- 2016-3-20
炎の画家・ゴッホとその弟の宿命を描いた、穂積さんの人気漫画「さよならソルシエ」が良知真次さんと平野良さんのW主演でミュージカル化！ Zeppブルーシアター六本木にて上演中のミュージカル「さよならソルシエ」から、主演の良知さん＆平野さんほか、土屋シオンさん、小野健斗さんら注目キャスト陣のスマボ撮り下ろしのステージショットで公演模様をご紹介します。
兄の絵を世に送り出す弟、描き続ける兄。宿命を背負った兄弟の物語
「式の前日」「うせもの宿」などを描いた漫画家・穂積さんによる原作「さよならソルシエ」は、月刊フラワーズ(小学館)にて連載され「このマンガがすごい！」2014年オンナ編で堂々1位を獲得。単行本は全2巻で累計発行部数50万部を突破した、20～30代女性から熱い支持を得ている大人気漫画です。
舞台は19世紀末のパリ。のちの天才画家フィンセント・ファン・ゴッホとその弟で、画壇界を席巻する天才画商のテオドルス・ファン・ゴッホ。兄と弟、2人のゴッホの確執と絆を描いた、その宿命の物語となっています。
主人公となる”2人のゴッホ”役では、演技・歌声ともに定評のある実力派俳優の2人が初共演！ 魔法使い(ソルシエ)のように、その人が今求めている絵を見極めることができ、画壇界を席巻する若き天才画商である弟、テオドルス・ファン・ゴッホ役に良知真次さん。
人を操り新たな芸術を切り開いていく画商、テオドルス・ファン・ゴッホ役の良知真次さん
そしてテオの兄であり、現在では「炎の画家」として有名なものの、生前は1枚しか絵が売れなかったという若かりし頃のフィンセント・ファン・ゴッホ役を平野良さんが演じています。
絵を描くことだけに生きる画家、フィンセント・ファン・ゴッホ役の平野良さん
そしてこの2人を取り巻くキャラクターにも、注目俳優が勢ぞろい！ アカデミー保守派に対立し、新たな芸術を巻き起こそうとする若手画家たちには土屋シオンさん、小野健斗さん、吉田大輝さん。そして原作では名前だけしか登場しませんが、史実ではフィンセント・ファン・ゴッホと親交が深かった画家のポール・ゴーギャン役で、その歌声を武器にミュージカルでも大活躍している歌手のKimeruさんが出演しています。
(左から) アンリ・ド・トゥールーズ・ロートレック役の土屋シオンさん、エミール・ベルナール役の小野健斗さん
(左から)ポール・ゴーギャン役のKimeruさん、ポール・シニャック役の吉田大輝さん
ほか新たな芸術の風を送りこもうとするテオを目の敵にする、フランス学士院お抱えの美術評論家のムッシュ・ボドリアール役には窪寺昭さん。後世にゴッホが「炎の画家」と呼ばれるようになった、テオのある策略に手を貸すことになる戯曲家ジャン・サントロ役に合田雅吏さん。フランス学士院に属する芸術アカデミー派の権威ある画家のジャン・ジェローム役に、多くのミュージカル作品で軽やかな歌声を聴かせる泉見洋平さんと、今作のキーマンである役柄にも実力派俳優陣が揃いました。
この豪華キャストが集った注目作で脚本・演出を務めるのは、劇団・AND ENDOLESS主宰で舞台「戦国BASARA」シリーズを手掛け、ダイナミックでエモーショナルな演出に定評がある気鋭の劇作家・西田大輔さん。そして物語を彩る音楽は、蜷川幸雄演出舞台「オセロー」や、手塚治虫原作のミュージカル「虹のプレリュード」を手がけ、映画・TVアニメでの実績にとどまらず、コンクールでの受賞歴もある稀代の音楽家・かみむら周平さんが担当。劇中では生ピアノだけで音楽が奏でられています。
ミュージカル「さよならソルシエ」は、3月21日まで東京・Zeppブルーシアター六本木にて上演中。チケット情報ほか公演詳細は、Informationから公式サイトをチェックしてください。またスマボでは、公式ステージ写真とあわせてキャスト5名が登場した開幕会見レポートも掲載中です。
兄弟の確執と宿命、そして若き画家たちの「芸術」へのエネルギッシュな情熱を、ピアノの生演奏と歌で織りなす今作。その世界観にぜひ劇場で触れてみてください。
(c)穂積／小学館フラワーコミックスα
(c)ミュージカル「さよならソルシエ」プロジェクト
☆Information
ミュージカル「さよならソルシエ」
3月17日～21日 Zeppブルーシアター六本木にて上演中
原作:「さよならソルシエ」(小学館) 原作者:穂積
演出:西田大輔
音楽:かみむら周平
《舞台公式サイト》
http://www.marv.jp/special/m-sorcier/
