平埜生成が小日向文世、安田顕らと共演!舞台『ディスグレイスト-恥辱』開幕コメント

  • 2016-9-12

数多くの名作を手掛けた粟山民也さん演出のもと、話題の戯曲『DISGRACED/ディスグレイスト -恥辱』が9月10日より世田谷パブリックシアターにて日本初上演! 小日向文世さん、秋山菜津子さん、安田顕さん、小島聖さんと実力派俳優陣が揃う中、注目の若手俳優・平埜生成さんが抜擢され出演を果たす今作、開幕直前の9月8日に行われた囲み取材でのキャストコメントをご紹介します。

(左から)囲み取材に登場した小島聖さん、秋山菜津子さん、小日向文世さん、安田顕さん、平埜生成さん

(左から)囲み取材に登場した小島聖さん、秋山菜津子さん、小日向文世さん、安田顕さん、平埜生成さん

9月10 日からの東京公演を皮切りに、名古屋・大阪と3都市で上演される今作、アヤド・アフタル作の舞台『DISGRACED/ディスグレイスト -恥辱』とは、2013 年にピュリッツァー賞の戯曲部門で受賞し、2015年にはトニー賞ベストプレイ賞にもノミネートされた話題作。ニューヨーク、ロンドンを震撼させたオリジナルをそのままに、現代演劇界の重鎮である栗山民也さんによる演出の元、日本での初上演を迎えます。

タイトルの“disgraced”とは、“辱める、地位や名誉などを失わせる”の意味。現代アメリカを舞台に、パキンスタン系アメリカ人の男と白人の妻、ユダヤ人の男とアフリカ系アメリカ人の妻という異なる背景をもつ4人が揃ったホームパーティーで、それぞれの信仰と社会政治の言葉の応酬はやがて驚くべき結末に繋がり、会話の表面から露呈される「人間の本質」を描く作品となっています。

【作品概要】
舞台『DISGRACED/ディスグレイスト −恥辱』
作:アヤド・アフタル
訳:小田島恒志・小田島則子
演出:栗山民也
出演:小日向文世、秋山菜津子、安田顕、小島聖、平埜生成

【ストーリー】
ニューヨークの高級アパートメントに暮らすアミール(小日向文世さん)はパキスタン系アメリカ人、企業専門の弁護士事務所に所属する 優秀な弁護士だ。妻のエミリー(秋山菜津子さん)は白人の画家。ある日、アミールの甥エイブ(平埜生成さん)が訪ねてくる。エイブはアミールに、自分たちの指導者が逮捕されたので助けてほしいと訴えに来たのだ。拒否するアミール、だが妻のエミリーは助けるべきだと主張する。結局、審問に立ち会い、人生の歯車が狂いだす。ある夜、アミールと同じ事務所で働く黒人弁護士ジョリー(小島聖さん)と、その夫でホイットニー美術館のキュレーター、ユダヤ人のアイザック(安田顕さん)が訪ねてくる。画家でもあるエミリーの作品がホイットニー美術館に展示されるお祝いのホームパーティーだった。誰もが、成功を掴んだと思っていた、しかし、最後に掴んだものは…

主演のパキスタン系アメリカ人、企業専門の優秀な弁護士アミールを演じるのは、大河ドラマ『真田丸』で好演中の日本を代表する名優、小日向文世さん。アミールの妻で白人の画家エミリーは、第22回読売演劇大賞で最優秀女優賞を受賞するなど映像や舞台で幅広く活躍中の実力派女優、秋山菜津子さん。そして画家であるエミリーを援助する画商のユダヤ人・アイザックは日本で一番チケットの入手が難しいといわれ、今年20周年を迎える実力・人気ともに日本唯一の演劇ユニットTEAM NACSの安田顕さん。アイザックの妻でアミールの同僚の黒人弁護士ジョリーは、愛らしさと気品漂う清純さを併せ持つ演技派女優、小島聖さんが演じます。

小日向文世さん、秋山菜津子さん、安田顕さん、小島聖さんの通し稽古写真も公開に

小日向文世さん、秋山菜津子さん、安田顕さん、小島聖さんの通し稽古写真も公開に

この4人と並び、物語のキーとなるアミールの甥・エイブ役には、独特の存在感を放つ注目の若手俳優、平埜生成さんが出演! 名実ともに実力派キャストが揃った今作、その出演者5名が揃って登場し、開幕劇場となる世田谷パブリックシアターにて9月8日に開催された囲み取材でのコメントをご紹介します。

■小日向文世さんコメント
1年8ヶ月ぶりの舞台で緊張しています。僕はこの顔でパキスタン出身の役を演じるので、今回髪型もアイロンでクルクルにセットしてもらってとても気に入っています! 僕と安田くん、同い年にみえるくらい、かなり若くなっていると思います(笑)。(地方公演に向けて)まだこのカンパニーで飲みに行けていないのでぜひ飲みに行きたいですね! 40年近く芝居をやってきて膨大な台詞量で、こんなにしんどい舞台ははじめての経験です。膨大な台詞をどうお客さんに伝えるのか、立ち向かっていくつもりです。

■秋山菜津子さんコメント
今回とても濃密な舞台なので、期待と不安でいっぱいです。小日向さんとは3回目の共演ですがこんなにがっつりご一緒ははじめてです。先輩の胸を借りたいと思います。小日向さんとの夫婦役もその辺りをみてもらいたいです。

■安田顕さんコメント
今回稽古を穏やかに進められたのは小日向さんのお人柄あってのことだと思います。ご一緒できて幸せです。いいチームワークで稽古できました。今回ユダヤ人の役なので、そうみえるように頑張りたいです。これは芝居の醍醐味でもあるんですが、小日向さんと同世代の設定を演じることができるのもとても楽しみです。
(地方公演について、楽しみは?)神戸の公演では大先輩の小日向さんに神戸牛をごちそうになりたいと思います(笑)。

■小島聖さんコメント
ぼーっとしていたら置いていかれてしまいそうな舞台です。皆さんに食らいついていきたいです。非常に難しい舞台で、栗山さんから細胞が震えるような音を、といわれて自分の中でどう言葉を発するか探し中ですが少しずつ見つけられたらなと思っています。

■平埜生成さんコメント
とても緊張しています。秋山さんの台詞が大好きです。栗山さんもおっしゃっていますが、本当に宝石のような台詞ばかりなんです。先輩がたが本当に素晴らしく、いただいたバトンをきっちり受け取ってバトンを返せるように頑張ります!

舞台『DISGRACED/ディスグレイスト −恥辱』は、東京公演が9月10日より25日まで世田谷パブリックシアターにて上演中。その後、9月27日に名古屋公演、9月30日~10月2日まで兵庫公演が開催されます。各公演チケットは好評発売中、ほか公演に関する最新情報はInformationから公式サイトをご確認ください。平埜さんが先輩俳優陣の中で挑む注目作、お楽しみに。

☆Information

舞台『DISGRACED/ディスグレイスト −恥辱』
【東京公演】2016年9月10日~25日 世田谷パブリックシアター
【名古屋公演】2016年9月27日 日本特殊陶業市民会館 ビレッジホール
【兵庫公演】2016年9月30日~10月2日 兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホール
《公式サイト》
www.disgraced-stage.com

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