志尊淳の初のストレートプレイで主演舞台!共演者オーディションから栗原類が抜擢!

  • 2016-12-6

芸術監督白井晃演出による舞台『春のめざめ』。主演の志尊淳さんが、初主演にしてストレートプレイに挑みます! そして共演者として、大野いとさん、栗原類さんらが出演することが発表されました。

主演の志尊淳さんと、共演の大野いとさん、栗原類さん

主演の志尊淳さんと、共演の大野いとさん、栗原類さん

KAAT神奈川芸術劇場芸術監督として、近代戯曲を現代に蘇らせるシリーズに取り組んでいる白井晃さんが手掛ける『春のめざめ』は、かねてから上演を熱望していたドイツの劇作家、フランク・ヴェデキント作の名作戯曲です。

主演の志尊淳さんは、物語の中心人物となるメルヒオール役を演じ、思春期の少年たちの性の目覚め、大人や社会との葛藤と苦悩を表現します。

志尊さん演じるメルヒオールの同級生でヒロインのヴェントラ役に、成長株の女優、大野いとさんが決定。さらに栗原類さんが本作オーディ ションに参加して白井芸術監督の目に留まり、メルヒオールの友人で作中重要な役割を担うモーリッツ役に抜擢されました!
友人役には、小川ゲンさん、中別府葵さん、北浦愛さんら、若手俳優を起用。また、若者達を抑圧する両親や学校の先生役に、あめくみちこさん、那須佐代子さん、河内大和さん、大鷹明良さんといった話題の舞台作品に欠かせないベテラン勢が揃います。

演出の白井晃さんと、出演者からコメントも届きました!

【白井晃(構成・演出)コメント】
2017年度の芸術監督の最初の作品として、フランク・ヴェデキントの『春のめざめ』を選んだ。それにはふたつの理由がある。ひとつは、100年以上も前に書かれた作品でありながら、全くもって変わらぬ若者の生や性への葛藤が描かれているからに他ならない。少年、少女は他者との対峙を通じて、やがて社会へ組み込まれて大人になってゆく。その過程は、青く稚拙な戦いではあるが、それは自己を形成する上で最も重要なことでもある。若い観客がこの作品に接する時と、大人の観客の視線とは自ずと違ってくる。それは、自分自身がそうであり、今の自分の感覚がこの作品をどのように捉え直せるかという興味がひときわ大きいのだ。
もうひとつは、この作品が書かれた、19世紀後半の社会の空気が、不思議と現代と似ているように思えてならないからだ。産業革命による経済体系の変化は、人々の暮らしや、国家の在り方まで変化させて行った。それが、まさに相似形をなして、しかももっと大きなうねりとなって現れているように思える。少年、少女たちが通う、ギムナジウムを取り巻く環境はとても危うい。それは大人たちが作った社会であり、まさに現代の子どもたちがおかれている状況と酷似している。
今回、舞台経験の少ない若い俳優たちと、この作品の創作に挑むことにした。それは、彼らの存在そのものが持つ、生への憂いと喜びを、誠実に現わすことができるのではないかと思ったからだ。彼らは、まだ保育器の中にいる。そして、外気の危険を感じながら葛藤している。そんな様子がリアルに立ち上がればと願っている。

【志尊淳(メルヒオール役)コメント】
今回、「春のめざめ」で主演のメルヒオール役をやらせていただきます。
この物語は、思春期の男女が自分の成長に戸惑い、葛藤しながらも強く成長していく姿が描かれています。
メルヒオールとは年齢も近く、思春期の悩みや葛藤は共感できる部分がたくさんあると思うので、彼の気持ちに寄り添いながら丁寧に演じていきたいと思っています。
白井晃さんの作品を何度か拝見させていただき、白井さんは言葉で表現できない繊細さや雰囲気を持った作品を創られているイメージがあります。
舞台経験のあまりない自分にとってプレッシャーを感じる部分もありますが、大野さんや栗原さんをはじめとする、たくさんの素敵なキャストさん、スタッフさんに囲まれている事に感謝しながら良い作品を作り上げられるよう、精一杯頑張ります。

【大野いと(ヴェントラ役)コメント】
思春期の男女がどのように”性”というものを知っていくのか、そしてどのように受け止めていくのか、発表された当時は問題作とされていましたが、ミュージカルとして人気を博したこの作品に、今回携わることができてとても気持ちが入ります。
白井晃さん演出の『マハゴニー市の興亡』を拝見させていただいたのですが、ユーモア溢れる演出に引き込まれました。白井晃さんや志尊淳さん栗原類さんたちと一緒に、この作品を作り上げることが、今、とても楽しみです。
今年2度、舞台の上に上がらせて頂いたのですが、まだまだ未熟者ですので、白井晃さんやスタッフさん、役者の皆さんの力をお借りしながら、全力を尽くします。どうかみなさん楽しみにしていて下さい。

【栗原類(モーリッツ役)コメント】
3年前の冬に朗読劇で今作をやらせていただき、今回ストレートプレイ版に出演させて頂く事は、恐らく何かの縁だと僕は感じました。志尊淳さんとはずっとバラエティ番組で共演していたのですが、今回初めて一緒にお芝居で仕事ができるのが楽しみです。白井晃さん演出の舞台にはいつか出していただきたいと思っていたので非常に光栄です。白井さんver“春めざ”がどのように展開されて化学反応を生み出すか僕も楽しみです。

KAAT神奈川芸術劇場の約200席という極めて濃密なスタジオ空間での緊迫した舞台と、豪華俳優陣と白井芸術監督とのタッグに、ぜひご期待を!
公演詳細やチケットに関する最新情報は、Informationから公式サイトにてご確認ください。

☆Information

タイトル:KAAT神奈川芸術劇場プロデュース 『春のめざめ』
原作:フランク・ヴェデキント
翻訳:酒寄進一
構成・演出:白井晃(KAAT神奈川芸術劇場 芸術監督)
出演:志尊淳、大野いと、栗原類、小川ゲン、中別府葵、北浦愛、あめくみちこ、河内大和、那須佐代子、大鷹明良ほか
【神奈川公演】
会  場:KAAT神奈川芸術劇場 大スタジオ
日  程:2017年5月
チケット一般発売:2017年2月18日(土)
販売窓口:チケットかながわ、チケットぴあ、イープラス、ローソンチケット ほか
お問い合わせ:チケットかながわ 0570-015-415(10:00~18:00)
主催、企画製作:KAAT神奈川芸術劇場
共同制作:ロームシアター京都(公益財団法人京都市音楽芸術文化振興財団)
【京都公演】
5月27日(土)・28日(日) ロームシアター京都 サウスホール
お問い合わせ:ロームシアター京都 075-771-6051
【兵庫公演】
6月10日(土) 15:00/11日(日) 13:00 兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホール
お問い合わせ:芸術文化センターチケットオフィス 0798-68-0255(10:00~17:00/月曜休み ※祝日の場合翌日)
※北九州公演あり

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