中村優一「毛利さんや井俣さんには、今でもちょっと緊張します」舞台『アマテラス』SPインタビュー①

  • 2016-12-9

来年で結成20周年を迎える劇団少年社中の第33回本公演『アマテラス』が2017年2月3日より東京・新宿の紀伊國屋ホールにて開幕します。

舞台「アマテラス」メインビジュアル

舞台「アマテラス」メインビジュアル

少年社中は、「ミュージカル黒執事」「ミュージカル薄桜鬼」など2.5次元ミュージカルの人気シリーズを多く手がける毛利亘宏さんが主宰を務め、これまで 「ネバーランド」「機械城奇譚」「モマの火星探検記」など様々なファンタジー作品を送り出している人気劇団。
今作のモチーフは「日本神話」で、高度にコンピューターが発達した時代、自堕落に暮らしていたとある青年が、ひょんなきっかけから『日本神話』の世界にタイムスリップ。神々の世界を救うため、青年は『ヤマトタケル』を名乗り、お供のウサギ・タヌキ・スズメ・カメと共に、光の神々の頂点にいる存在『アマテラス』を救う旅に出る物語。

スマートボーイズでは、今作にゲスト出演する中村優一さん、高崎翔太さん、橋本祥平さんの3人に直撃インタビュー!

PART①では、因幡の白ウサギ役の中村優一さんが登場。大の少年社中ファンという中村さんに、出演が決まった時のエピソードや本作への意気込みなどを語ってもらいました。

因幡の白ウサギ役の中村優一さん

因幡の白ウサギ役の中村優一さん

――まずは『アマテラス』の出演オファーが来た時の感想をお聞かせ願います。

中村 とにかく幸せだなぁって。少年社中さんの舞台が大好きで、最初にマネージャーさんから話をいただいた時に、「出たい!!」とその場で言いました(笑)。

――中村さんと少年社中さんとの関係でいうと、映画「仮面ライダー3号」で井俣太良(いまたたいら/少年社中の旗揚げメンバー。「仮面ライダードライブ」の追田現八郎役)さんと共演されて、その後の「仮面ライダー4号」では、毛利さんが脚本を担当しています。ブログを拝見すると、この2作品がきっかけで、少年社中の公演をほぼ欠かさず観劇されているということですが、いつ頃からご覧になられていますか?

中村 「リチャード三世」からなので、2年前ですかね。そこからほぼ毎回観劇しています。

――ご覧になった公演で、一番印象に残った作品はありますか?

中村 どれも素晴らしい公演で、順位はつけられませんね。毛利さんの演出・脚本、劇団員さんの演技も素晴らしくて、いつも圧倒されています。

――中村さんにとって少年社中の“魅力”とは、どういったものですか?

中村 全然予想もつかないことが起こって、一度頭が混乱するんですが、そこが楽しくて。だから終演後に大きな拍手が贈られるんだなって思いますね。ただ単に終わったから拍手するのではなくて、本当に素晴らしかったという拍手をお客さんがされているので、先日の公演なんて、劇団員でもないのに、その拍手で泣きそうになりました(笑)。

――普通に少年社中の一ファンですね。

中村 はい、ただのファンです。だから毛利さんや井俣さんとお会いすると、今でもちょっと緊張するんです(笑)。

――(笑)

中村 さっき、毛利さんと井俣さんと3人でのインタビューがあったんですが、本当にドキドキしていて、何を話せばいいかわからない状態でした。井俣さんの場合、「仮面ライダー3号」の時は普通にしゃべっていましたが、少年社中さんの舞台を見てから、緊張するようになりました(笑)。

――普通は逆ですよね(笑)。

中村 映画の時は、ロケバスの移動が2時間半ぐらいかかっていましたが、その間ずっと井俣さんが話してくださって、すごく楽しかったという印象しかありませんでした。

自ら大ファンと公言する少年社中の公演に初出演!

自ら大ファンと公言する少年社中の公演に初出演!

――そんな井俣さんを含めた劇団員の方々と一緒に芝居をするとなると、稽古が始まったら、もっと緊張しちゃうのかなと?

中村 きっと、ドキドキすると思いますね。

――プライベートでは毛利さんや井俣さんと何度も会ったりはしていないんですか?

中村 リチャード三世を観劇した後に、毛利さんと井俣さんと食事に行ったことはありますが、あとは本公演を観劇した後に楽屋挨拶するくらいですね。ただ、今年5月に「詭弁・走れメロス」という舞台に出演していた際に、毛利さんが見に来てくださって。自分の演技を見ていただけているので、稽古に入りやすいとは思います。

――毛利さんがご覧になっていることは事前に知っていたんですか?

