2016-7-26

7月28日より東京・Zeppブルーシアター六本木にて、SHATNER of WONDER #4・舞台『ソラオの世界』が開幕！

自分の夢の中に閉じ込められた能天気な大学生・ソラオの永遠の一夜を描く冒険譚で、舞台「弱虫ペダル」「遠い夏のゴッホ」などを手掛ける演出家の西田シャトナーさん自作戯曲を上演するプロジェクト「SHATNER of WONDER」の第4弾。
2009年の初演以来、5回目の上演となる今回は、舞台初主演となる多和田秀弥さんをはじめ、小野健斗さん、平牧仁さん、桑野晃輔さん、村田充らといった実力派若手俳優陣が集結。
スマートボーイズでは、開幕を間近に迫った7月下旬、稽古場に潜入取材。お多和田さんのSPインタビューや稽古の様子を2日連続でお届けします。
SPインタビュー前編では、舞台初主演のプレッシャーや演出の西田シャトナーさんや共演者の印象などについて語ってくれました。

主人公・ソラオを演じる多和田秀弥さん

――昨年初春以来の舞台出演ですが、ブランクなどといったものはありましたか？

多和田　正直、最初は感じましたね(苦笑)。違う場所でお仕事をさせていただいていたので、感覚ってこんなに変わるものなんだなって。

――しかも今回は初の主演舞台ですから、プレッシャーも多少はあるのではないですか？

多和田　そうですね。今までとはまた違う緊張感はあります。

――今回は戯曲を書いた西田シャトナーさんご自身が演出を務めますが、これまでシャトナーさんの作品はご覧になったことがありますか？

多和田　「ロボ・ロボ」「弱虫ペダル」「レッド・ジャケット」を見に行かせていただきました。

――シャトナーさんと初めてご一緒するということですが、会う前の印象と、実際に演出をつけていただいての印象は違いましたか？

多和田　稽古前に「シャトナーさんの演出はこんなスタイルだよ」というのは周りから聞いていましたが、実際に稽古をやってみると、その感覚と似たこともありますし、それ以上に僕らの意見を取り入れてくれる方なんだなって。話し合いの積み重ねで、より完成度が高くなっていくというイメージはあります。いいものを出さなきゃというプレッシャーにはなりますが、楽しみながら出来ているなと思います。

――今回の共演者には多和田さん同様、ミュージカル『テニスの王子様』や「スーパー戦隊シリーズ」に出演した方が多くいらっしゃいます。

多和田　本当に心強いです。途中で合流したタイミングで、結構自分の中で「いるといないとではこんなに違うんだ！」って感じました。お互い違うステージで演じて、また久しぶりに会うというワクワク感もあります。

――お互い成長して再び会うということで、ライバル心のようなものもあるんじゃないですか？

多和田　身近にいて「面白いなぁ」とか「いいなぁ」って思ったりはしますね(笑)。初共演の方も含めて全部が刺激的にはなります。確かにしんどいなと思う部分もありますが、「もっと良くするために」「もっとみんなでやりたい」という気持ちの方が上回っています。

――シャトナーさんといえば、体を使った演技「パワーマイム」の演出で有名ですが、体力的な部分は大丈夫ですか？

多和田　体力的には大丈夫ですが、今まで使わなかった筋肉を重点的に使っているので、初めの方は多少の張りとかはありました。前かがみになってバイクに乗るシーンがあって、弱ペダのキャストの気持ちがわかったみたり。それと声の出し方も教えてくださって、自分の中ではとても新鮮でした。

(後編に続く)

《稽古場ショット・前編》