太郎役の橋本祥平さん

弱虫の亀太郎役の橋本祥平さん

――まずは『アマテラス』の出演オファーが来た時の感想をお聞かせ願います。

橋本 以前から少年社中さんの舞台に出演したくて、毛利さんにも頻繁に「出させてくださいよ~!」とお願いしていたんですが、本当に呼んでいただけるとは思っていなくて、マネージャーさんから連絡が来た時に、「よっしゃー!!」ってガッツポーズしました(笑)。最近は原作物の舞台に出演することが多かったんですが、こういうストレートプレイの舞台も大好きなので、今から本番が楽しみです。

――毛利さんへのメッセージはいつ頃からおっしゃっていたんですか?

橋本 初めて毛利さんとご一緒させていただいた「ミュージカル薄桜鬼 藤堂平助篇」の頃からなので、2015年の初め頃からです。草の根運動ですね(笑)。地道な努力が実を結びました。

――先程、高崎翔太さんにお話を伺ったんですが、「共演中は『一緒に飲みましょう!』って言ってくるのに、終わったとたん全く連絡が来なくて、薄情だ!」っておっしゃっていましたよ。

橋本 (笑)。さっき会ったら「お前、全然連絡よこさないじゃないか!」って言われて。連絡するときはちゃんと連絡するんですけど。

――そしたら、今回の『アマテラス』では、高崎さんと頻繁に飲まないといけませんね。

橋本 たぶん毎日稽古終わりに飲みに行ったり、食事に行ったりすると思います。明日から誘いたいと思います(笑)。

――(笑)。中村優一さんとは初共演になりますが、プライベートではお会いされていますか。

橋本 プライベートでもないですが、先ほど初めてご挨拶しました。今回ご一緒できて嬉しいです。僕、人見知りなので、今回を機に仲良くなりたいです。

――今回念願の少年社中の舞台に出演されますが、今まで本公演をご覧になったことはありますか?

橋本 まだ劇場では観劇出来ていないんですが、これからいろいろ映像や資料を見て、勉強していきたいです。

少年社中主宰の毛利亘宏さんを「大切な恩人」と慕っていました

少年社中主宰の毛利亘宏さんを「大切な恩人」と慕っていました

――橋本さんにとって、毛利さんとはどういう存在ですか?

橋本 2012年の「ミュージカル薄桜鬼 斎藤一篇」で、お手伝いとして参加させていただいたんですが、「頑張って!」「大変だよ、この世界!」と声を掛けていただいた毛利さんと、こうやって数年後、少年社中さんの舞台でご一緒できて、嬉しく思っています。大切な恩人です。

――毛利さんに言われたことで、一番印象に残っている言葉はありますか。

橋本 印象に残ったというより、嬉しかった言葉になりますが、「薄桜鬼」の現場で、「今、お前が斎藤一だから、自由にやりな!」って言われた時は、肩の荷が下りて、その言葉に救われました。本当に毛利さんには助けていただいているので、『アマテラス』では何かで恩返しができたらいいですね。

――今作で、少年社中の劇団員12名が初めて全員出演されるんですよね。

橋本 嬉しいなぁ……。本当に素敵な先輩方なので、盗めるものはどんどん盗んでいきたいです。

――井俣太良さんとは「薄桜鬼」で共演されていますが、橋本さんから見た井俣さんとはどういう俳優さんですか?

橋本 太良さんは、子供っぽところがあって、いい意味で接しやすい先輩です。逆に僕がしっかりしないといけないくらい(笑)。

――年齢的には、18歳も離れているのにそんなに子供っぽいんですか(笑)。

橋本 でも、それは「薄桜鬼」の中での太良さんで、少年社中の中での太良さんは、まだどんな感じかわからないので、稽古が今から楽しみです。あまり変わっていないことを願っています(笑)。

――今回の役が、ヤマトタケルと共にアマテラスを救う旅に出る「弱虫の亀太郎」。勇気のない亀という設定で、橋本さんが弱虫キャラを演じるというのは珍しいかとおもいますが。

橋本 そうですね。今まで演じたことのない役どころです。

――それこそ、先日まで出演されていたハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」の西谷夕とは正反対のキャラクターですね(笑)。

橋本 ホント、真逆です(笑)。また引き出しが増えるんじゃないかと思うので楽しみです。

――それと「絶対に開けてはいけない箱を持っている」と資料に書いてありますが、これって“あの昔話”のことかな? と。

橋本 (インタビュー時点では)まだ台本をもらっていませんが、きっと“あの昔話”でしょうね(笑)。さっき毛利さんから「亀太郎、オイシイよ」と聞かされたので、早く台本を読んでみたいです。もしかしたら役作りに詰まるかもしれないので、そこは先輩たちに相談出来たらなと思っています。

――弱虫の役ということですが、子供の頃は弱虫でしたか?

橋本 弱虫というより泣き虫だった気がします。一歳年上の姉とよくケンカして、その度に負けては泣いていたので、その頃の気持ちを思い出そうかと思います(笑)。

――キャラビジュアルも見させていただきましたが、弱虫には見えないような素敵な衣装で、主人公かと思うわせるようなデザインです。

橋本 頭に亀の甲羅を付けたり、初めて髪を結わいたりしましたが、めちゃめちゃカッコよくて、楽しく撮影することができました。

先日公開された「弱虫の亀太郎」イメージビジュアル

先日公開された「弱虫の亀太郎」イメージビジュアル

――それでは、最後にファンの方々へメッセージをお願いします。

橋本 念願の少年社中さんに出演させていただき、楽しみなことだらけです。僕にとって、新年一発目の作品がストレート芝居ということで、また違った一年になるんじゃないかなと思います。僕はお芝居が大好きなので、観てくださる皆様にもそういう部分が伝わるように、一生懸命お芝居したいと思います。ぜひよろしくお願いします。

舞台『アマテラス』2月13日まで上演。現在一般チケットは好評発売中です。詳細はInformationから公式サイトをチェックしてください。

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☆Information

少年社中 第33回公演『アマテラス』
日程:2017年2月3日~2月13日
会場:紀伊國屋ホール
脚本・演出:毛利亘宏
出演 井俣太良・大竹えり・岩田有民・堀池直毅・加藤良子・廿浦裕介・長谷川太郎・杉山未央・山川ありそ・内山智絵・竹内尚文・川本裕之
中村優一・三上俊・高崎翔太・田上真里奈・橋本祥平・ザンヨウコ・高木俊・ラブオ
≪チケット(全席指定)≫
前売:5,500円
U-19:2,000円(19歳以下枚数限定/劇団販売のみ)
※当日:6,000円(開演1時間前より受付にて販売)
≪公式サイト≫
http://www.shachu.com/amt/

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