中村 ハイ。知っていたと思います。

――その時は、いつも以上に緊張されていましたか?

中村 もちろん緊張しますよ(笑)。自分で余裕がある時に、ちょっと客席を見回して、毛利さんを探していました(笑)。

――そんな接点があって、今回少年社中さんの作品に出演するということで、中村さんの役者人生の中でも重要な作品になると思いますが。

中村 そうだと思います。毛利さんや劇団の皆さんといった本当に素晴らしい方々と交えるということで、少しでも皆さんに追いつかなきゃという部分が絶対に出てくると思いますし、どうにか皆さんについていけるように頑張りたいですね。

――まだ稽古前ですが、現時点で「期待」と「不安」、比率的にはどちらのほうが大きいですか?

中村 そうですね。ドキドキはしますが、不安のことを考えてもしょうがないので、楽しみの方が圧倒的に大きいです。この舞台を終えた時に自分が成長していたいと思っているので、どんどん皆さんにしごいてもらって、公演が終わった後の自分が見たいというのもありますね。

――なるほど。

中村 活動再開してから、今年は多くの舞台に出させていただいて、一歩ずつ階段を上っている感覚はありますし、自信を少しずつ持てるようになって、今回大好きな劇団に出られるということは幸せですし。劇団員さんと比べたらまだまだのレベルだと思っているので、いろんなことを吸収したいです。

――少年社中的にも、今回初めて劇団員が全員揃うという重要な公演になるかなと思います。

中村 毛利さんが「少年社中20周年に向けての重要な公演だから」とおっしゃっていました。

――毛利さんも中村さんにプレッシャーをかけていますね(笑)。さて、今回の公演で井俣さん以外に共演された方はいらっしゃいますか?

中村 シュンリー(高木俊)さんとは、「詭弁・走れメロス」で共演しました。

――出演が決まった時に高木さんと連絡を取り合ったりしましたか?

中村 それが全然知らなくて……。ビジュアル撮影の時に、スタジオの近くでバッタリ会って、僕が「何しているんですか、ここで?」って問いかけたら、「一緒に出るんだよ!」って言われて、そこで初めて共演することを知りました(笑)。一度共演させていただいた経験があるので、とても心強いですね。

――先日情報解禁になったビジュアルですが、ものすごくカッコいいと思ったんですが、中村さん的にはいかがでしたか。

中村 今回「因幡の白ウサギ」役ということで、撮影の際に「耳を付ける」と言われて、てっきり皆さんが想像するカチューシャ的なものを付けるのか想像していましたが、ホントに立派な耳で、しかもカッコよくて、テンション上がりました。

先日公開された「因幡の白ウサギ」イメージビジュアル

先日公開された「因幡の白ウサギ」イメージビジュアル

――ビジュアルもさることながら、役の設定も面白そうですね。

中村 神々の世界に迷い込んだ青年がヤマトタケルと名乗って、ウサギ・タヌキ・スズメ・カメと共にアマテラスを救う旅に出るお話ですが、お供に出る面々は本来役に立つはずなのに、悪徳三昧を繰り返すタヌキや、すぐに罠にハマるスズメや勇気のないカメといったように、全然役に立たなそうな設定です。(インタビュー時では)まだ台本をもらっていないので、ウサギがどういうキャラになるのかまだわかりませんが、今から楽しみです。

――最後にファンの方々へメッセージをお願いします。

中村 大好きな少年社中さんの舞台に出させていただけるということで、全力で頑張りますし、絶対楽しんでいただける内容になりますので、ぜひ見に来てください!!

※SPインタビューPART②では、高崎翔太さんが登場します。お楽しみに!

舞台『アマテラス』2月13日まで上演。現在一般チケットは好評発売中です。詳細はInformationから公式サイトをチェックしてください。

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☆Information

少年社中 第33回公演『アマテラス』
日程:2017年2月3日~2月13日
会場:紀伊國屋ホール
脚本・演出:毛利亘宏
出演 井俣太良・大竹えり・岩田有民・堀池直毅・加藤良子・廿浦裕介・長谷川太郎・杉山未央・山川ありそ・内山智絵・竹内尚文・川本裕之
中村優一・三上俊・高崎翔太・田上真里奈・橋本祥平・ザンヨウコ・高木俊・ラブオ
≪チケット(全席指定)≫
前売:5,500円
U-19:2,000円(19歳以下枚数限定/劇団販売のみ)
※当日:6,000円(開演1時間前より受付にて販売)
≪公式サイト≫
http://www.shachu.com/amt/

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