小関裕太×ナオト・インティライミ『DNA-SHARAKU』開幕!ステージ画像&会見レポUP!

  • 2016-1-14

人気アーティストのナオト・インティライミさん、躍進中の若手俳優・小関裕太さんのW主演で話題のミュージカル『DNA-SHARAKU』が、1月10日に新国立劇場 中劇場にて東京公演の開幕を迎えました。個性派キャストが集った注目作、開幕前日に行われた公開ゲネプロでのステージ画像&キャスト7名が登壇した会見模様をご紹介します。

(後列左から)中川晃教さん、イッセー尾形さん、ミッツ・マングローブさん (前列左から)朝海ひかるさん、ナオト・インティライミさん、小関裕太さん、新妻聖子さん

(後列左から)中川晃教さん、イッセー尾形さん、ミッツ・マングローブさん
(前列左から)朝海ひかるさん、ナオト・インティライミさん、小関裕太さん、新妻聖子さん

この『DNA-SHARAKU』は、人工知能によって支配された未来、2016年の現代、そして過去と、いくつもの時代を舞台として繰り広げられる、SF歴史スペクタクルミュージカル。私たちヒトが持つ”創造する心”が否定された近未来から、魅力あふれる登場人物たちが”創造する心”を取り戻そうと時空を超えて奮起する物語が描かれます。

W主演を務めるのは、今作がミュージカル初挑戦となるシンガーソングライターのナオト・インティライミさんと、ミュージカル『テニスの王子様』2ndシーズンでの青学(せいがく)・菊丸英二役ほか、弱冠20歳ながら舞台・ドラマ・映画とジャンルを問わず活躍めざましく、昨年公開された主演映画『Drawing Days』も高評価を得た小関裕太さん。個性がぶつかり合う期待の組み合わせです!

そして共演には、圧倒的な歌唱力でミュージカルを中心に活躍する新妻聖子さん、劇団四季で培った卓越した身体能力と歌唱力を持つ坂元健児さん、ミュージカル『WIZ』での好演が記憶に新しいAKB48の田野優花さん、TVコメンテーター&歌手活動で美声を響かせるミッツ・マングローブさん。さらにアーティスト&ミュージカル俳優の藤岡正明さん、『RENT』など幅広い作品で活躍するSpiさん、ダンサーとしても縦横無尽に舞台を駆ける大野幸人さん、今作が休養後復帰第一弾舞台となるMizさん、そして元宝塚トップスターの朝海ひかるさん、数々の演劇賞を受賞した演技力と歌唱力を持つ中川晃教さん、一人芝居の第一人者・イッセー尾形さんという豪華キャストが集結! この面々が演じるキャラクターが、4つの時代を超えてストーリーは交錯していきます。

【あらすじ】
2116年、人工知能が支配する日本。そこでは「創造する心」が否定されていた。
感情の高ぶりは同時に争いも生み出すため、社会を不安定にさせるというのだ。
人工知能の判断に従って、未来政府は日本人の持つ豊かな「創造する心」を根絶やしにするため、タイムトラベルで過去に遡り、危険とみなした人物を捕らえては抹殺を繰り返していた。中でも必死に探していたのは謎の絵師といわれた、東洲斎写楽。
やっきになって写楽を探そうとする未来政府は、二人の青年を追手として選び出す。
2016年に生きる柊健二と、2045年に生きる結城連。人工知能に選び出された二人の青年は、自らの「創造する心」と引き換えに「写楽」を探し出すことを命じられる。1793年に送り込まれた二人。しかし幕府の出版統制や文化弾圧と戦いながらも「面白いこと」を追求する江戸の人々と出会い、二人は写楽を守るため、未来政府と戦う決意を固める。

公演前日に行われたゲネプロ後の記者会見には、W主演のナオト・インティライミさん、小関裕太さんと、メインキャストから新妻聖子さん、朝海ひかるさん、中川晃教さん、イッセー尾形さん、ミッツ・マングローブさんが劇中の衣装姿で登場。その様子をゲネプロでのステージ画像とともにご紹介します。

2016年で音楽活動をしている青年・柊健二役、ナオト・インティライミさん

2016年で音楽活動をしている青年・柊健二役、ナオト・インティライミさん

 

2045年で画家を目指している青年・結城連役、小関裕太さん

2045年で画家を目指している青年・結城連役、小関裕太さん

まずはミュージカル初挑戦にしてW主演を務めるナオト・インティライミさんから、「武者震いが止まらないです! みんなで稽古を重ねてきた成果をいよいよ出すということで、試合前日のような気持ちです」と、興奮気味にコメント。
同じくW主演を飾る小関裕太さんも「劇場入りして、稽古期間中には見られなかった映像や照明など、周りのスタッフさんの力が加わったことで、さらに素晴らしいものが出来上がっています!」と話し、映像が印象的に使われている今作について「近未来と和の世界観が調合されて、僕もすごく好きなステージ演出です」と、その出来栄えに自信を見せます。

続いて新妻聖子さんが「親子の愛が見どころです、ねっ!」と、隣に立つ母親役のミッツ・マングローブさんと顔を見合わせると、ミッツさんが「私ね、去年(2015年)の初詣で間違えて安産の神様にお参りしちゃったんですよ! でもそれでこういう母親役が回ってくるなんて、皆さん神様をバカにしちゃいけませんよ(笑)」と話して会場は爆笑に。ミッツさんは初のミュージカル出演にして、新妻さん演じる娘・佐山ハルを大切に思う母親・佐山小鳥役を演じています。

(左から)2116年で"創造する心"を規制している、遺伝子工学者の佐山小鳥(ミッツ・マングローブさん)と日本総裁の水枝リドル(坂元健児さん)

