- 2016-5-4
ダンスボーカルユニットw-inds.のメンバー・千葉涼平さんが主演を務める舞台『WASABEATS』の第3弾公演が、5月18日よりZeppブルーシアター六本木にて開幕!
世界一のタイトルをとったダンサー達が集結し、圧倒的なパフォーマンスで魅せるエンターテインメントショーの最新公演に、元D-BOYSの橋本汰斗さんが初参加。さらに初の海外公演も決定しました!
今回もスゴ技の連続に期待が高まる本作について、主演の千葉涼平さん、構成・演出の植木豪さん、橋本汰斗さんに、出会いのきっかけやお互いの印象、ダンスについての想い、そして『WASABEATS』第3弾への意気込みなど、3回に渡ってじっくり語っていただきました。
そのPart②は――
【w-inds.ではステキなパフォーマンスの涼平くん、『WASABEATS』では床と戦う?】
――今回の『WASABEATS』第3弾、ストーリーやテーマなど教えていただけますか?
植木 ちょっと前に風営法でダンスが規制されたニュースって覚えていますか? クラブで「深夜の12時以降は音楽のボリュームを下げる」「リズムにのって体を揺らしたり踊ったりしてはいけない」というものですけど、ダンスが中学の授業で必須科目になる一方で、いまだに「ダンスは悪いもの」「不良の文化だ」みたいな偏見があるんだなって……。
HIPHOPのルーツは、ギャングの抗争を終わらせるために「ナイフを捨ててダンスで戦え」というところから始まったという説があったり、実際にN.Y.で殺人事件が激減したというデータもあるように、ダンスって本当に素晴らしいものなんですが、日本では誤解されているという現実が悲しいですね。
なのでダンスの素晴らしさをメッセージに込めたストーリーにしたいなと考えています。本気でダンスをやっている人たちは生半可な気持ちでやっていない。ある種のアスリートであり表現者であり、日々ギリギリのところで戦っていることを、少しでも多くの方たちに知ってもらえたらなって思います。
――確かに、『WASABEATS』キャストの皆さんのダンスを見ると「戦っている」という表現がピッタリだと思います。皆さん、どうしてそこまで自分を追い詰めて、突き詰めることができるんでしょう?
植木 涼平くんなんてw-inds.ではあんなにCOOLでステキなパフォーマンスをしているのに、『WASABEATS』の稽古場では「まだ床と戦うの?」っていうくらい必死に練習していますからね。
千葉 あはは!
――戦う相手は床ですか?(笑)
植木 「あ~、絶対痛いわコレ!」って思うような技も、出来るまであきらめずに何度もやっていますから。
――そういえば第1弾の取材で稽古場を訪ねた時も、休憩中なのに黙々と笑顔で練習していましたね。
千葉 僕、笑顔でしたか?
――はい。その笑顔から「本当にダンスが好きなんだな」というのが伝わってきました。
千葉 『WASABEATS』の現場は特に楽しいんですよ。あと多分、豪さんのやり方だと思うんですけど、自由時間に自分の好きな技を練習していても全然怒られないんです。
――え? 稽古場で休み時間に自分のやりたい技の練習をしていたら、普通は怒られるものなんですか?
千葉 そこは一応周囲に気を遣って……でもまぁダメな現場とかあるし。
植木 俺、とある舞台の稽古場で自分の好きなように踊ってたら、めっちゃ怒られたのを思い出した!
(一同、爆笑!)
植木 だから、セットの裏で隠れて練習していましたもん(苦笑)。でもね、ケガをしないためには、自分を追い込んで痛めつけるくらいくりかえし練習しないと本当に危ない。そうまでしてやっと自分の体に覚えさせることが出来るんです。だから『WASABEATS』のメンバーは稽古で体を壊していくんですね(苦笑)。
橋本 それは……過酷ですね。
(一同、笑)
~特集③に続く~
『WASABEATS』第3弾は、5月18日より東京公演がスタートし、6月4日には初の海外公演が香港の元朗劇院で上演されます。
詳細はInfomationから公式Fecebookをチェックしてください。
(取材・文/近藤明子)
☆Information
『WASABEATS』第3弾
【東京公演】
日程:5月18日~5月22日
場所:Zeppブルーシアター六本木
【香港公演】
日程:6月4日
場所:元朗劇院
構成・演出:植木豪(PaniCrew)
出演:千葉涼平(w-inds.) 丞威 橋本汰斗 TAKASHI J/B 大野愛地 皆川まゆむ 戸谷奈保子 戸沢直子 HILOMU TAKAHIRO AKI / 植木豪(PaniCrew)
《公式Facebook》
https://www.facebook.com/wasabeats.official
《公式Twitter》
@ wasabeatscrew