2016-7-27

おとぎ話「浦島太郎」をモチーフにしたオリジナルファンタジーミュージカル『TARO URASHIMA』が8月11日より、東京・日本橋の明治座にて上演されます。

俳優の池田鉄洋さんが脚本、「滝口炎上」「明治座納め・る祭」などを手掛けた板垣恭一さんが演出をそれぞれ担当。「なぜ浦島は亀を助けたのか？」「なぜ浦島に玉手箱を開けたのか？」などといった誰もが気になる謎が今回で解き明かされるとのこと。主人公の浦島太郎を演じる木村了さんをはじめ、崎本大海さん、辻本祐樹さん、土屋シオンさん、碕理人さんなどといった期待の若手俳優が出演します。

スマートボーイズでは、先日行われた製作発表会見直後、甲太子役の滝口幸広さんとアイドルグループ“マモリ鯛”のメンバー(竹内寿さん、中村太郎さん、月岡弘一さん、桝井賢斗さん、香山佳祐さん、塩川渉さん)へのSPインタビューを、前後編の2回に渡り直撃！
前編では、役どころや意気込みなどについて語ってくれました。第二部でマモリ鯛のマネージャーに扮する滝口さんによる“リアルマネージャー”ばりの突っ込みにも注目です。

(左より)塩川渉さん、月岡弘一さん、桝井賢斗さん、滝口幸広さん、竹内寿さん、香山佳祐さん、中村太郎さん

――まずは、それぞれの役どころや意気込みを教えてください。

竹内　僕が演じるクロダ氏とアイ鯛は両方とも頭が切れるという設定です。マモリ鯛では、アイドルグループということで、ダンスや歌を歌うシーンがあって、作品の話が進んでいく流れに置いていかれないよう、上手く頑張って溶け込んでいきたいと思っています。

中村　ダテ氏とキスシ鯛役やらさせていただきます。ダテ氏は甘い囁きが特徴なのと、キスシ鯛役ではセクシー担当です。台本を見ましたが、甘い囁きがあるシーンが目に見えてわかるようなものではないので、稽古をする中で、そこに自分らしさを出せるように頑張ります。

滝口　「キスシ鯛」でしょ？これは、他のメンバーとキスしないとだめですよ。今の時点でもしキスするとしたら誰がいい？

中村　可愛い担当の賢斗くんですね。形としては美しいんじゃないかなと。

滝口　よし！キスしよう！！事務所の方針は絶対だから。

中村　そうですね、稽古中に練習しておきます(笑)。

月岡　僕はツメタクシ鯛という役で、ツンデレ担当です。先ほどの会見でも話しましたが、よく『腹黒い』と言われるんです。別にそういうオーラは出していないつもりですが、「意外と黒いよね」って決め打ちされますね。

滝口　例えば、近くに歩いている人を蹴るとか？

(一同笑)

月岡　そういうのはしないです！ツンツンしている役が来たから、そういう風に見られているのかなって。実際はいい人ですよ！

竹内　自分で言って(笑)。

月岡　まだ3回ぐらいしか会っていないので、これからもっと和気藹々できるようになりたいですね。

桝井　カワイ氏とチョーネク鯛役を演じますが、マモリ鯛では一人だけ名前が「モノ」なんです(苦笑)。みなさんおそらくピンと来ないと思うんですが……。

滝口　製作会社に文句言うなよ！

桝井　いえいえ、そんなことありません！！

――劇中では「蝶ネクタイ」をするんですか？

桝井　しないですね。蝶ネクタイをするわけでもなく、そう呼ばれるので、蝶ネクタイっぽく演じたいと思います…。

――初めて役名を聞いた時、どんな感想を持たれましたか？

桝井　とにかくビックリしました。もう一つのカワイ氏では可愛いという設定なので、ここではしっかりと他のみんなとの違いを見せられたらと思っています。

香山　僕はタケダ氏とウバイ鯛役で、今回はワイルド担当でケンカっ早いという、ヤンキーみたいな役どころです。

滝口　見た目が家から出なさそうじゃん。しかも沖縄出身なのに色白だし。沖縄出身って言われないよね？

香山　そうですね。

滝口　だったらハーフっぽいとか。

香山　実はクウォーターで、おじいちゃんがポーランド系アメリカ人です。

滝口　じゃ、それも個性として入れないとね。

香山　もっと自分の中の隠れたワイルドをたくさん出していきたいです。

塩川　僕の役がシタスギ氏とヘン鯛で、名前が出オチです(笑)。あとシタスギという名前も多分上杉の逆という意味で、どちらにしろ変わっている役なんだろうなと。普段はまっとうな役が多くて、こういう役どころはなかなかないので、どれだけ散らかせるか個人的には楽しみなんです。「マモリ鯛」では僕が最年長なので、いい意味で引っ張っていけたらと思っています。

滝口　これガチな話だけど、みんな衣装が一緒だから、特出してヘンとか変わっていないと、誰がどの子かわかりにくいと思っていて。僕も板垣さんとはこれまで何度もお世話に成りましたが、板垣さんは「こうしなよ」と言ってくれるタイプではなくて、荒くてもいいから各自で考えたものに対して、「じゃ、こうすれば」と言ってくれる方なので、自分の中でアイデアを稽古中にいっぱい作っておかないと、ホント損して終わっちゃうから、それぞれいっぱい引き出しを用意してみて。

――貴重なアドバイスですね。滝口さん、リアルマネージャーじゃないですか(笑)。

滝口　万が一僕がアドバイスして間違えて、板垣さんに何か言われても、俺のせいにはしないで欲しい。

マモリ鯛　(笑)

滝口　あっ、役紹介ですね。僕は甲太子役で、(上原多香子さん演じる)乙姫をイジめるお兄ちゃんですが、イジメている場面がありつつ、海の民と地上の民の確執を抱えている部分がしっかりと描かれているので、リアルにしていくことによって、浦島太郎という世界観がより現実味を帯びていくんじゃないかなと。おとぎ話を今の人間社会に近くした話だと思います。

～後編に続く～

ミュージカル『TARO URASHIMA』は8月15日まで上演。第二部では三上真史さん司会による「鯛や平目の舞踊りショー」が開催されます。
詳細はInformationから公式サイトをチェックしてください。

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☆Information

ミュージカル『TARO URASHIMA』
日程：2016年8月11日～15日
会場：明治座
脚本：池田鉄洋　演出：板垣恭一　音楽：伊藤靖浩
【出演】
木村了、上原多香子、斉藤暁、崎本大海
滝口幸広、辻本祐樹、原田優一
土屋シオン、碕理人、森田涼花、竹内寿、中村太郎、月岡弘一、
桝井賢斗、香山佳祐、塩川渉、角島美緒、二瓶拓也、高木稟、大堀こういち
舘形比呂一、坂元健児
和泉元彌（特別出演）／とよた真帆
◆第二部：鯛や平目の舞踊りショー
司会：三上真史

《明治座特設サイト》
http://www.meijiza.co.jp/info/2016_08_urashima/

《る・ひまわり公式ブログ》
http://ameblo.jp/le-fair/