2016-9-18

俳優・大山真志さんを主演に、様々な“英雄”の知られざる生涯を描く、舞台“英雄”シリーズ待望の第3弾！　音楽家・ベートーヴェンの姿を描く最新作『英雄の運命』が、9月17日に東京・よみうり大手町ホールにて開幕を迎えました。公演直前の公開稽古から、ベートーヴェンに扮した大山さんに、彼を取り巻く人々を演じる林剛史さん、小林且弥さん、鎌苅健太さん、八神蓮さんのステージ画像を開幕コメントとともにお届けします。

(左から)小林且弥さん、八神蓮さん、大山真志さん、鎌苅健太さん、林剛史さん

毎回、世界の様々な“英雄”にスポットを当て、その知られざる生涯を描くこのシリーズ。東映特撮ヒーロー作品の脚本や、ミュージカル『薄桜鬼』、『黒執事』、舞台『Messiah メサイア』等を手掛ける、少年社中の毛利亘宏さんが脚本・演出を担当。主演には、この秋からはNHK大河ドラマ『真田丸』への出演も控える、若手実力派俳優・大山真志さんが“英雄”役を務めます。

2013 年5 月に、青山円形劇場で始まった“英雄シリーズ”。第一弾『英雄のうた』は、英雄ナポレオンが迎える最期を優しく描き、続く2014 年の『英雄のうそ』では、明治30 年フランス公使館を舞台に、華やかな万国博覧会の裏で各国の謀報員たちが暗躍する中、エリート外交官・栗野慎一郎がフランス公使となり、日本を大戦の戦火に巻き込まない為に奔走する姿をスリリングに上演しました。

そして待望の第3弾は、耳が聞こえないにも関わらず、数ある名曲を世に送り出し、喝采を浴びてきた伝説の作曲家ベートーヴェンの生涯にスポットを当てた作品に。スーパー自己中と噂されるベートーヴェンの実態と、けれどその才能にほれ込んだ周囲の人間たちとの物語をドタバタハートフルコメディとして描きます。

大山さんが放つ独特な空気感、落ち着いた芝居と年相応のはしゃいだ芝居のどちらも演じわけられる演技力や、舞台上で魅せる“鋭利”と“妖しさ”が観る人を引き付ける“英雄”シリーズでは、共演キャストにも実力派メンバーが集結。シリーズ第1作目からレギュラー出演している林剛史さん、小林且弥さん、鎌苅健太さんに加え、今回は八神蓮さんも初参加！　この5人が、激情を抱えたベートーヴェンを中心とした群像劇を、コミカルかつ温かみのある人間ドラマとして演じます。

いよいよ開幕を迎えた今作、その公演直前の劇場ではマスコミへの公開稽古が開催。肖像画などで広く知られるベートーヴェンの姿に扮した大山さんは、劇中での場面にあわせて、誰もがその旋律を知っている名曲の数々に載せた歌声もたっぷりと披露！　ピアノが佇む部屋の中、ベートーヴェンと彼を取り巻いた人々との掛け合いが、彼の生前、そして死後が交錯しながら繰り広げられ、その真実の姿が紐解かれていきます。

大音楽家、ベートーヴェン役に挑む大山真志さんはその美声も披露！

秘書のアントン・シンドラー役の鎌苅健太さんはこの美しい姿に！

彼に振り回された弟子、ツェルニー役を演じる小林且弥さん

ベートーヴェンの友人を自称する音楽家・シューベルト役の林剛史さん

ベートーヴェンの養子で、軍人となったカール役の八神蓮さん

コミカルなシーンに、魂を削るようにピアノを奏でる迫真の姿も

死後、シンドラーに伝記執筆を託したベートーヴェンの真実とは…

【あらすじ】
1827年、偉大な音楽家がこの世を去った。その男の名前は、「ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(大山さん)」。
難聴という音楽家として致命的な疾患を乗り越えて数々の名曲を後世に残し、溢れ出る才能、ほとばしる感情を周囲にぶつけて生き抜いた男は死の床で秘書「アントン・シンドラー(鎌苅さん)」にある依頼をする。
『私の自伝を纏めるのだ！偉大な音楽家の足跡を後世に残せ』
かくして、シンドラーは彼の自伝をまとめ上げる。
それにより偉大な音楽家の真の姿が後世に語り継がれる。・・・・はずだった！！
しかし、出来上がった自伝は「嘘八百」、はっきり言ってフィクション！　とてもベートーヴェンの真実の姿とはほど遠いものだった。
それに激怒する弟子の「ツェルニー(小林さん)」は書き直しを要求し、養子の「カール(八神さん)」は養父への恨みからさらなる改悪をせまる。
さらには、自称友人である音楽家「シューベルト(林さん)」も巻き込んで混沌の極みに。
それぞれが語るベートーヴェンの真の姿とは？そして、なぜシンドラーは彼の自伝をねつ造したのか？
今、激情の音楽家「ベートーヴェン」の真実の姿が明かされる。