(左から)2116年で”創造する心”を規制している、遺伝子工学者の佐山小鳥(ミッツ・マングローブさん)と日本総裁の水枝リドル(坂元健児さん)

続いて人工飼育された男・在人(あると)役を演じる中川晃教さんは、「人工飼育された役を演じるのは初めてなんですが、人間離れした役を演じることは多いので、過去の役と共通した部分もあって楽しく演じています。近未来の、少し実感を持てる内容だからこそ、歌に芝居にといろいろ考えながら演じられています」とコメント。人工知能・サイの意のままに、健二や連たちを追い詰める姿に注目です。

人工知能に支配された2116年で、人工知能サイに飼育された男・在人役の中川晃教さん

人工知能に支配された2116年で、人工知能サイに飼育された男・在人役の中川晃教さん

そしてキャスト陣の中でも一層あでやかな花魁姿を披露した朝海ひかるさんは、「花魁の小粋さ、カッコよさを皆さんにお伝えできたら」とコメント。劇中ではさらに花魁道中のシーンで、より豪華なカツラや飾りに高下駄をはいて登場しますが「すっごく重いんですけど、宝塚時代に羽を背負って鍛えられた経験があってよかったです(笑)」と余裕の表情。今作では1793年にタイムトリップした、色彩溢れるキャスト陣の和装姿にも注目です。

1793年に生きる、花魁・小紫(左手前・朝海ひかるさん)と髪結いの伊兵衛(Spiさん)

1793年に生きる、花魁・小紫(左手前・朝海ひかるさん)と髪結いの伊兵衛(Spiさん)

 

1793年の能役者・斎藤十郎兵衛役、藤岡正明さん

1793年の能役者・斎藤十郎兵衛役、藤岡正明さん

そして、長年の舞台歴の中でもミュージカルには初出演となる、ひとり芝居のベテラン・イッセー尾形さんが「共演者がいるのに、ついつい舞台の真ん中に立ってしまうひとり癖が出てしまう(笑)」と話すと、キャスト陣は大爆笑。そんなイッセーさんは、ウクレレを片手に「植木等さんをイメージした、懐かしい雰囲気」と話した、自らが作曲した劇中歌も披露しています。

健二と連は、1793年で版元・蔦屋重三郎(左端・イッセー尾形さん)と能役者の斎藤十郎兵衛(右端・藤岡正明さん)に出会い…

健二と連は、1793年で版元・蔦屋重三郎(左端・イッセー尾形さん)と能役者の斎藤十郎兵衛(右端・藤岡正明さん)に出会い…

そこでイッセーさんのソロ曲について、「耳に残りますよね!」と話しかけた小関さん。「本当に? 歌ってごらん」とイッセーさんが促しますが、小関さんが本当にアカペラで歌いだすと、「いい、いい! 俺よりうまいから正しく歌わないで!(笑)」と慌ててストップ。そんなイッセーさんに、小関さんは「この曲、好きです!」と笑顔で答えていました。

そして現在20歳で、公演中の1月11日に成人の日を迎える新成人・小関さんは、「あれ! じゃあ11日の公演にはいないの!?」とナオトさんからジョークを言われ、和装姿の自分を見返して「ちょうど袴を着ているから、この衣装のまま成人式に行こうかな(笑)」とジョーク返し。

実際には舞台上で迎える成人の日にあたって、新成人の抱負を聞かれ「ここにいる皆さんのような、大きな大人になれたら」と答えますが、ミッツさんから「もっとダンディなこと言いなさいよ」と言われ、「この本番の空き時間で、ナオちゃん(ナオトさん)からギターを教えてもらいたいと企んでいます!」とさらにコメント。ナオトさんいわく、「レッスン代は3時間170円」だそうで、「受けさせてもらいます(笑)」と頭を下げる小関さんでした。

"創造する心=DNA-SHARAKU"を持つ者たちが、芸術を未来へ残すために取った作戦とは… (左から新妻聖子さん、ナオト・インティライミさん、小関裕太さん、田野優花さん、藤岡正明さん)

“創造する心=DNA-SHARAKU”を持つ者たちが、芸術を未来へ残すために取った作戦とは…
(左から新妻聖子さん、ナオト・インティライミさん、小関裕太さん、田野優花さん、藤岡正明さん)

 

幾重にも重なったスクリーンに投影される映像が各時代を表す、鮮烈なステージビジュアル!

幾重にも重なったスクリーンに投影される映像が各時代を表す、鮮烈なステージビジュアル!

それぞれに違った分野の魅力を持つ個性派キャストが集結しながらも、和気あいあいとした様子がうかがえた会見は笑顔に包まれて終了。彼らがそれぞれに”創造する心”を持つキャラクター、そしてそれを封じ込めようとするキャラクターが、4つの時代を超えて紡ぎだす物語とは…。たくさんの楽曲、そしてステージ全面に映し出される映像表現にも注目です!

ミュージカル『DNA-SHARAKU』東京公演は、1月24日まで新国立劇場 中劇場にて上演中! 続いて大阪公演が2016年1月28日~31日にシアターBRAVA!にて、福岡公演が2016年2月6日~7日にキャナルシティ劇場にて上演となります。ほか公演詳細、チケット情報はInformationから公式サイトをチェックしてください。
「創造する心」の素晴らしさ、美しさを見事に体現する、華も実力も兼ね備えたキャストたちによる大作ミュージカルをお見逃しなく!

☆Information

ミュージカル『DNA-SHARAKU』
【東京】2016年1月10日~24日 新国立劇場 中劇場
【大阪】2016年1月28日~31日 シアターBRAVA!
【福岡】2016年2月6日~7日 キャナルシティ劇場
≪公式サイト≫
http:// www.dna-sharaku.com

関連記事

前の記事
次の記事

@sumabojp

ページ上部へ戻る