和田琢磨、女装に初挑戦も「気が抜けると足が開いちゃう!?」極上文學 第10弾『春琴抄』が開幕

  • 2016-6-16

本格文學朗読演劇・極上文學 第10弾『春琴抄』が6月16日より東京・全労済ホール/スペース・ゼロにて開幕! 開幕前日に行われたフォトセッションに、主演の和田琢磨さんはじめ、出演者全10名が登壇、意気込みを語りました。

(後列左より)川下大洋さん、足立英昭さん、伊崎龍次郎さん、鈴木裕斗さん、桝井賢斗さん (前列左より)大高洋夫さん、富田 翔さん、和田琢磨さん、藤原祐規さん、松本祐一さん

(後列左より)川下大洋さん、足立英昭さん、伊崎龍次郎さん、鈴木裕斗さん、桝井賢斗さん (前列左より)大高洋夫さん、富田 翔さん、和田琢磨さん、藤原祐規さん、松本祐一さん

極上文學とは、”読み師”であるキャストのまわりを”具現師”が舞い、日本の文學の上質な世界観を立体的に表現する、動いて魅せるスタイルが人気の朗読演劇シリーズ。
その第10弾『春琴抄』は、失明し我儘に育った三味線奏者・春琴に、その丁稚の佐助が春琴にどこまでも献身的に仕えていく姿を描いた、谷崎純一郎原作の耽美主義純文学の傑作。
キリッとクールで艶やかな春琴とやわらかで優しい佐助の2役に挑戦する和田琢磨さんは、「今回、責める側と責められる側の両方演じるということで、僕にしか表現できないような春琴と佐助を演じたいと思っています」と意気込みを語りました。

春琴役の和田琢磨さん

春琴役の和田琢磨さん

初めて女性役を演じることについて質問が及ぶと、「今まで女性の役を演じたことがないので、色々なものを参考に……例えば歌舞伎だったり、男性が女性を演じる方々の映像だったりを拝見して、自分なりにやってみたんですけれども、気が抜けると足が開いたりしてしまうので、約2時間最初から最後まで女性として生きたいと思います」とコメントし、取材陣の笑いを誘っていました。

そしてもう一人、可憐でチャーミングな春琴を演じる伊崎龍次郎さんは、「観て頂いた皆さまの心の中に少しでも残る物語になればいいなと思います。マルチキャストということで、何度観てもまた別の作品に思えるようなそういう仕上がりになっていると思いますので、ぜひ劇場に遊びにいらしてください。春琴役が決まった時、最初は街にいる女性を見て勉強をしようと思ったのですが、歌舞伎などで男性が演じる女形の方がすごく女性らしいなと思い、そのイメージを元にしぐさなど勉強をしました。あと盲目ということで、目の見えないということについてもすごく考えた期間もありました。それこそ一瞬でも気を抜いたら普段の自分に戻ってしまいかねないので、2時間弱気を抜かずにしっかりと春琴を演じようと心がけています」と、こちらも初の女性役に並々ならぬ意欲を見せていました。

極上文學シリーズ常連の藤原祐規さんは佐助役を演じるにあたり、「佐助という役はとにかくよくここまで春琴を愛したなという役なので、究極の愛みたいなものを朗読劇ですがお客様に伝わるように……。濃密な空気の中に怖かったり気持ち悪かったりするシーンもあると思いますが、最終的には応援してもらえるような二人になったらいいかなと思います。頑張りたいと思います!」と、貫禄がうかがえる頼もしいコメント。

佐助役の藤原祐規さん

佐助役の藤原祐規さん

前作『高瀬舟・山椒大夫』に続いての出演となる松本祐一さんは、「鶯と佐助、二役演じることによって佐助や鶯の表情であったり感情などがみえてくると思うので、それを大切に舞台上で皆さまにお届けできたらいいなと思います」とコメント。激しい感情を持った鶯とМの要素を持った佐助という正反対のキャラクターをどのように演じるのか注目です。

「極上文學」初出演で、春琴に横恋慕する利太郎役の富田 翔さんは、「極上文學という世界観の中で、利太郎で自分なりのスパイスを加えられたらいいなと思います」と意気込み、同じく初出演で利太郎を演じる足立英昭さんは、「佐助と春琴の二人の物語ですが、そこに入ってくる利太郎や鶯、私というキャラクターが、どういう味をだしているのか、またダブルキャストということで、富田 翔さんと僕と違った利太郎を見せ、僕だけにしかだせない利太郎を表現できればと思います」と気合いのほどを語っていました。

利太郎役の富田 翔さん

利太郎役の富田 翔さん

鶯役の松本祐一さん

鶯役の松本祐一さん

『走れメロス』から2作目の参加となった鈴木裕斗さんは、「鶯という役を自分の中で咀嚼して体現して全うしていければいいなと思っております。普段は声の仕事を中心に活動しているということもあって、声の持つ力や声から滲み出る色気のようなものを大切に演じていきたいと思います」とアピール。

今回、鶯役のほかに”読み師”としても参加する桝井賢斗さんは、「以前、極上文學シリーズの『Kの昇天~或はKの溺死~』で”うたかた師”として出演しまして、今回は『春琴抄』で読み師として帰ってきて、本当に感謝しながら全力で鶯役を演じています。つま先から髪の毛一本一本まで全身全霊で鶯役を演じます」と一途で純粋な心で鶯に身を投じる決意を語っていました。

キャストの組合せが全て異なるマルチキャスティング上演で、毎日違う作品の様に楽しめる本作。生演奏はもちろんの事、朗読演劇で描く”盲目表現”も見どころです。

私役でピリッとした存在感を見せる大高洋夫さん

私役でピリッとした存在感を見せる大高洋夫さん

盲目の春琴に献身的に使える佐助

盲目の春琴に献身的に仕える佐助

原作の持つ耽美な世界観を表現!

原作の持つ耽美な世界観を表現!

東京公演は6月19日まで全労済ホール/スペース・ゼロにて上演。
大阪公演は6月25日、26日にビジネスパーク円形ホールにて上演されます。
キャストの組み合わせなど、詳細はInfomationから公式サイトをチェックしてください。

■和田琢磨 出演動画はアプリで好評配信中↓■

☆Information

本格文學朗読演劇 極上文學 第10弾『春琴抄』
【東京公演】
日程:6月16日~6月19日
場所:全労済ホール/スペース・ゼロ
【大阪公演】
日程:6月25日~6月26日
場所:大阪ビジネスパーク円形ホール
演出:キムラ真(ナイスコンプレックス)
脚本:神楽澤小虎(MAG.net)
音楽:橋本啓一
出演:
〈読み師〉和田琢磨、伊崎龍次郎、藤原祐規、松本祐一、富田 翔、足立英昭、
鈴木裕斗、桝井賢斗、大高洋夫、川下大洋
〈具現師〉赤眞秀輝(ナイスコンプレックス)、福島悠介、神田友博(ナイスコンプレックス)、 濱仲太(ナイスコンプレックス)、太田守信(エムキチビート)
(C)2016 CLIE/MAG.net Andem
《オフィシャルサイト》
http://www.gekijooo.net/

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