今作の開幕に寄せて、キャスト、そして演出を務める毛利亘宏さんよりコメントも到着しています。

【舞台『英雄の運命』演出家、出演者コメント】
■演出・毛利亘宏さんコメント
英雄シリーズ三作目になります。「らしさ」にこだわりながらたくさんの新しい事にチャレンジしようとした作品です。
偉大な英雄とその天才性に翻弄された者、愛すべき人間たちによる群像劇をご期待ください。

■主演・大山真志さんコメント
今回で3作目となる英雄シリーズ。変わらぬメンバーと、そして新たなキャストさんと、スタッフの皆さんでここまで来る事が出来て本当に嬉しく思います。今回の見所は、この作品がベートーヴェンという人物に関わる様々な人間の葛藤や苦悩が描かれた群像劇であり、一人一人が愛される役だという事です。そして1作目の英雄、ナポレオンが話の中に盛り込まれていたり、今までの英雄シリーズでは初のプロセニアムの舞台であること。毎回英雄シリーズの初日を迎える時は緊張して前日は眠れないのですが、3度目ともなると早く皆さんに観ていただきたいという想いで一杯です。沢山笑って感動していただけたら嬉しいです。

■林剛史さんコメント
皆さんこんにちは！　林剛史です。さて、帰ってきました英雄シリーズ。
その第三弾、『英雄の運命』。
こうやって、無事初日を迎えられる事を心より幸せに思います。
それも皆さんのお陰です。今回はいつもの4人のメンバーにゲストで八神蓮が参加してくれました。蓮が入った事で、新たな英雄の作品になってます。
来て下さる皆さんに決して後悔させない作品になってます！

■小林且弥さんコメント
ルード・ヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンという愛すべき奇人、そして彼を取り巻く屈折した男達。もしも僕らが紡ぐ物語が限りなく真実に近かったら、読み物でしか伝わらない歴史上の人物達の限りない人間臭さが伝わればと思います。

■鎌苅健太さんコメント
英雄シリーズ第3弾、僕はこのシリーズ大好きです。。
今回の英雄ベートーヴェンはどんな人物なのか？
その周りを取り囲む人間は？
それぞれが魅力的で絡み合う人間模様、久しぶりのいつものメンバーと蓮と物語を綴っています。
そして、今回もまた濃い目のキャラを楽しんでます(笑)。
5公演しかないのであっという間でしょうが、情緒ある毛利ワールドを僕も存分に味わいたいと思います！

■八神蓮さんコメント
英雄シリーズ第3弾に出演できる事になって幸せに思います。しかも題材が自分の思い入れのある人物ベートーヴェン。とても幸せな事です。中学三年の時に合唱コンクールで第九をやってからベートーヴェンに惹かれ、魅力たっぷりのキャストに囲まれとても有意義な稽古が出来ました。
間もなく本番！ 5公演をキャスト5人とスタッフさんで存分にお客さんに楽しんでもらえたらと思います。

キャストは5名のみ、ひとつの部屋の中繰り広げられる濃密な人間ドラマがベートーヴェンの姿を暴いていく舞台『英雄の運命』。新たに八神蓮さんも加わり、大山さんが挑む英雄シリーズ第3弾2016年9 月19日まで東京・よみうり大手町ホールにて上演中です。当日券情報など、公演詳細はInformationから公演情報ページをご確認ください。

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※鎌苅健太さんが桑野晃輔さん、黒羽麻璃央さん、矢田悠祐さん、そして永山たかしさんと共演するスマボMovie『バンビのアリス』が、スマボアプリで好評配信中！　10月にDVD発売決定！

☆Information

舞台『英雄の運命』
2016年9月17日(土)～9月19日(月・祝)よみうり大手町ホール
＜開演時間＞
9月17日(土) 18:00
9月18日(日) 13:00／17：00
9月19日(月・祝) 12:00／15：00
チケット好評発売中
《公演詳細ページ》
http://le-himawari.co.jp/galleries/view/00132/00403