劇作家・わかぎゑふさんによるゴシックホラー、舞台『夜の姉妹』が山本裕典さん主演で開幕！　12月11日に東京・品川プリンスホテル クラブeXにて、公演初日を迎えます。男女で配役を入れ替え、男性俳優が女性役を、そして女優陣が男性役を演じて上演される今回のステージ。スマボでは、作品のストーリーとともに公演前日に行われたゲネプロ模様を速報！　山本さんらキャスト陣のステージ画像をご紹介します。

バーデンを訪れた女流作家、アレクサンドロ・デュマ役の山本裕典さん

この舞台『夜の姉妹』とは、作家・中島らもさんが旗揚げした劇団”笑殺軍団リリパットアーミー”を2代目座長として引き継いだ、劇作家・演出家のわかぎゑふさんによる作品。その後”リリパットアーミーⅡ”へ改名と改名した劇団の20周年記念の際に上演された、ゴシックホラーの名作戯曲です。

物語の舞台は19世紀ドイツに存在したバーデン大公国。この国の皇室一族に起きたとてつもない悲劇を、なんと物語はそのまま、今回の上演では男優と女優の配役をそっくり入れ替えた男女完全入替劇として上演！　男性の繊細さ、そして女性の大胆さを引き出す演出で、悲劇をよりクローズアップして描きます。

【あらすじ】
19世紀初頭のドイツ、バーデン大公国。
そこへフランスからオペラ「椿姫」を書いたアレクサンドル・デュマという女流作家がやってくる。
そこで、バーデン大公国の皇太子、ラインハルトに出会い、やがて親友になっていく。
ラインハルトは恋人ローザとの結婚を両親、特に母親のマルガレーテ王妃から反対されていた。
王妃と大公はラインハルトを跡取りにしたくないという動きもあり…
皇太子の身に起きたとてつもない血の悲劇。
巻き込まれた女流作家、デュマがこの謎に挑む！

――この男女逆転劇で、主演を務めるのはテレビでの活躍も多い人気俳優・山本裕典さん。人気女流作家のアレクサンドル・デュマ役を、知的な女性として演じます。ほか、名門校の女学生役には佐藤永典さん、宮下雄也さん、原嶋元久さん、彼女たちを指導する女教師に黄川田将也さん、悲劇に身を投じる皇太子の恋人・ローザ役に平野良さんと、人気俳優陣が女性役としてずらり共演！

新聞記者を目指す女学生、好奇心旺盛なリンダ役の佐藤永典さん

婚約を前に皇太子の子を身籠った恋人、ローザ役の平野良さん

元気と体力いっぱい、ムードメーカー的なルーシー役の宮下雄也さん

ローザの妹でリンダの同級生、可憐な笑顔を見せるマリア役の原嶋元久さん

女学生たちを淑女へと教育する女教師・ヨゼファ役の黄川田将也さん

またベテラン勢にも、花組芝居の八代進一さん、元・劇団キャラメルボックスの近江谷太朗さん、劇団☆新感線の粟根まことさんと実力を兼ね揃えた個性派揃い。それぞれ存在感のある女性役を演じる一方、男性役を演じる女優陣も、元宝塚歌劇団・娘役トップの彩乃かなみさんが凛々しい皇太子役を熱演、菊地美香さんも純粋な少年役を演じます。

(写真左から)皇太子ラインハルト(彩乃かなみ)と、恋人ローザ(平野良)。

女学生たちは、ヨゼファの元で淑女になるべく様々な教育を受け…

(写真後列)マルガレーテ王妃(八代進一)や男爵夫人(粟根まこと)が混ざってのコミカルなシーンも！

酒場のシーンでは、宮下雄也さん(写真中央)＆田中崇士さん(左)が女学生役から別役で再登場！

森深い国で、皇太子を中心とした一族にまつわる血の悲劇…。他国の女流作家が見守る結末とは！？　美しくも切ない繊細なストーリーながらも、個性派ぞろいのステージでは笑いが起こるシーンやアドリブを感じさせる場面も盛りだくさん。本編後のカーテンコールまで衝撃が続くステージは必見です！

舞台『夜の姉妹』は、12月11日～20日まで品川プリンスホテル クラブeXにて上演ののち、大阪公演が12月23日～27日まで近鉄アート館で上演です。公演詳細・チケット情報は、Informationから公式サイトをチェックしてください。男性はより女性的に儚く、女性はより男性的に凛々しく綴られる、美しき悲劇の物語をお見逃しなく！

※宮下雄也さんがレギュラー出演するニコ生放送「スマボch」は、会員無料でアーカイブ放送配信中です。

☆Information

舞台『夜の姉妹』
【東京公演】2015年12月11日～20日 品川プリンスホテル クラブeX
【大阪公演】2015年12月23日～27日　近鉄アート館
脚本・演出：わかぎゑふ
出演：山本裕典
彩乃かなみ　佐藤永典
平野良　宮下雄也　原嶋元久
菊地美香　黄川田将也　八代進一
近江谷太朗　粟根まこと
≪公式サイト≫
http://www.nelke.co.jp/stage/yorushii/

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