2016-11-17

2012年のシリーズ初演から3度の上演がされてきた人気リーディング公演『僕等の図書室』、通称“ぼくとしょ”シリーズが2年ぶりに復活！　『僕等の図書室　特別授業』と題した最新作が、今年12月に東京・大阪の2都市で上演されます。
スマボでは、“ぼくとしょ”常連メンバーの三上真史さん＆滝口幸広さん、そしてシリーズ初登場の原田優一さんによる座談会インタビューの模様を3回に渡って更新！　今回は更新第2回、インタビューPart.2をお届けします。

(左から)原田優一さん、滝口幸広さん、三上真史さん

■『僕等の図書室特別授業』
滝口幸広×三上真史×原田優一　座談会インタビューPart.2

――続いては、皆さんが今回メインで演じられる授業内容となる題材についてもお伺いしたいと思います。

【各キャストの授業内容】
・三上の『クリスマス物語』(三上真史ft.木ノ本嶺浩＆中村龍介)
・たっきーの『奥のほそ道』(滝口幸広ft.三上真史＆木ノ本嶺浩)
・りゅうの『たけくらべ』(中村龍介ft.滝口幸広＆井深克彦)
・かっちの『不思議の国のアリス』(井深克彦ft.全キャスト)
・みねの『細川忠興とその妻』(木ノ本嶺浩ft.原田優一＆三上真史)
・『マッチ売りの少女』原田(原田優一ft.中村龍介＆滝口幸広)

――この6作で、三上さんは『クリスマス物語』、滝口さんは『奥のほそ道』、原田さんは『マッチ売りの少女』と、それぞれ全く違ったテイストの作品ですよね。

三上　たっきーがやる、『奥のほそ道』はどんな感じなの？

滝口　実は僕、『奥のほそ道』って読んだことがなくて、あんまり知らなかったんですよ。でも有名だから、読んだことがある人が多いのかな？

三上　国語の教科書に載ってるから、授業でやるよね？

原田　はっきりとは覚えてないけど、僕も一部分は授業でやったよ。

滝口　『奥のほそ道』は松尾芭蕉の話なんですが、今回は歴史の教科書っぽいストーリーというか、今までにないテイストのものになっていて。中学の教科書とかで、生徒役のキャラクターが先生に問いかけるような作りになっているものってあるじゃないですか。今回の『奥のほそ道』はその雰囲気に近くて、一番誰でも理解できる、とっても分かりやすい話になっているんじゃないかな。

――滝口さんと同じく、今回『奥のほそ道』に初めて触れる方でも楽しめる作品ということですね。

滝口　そうですね、僕自身よく知らなかった『奥のほそ道』について、今回の作品と出会ってしっかり知ることが出来ました。

――そして今回初参加となる、原田さんがメインテラーを務めるのが『マッチ売りの少女』。

原田　少女ですよ、僕。しかも38歳なんですけど(笑)。まだ僕の作品は脚本をいただいていないんですが、30年間マッチを擦り続けたんでしょうかね。

滝口　ずるいよね、『マッチ売りの少女』が優ちゃんって、それだけでもう面白いよ(笑)。

三上　『マッチ売りの少女』の時は、僕も客席で観たいもん。

滝口　しかも優ちゃんですから、歌も聞けちゃうかもしれませんよ。

三上　『ぼくとしょ』シリーズでは、大山真志が『走れメロス』で最初にリーディングミュージカルという形式をやったんですよ。

原田　そうなんだ！　『マッチ売りの少女』もリーディングミュージカル形式になるそうなので、また新しい朗読劇をお見せできたらと思います。

――今回上演される作品の中でも、特に『マッチ売りの少女』は子どもの頃に誰もが一度は読んだことがある、情景が浮かぶ作品ですよね。

滝口　でも、結末ってどうなるんだっけ？　マッチを売っている女の子は浮かぶけど。

原田　そう、その曖昧な記憶の部分も今回の作品で補えるのかな、と思いきや…。さっき少し聞いたんだけど、全然違うストーリーになるみたい(笑)。原作の『マッチ売りの少女』に沿った話は、最初の1ページだけって言われました。

――そうなんですか！？　では新解釈の『マッチ売りの少女』になりそうな…。

原田　だってそもそも、僕が少女じゃないですし！(笑)

