2016-5-12

ムッシュ・モウソワール第二回来日公演『レッド・ジャケット』が5月11日、東京・青山の草月ホールにて開幕しました。

ムッシュ・モウソワールは、脚本・演出家の西田シャトナー伯が生み出した“妄想”をテーマにした新しいフェイクコメディシリーズで、昨年5月に上演した第一回来日公演『ブラック・ベルト』以来、約1年ぶりの再来日公演。

本番初日直前に、囲み会見が行われ、シャトナー伯をはじめ、平野良伯、滝川英治伯、宮下雄也伯、佐藤永典伯、オラキオ伯が登壇。それぞれ本番に向けての意気込みを語ってくれました。

劇中衣装で囲み会見に登壇したキャスト陣と西田シャトナー伯(一番左)

“カメレオン貴族の末裔”平野良伯

平野伯　お芝居がふわっと気づいたら始まり、気づいたら終わっている構成になっています。『ソラオの世界』でシャトナー伯に「夢でお金持ちになろうが、現実には持ち帰れられないが、唯一夢を見て持ち帰られるのは“経験値”だ」と言われたことがあるんですが、モウソワールにもそういう要素があるなと。僕らと一緒に観た風景は持ち帰られて、今後の生活に何か礎になるんじゃないかなという作品になっています。

“マッスル貴族の末裔”滝川英治伯

滝川伯　シャトナー伯の作品は「弱虫ペダル」が初めてでしたが、別の作品にもご一緒したかったので、念願が叶うことが出来ました。今回は初来日になりますが、5人＋シャトナー伯と一緒になって、今まで見たことがないような素晴らしい作品になっていると思っています。

“ロック貴族の末裔”宮下雄也伯

宮下伯　稽古の休憩中にオラキオ伯とシャトナー伯とよく雑談をするんですが、その話をシャトナー伯が汲み取って、本番に反映したりして、休憩中も楽しかったです。「レッド・ジャケット」は早々見られない演劇スタイルだと思っているので、この記事を見てしまったら来るしかないというくらいの勢いで、僕たちはかなり温めて待っておりますので、是非来てください！

“ペイント貴族の末裔”佐藤永典伯

佐藤伯　モノを作る作業は一人じゃできないということを強く感じました。みんなでやってきたものを初日にお届けできるんじゃないかなと思っております。今日始まって、日曜(5月15日)には終わってしまうので、もし迷っている方やネットなどで見て気になっている方などがいらっしゃるなら、是非観に来てください！

“体操貴族の末裔”オラキオ伯

オラキオ伯　コンビを解散して、一発目のお仕事ということで、張り切っています。できれば相方にも見ていただいて、ダメ出しをいただきたいです。

シャトナー伯　究極にシンプルなお芝居を作りました。ご観劇いただいた後、皆さんが家に帰るとき、過去の記憶になっている時間が訪れると思いますが、今回は“過去”という幻じゃなくて、実在したんだということが信じられるような舞台にしたいです。物質としては、目の前にないかもしれませんが、今感じている感情は本物だということを経験して帰っていただけたらと思っています。

壊れかけた建物の部屋を舞台に、ここから脱出しようとする5人が“たとえ話”を話し続けながら、生き延びるための方法を探り続ける物語

アドリブのたとえ話を発表するオラキオ伯に、他の4人は笑いを堪える？

シャトナー伯の真骨頂“パワーマイム”も随所に盛り込まれています！

ワインで乾杯するキャスト陣(しかもカメラ目線で)。この意味とは？

ムッシュ・モウソワール第二回来日公演『レッド・ジャケット』は、5月15日まで上演。また、観劇回数が3回以上の方を対象としたスタンプラリーを実施中。詳細はInformationから公式サイトをチェックしてください。

※本公演の脚本・演出家名、出演者名は「伯」の敬称にて記載しています。

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☆Information

ムッシュ・モウソワール第二回来日公演『レッド・ジャケット』
原作：シャトナー研『例えばなし砦』より
脚本／演出：西田シャトナー伯
出演：平野良伯、滝川英治伯、宮下雄也伯、佐藤永典伯、オラキオ伯
《公式サイト》
http://monsieur-mausoir.com/
《公式ツイッター》
@mausoir_japan