三上　間違いなく、ここはコメディになりそうですかね(笑)。

原田　でもどうする、これで泣けたら！？(笑)　僕たちも予想がつかないですね。

滝口　楽しみだね。

三上　これも『ぼくとしょ』の醍醐味で、“タイトルは知っているけど、そういえば細かい内容や結末はどんな話だったっけ？”という作品を、また新鮮な気持ちで楽しむことができるんです。選ばれる題材も、よく舞台化されている作品、というものでもないですし。

滝口　タイトルの先入観や、原作の挿絵のイメージで固まっている作品の印象を変えられるのも楽しみだよね。作品の見せ方次第で、“原作ではこういうイメージだったけど、本当はこうだったんじゃないの？”という解釈も、聞く人がいろいろできるんじゃないかな。

――その中では、三上さんがメインの『クリスマス物語』は、まさに漠然としたイメージだけはあるけど、よく詳細を知らないという作品じゃないでしょうか。

滝口　『クリスマス物語』って、なに？

三上　これぞ今回が初の試みというか、イエス・キリストの生涯のお話です。

滝口　へー。正直言うと、あんまりイメージが湧かないというか、よく分かんないや。

三上　そう、それが素直な感想だと思う。そんな壮大なストーリーを、どう演じるか。僕も想像がつかないんだよね。

滝口　三上くんがイエス役ってこと？

三上　そう、イエス。

原田　YES！(笑)

三上　ダジャレじゃないから！(笑)

――今回はちょうど東京公演の上演がクリスマスシーズン真っ只中ということで、クリスマスにちなんだお話なのかと思いましたが、クリスマスの概念ができる前のお話ということでしょうか。

三上　そうですね、みんなが過ごしているクリスマスってそもそもなんなのか、そこを知るきっかけになる話かもしれないですね。家族愛をメインに、ポップに観せるお話になりそうです。

原田　今回は全編を通してのテーマが“愛”なので、いろんな形の愛をお見せできると思います。『マッチ売りの少女』でも、愛がありますよ。本来のストーリーとは違った世界観の作品も、どうなるか楽しみにしていてください。

……座談会インタビューPart.2はここまで、いよいよ次回は座談会ラストとなるPart.3の更新です。
今から公演が待ち遠しい、リーディング公演『僕等の図書室　特別授業』は東京公演が2016年12月24日(土)～27日(火)まで有楽町朝日ホールにて上演、続いて大阪公演は12月31日(土)にサンケイホールブリーゼにて上演。チケットはそれぞれ好評発売中、ほか公演詳細はInformationから、る・ひまわり公式ブログなどのお知らせをご確認ください。

※滝口幸広さん×兼崎健太郎さん×井出卓也さん with 高崎翔太さんによる聖夜のラブストーリー『いつかはきっとクリスマス』は、スマボアプリで好評配信中！

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☆Information

リーディング公演『僕等の図書室特別授業』
監修：板垣恭一演出：西森英行音楽・ピアノ演奏：伊藤靖浩
出演：三上真史、滝口幸広、中村龍介、井深克彦、木ノ本嶺浩、原田優一
【東京公演】2016年12月24日(土)～27日(火)有楽町朝日ホール
※12月24日19時開演の部はクリスマススペシャル公演「もろびとこぞりて、先生もきませりNIGHT～クリスマスキャロルが流れるころのぼくとしょ聖夜祭～」の上演となります。
【大阪公演】2016年12月31日(土)サンケイホールブリーゼ
※12月31日22時開演の部は、カウントダウン公演「ぼくとしょカウントダウン～夜空のムコウにやっぱり明日が待っている～」の上演となります。
チケット：価格 5,980円(全席指定・税込)
各プレイガイドにて好評発売中
《る・ひまわり公式ブログ》
http://ameblo.jp/le-fair/
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ニコニコチャンネル【スマボch】
■滝口幸広＆宮下雄也＆米原幸佑の『花の！85年組！～30歳になったイケメンたち～』～最近(プチ)ブレイク中の元祖イケメン双子”斉藤祥太・斉藤慶太”参戦～SP
生放送：11月25日(金)21:00～
係長：滝口幸広(1985年5月29日生まれ)
副部長：宮下雄也(1985年9月3日生まれ)
副部長：米原幸佑(1986年3月13日生まれ)
ゲスト：斉藤祥太＆斉藤慶太(1985年11月18日生まれ)
※番組冒頭約10分は無料で視聴が可能です
《視聴＆タイムシフト予約》
http://nico.ms/lv282051063
《番組URL》
http://ch.nicovideo.jp/sumabo
※過去放送分をアーカイブ配信中！