舞台『ブラコン』の富田健太郎らアミューズの若手俳優が挑む舞台『俺と世界は同じ場所にある』開幕直前SPインタビュー③

  • 2015-12-9

アミューズ所属の若手俳優4人による舞台『俺と世界は同じ場所にある』が12月15日から下北沢・シアター711にて上演!
現在『仮面ライダーゴースト』にシブヤ役で出演中の溝口琢矢さん、映画『地獄でなぜ悪い』『渇き。』や舞台『大逆走』出演で注目を集める三村和敬さん、劇団プレステージのメンバーとして活動中の石原壮馬さん、舞台『BROTHERS CONFLICT -BROTHERS ON STAGE!』風斗役、舞台『炎の蜃気楼昭和編 瑠璃燕ブルース』高坂弾正役で人気の富田健太郎さんという、同世代の若手俳優4人による青春群像劇。
果たしてどのような作品になるのか期待が高まります!

そんな4人による8日間連続配信スペシャル、インタビュー2人目は、富田健太郎さんが登場。
そのPart①は――

富田健太郎さん

富田健太郎さん

【仲がいいからこそ何でも言い合って”なぁなぁ”な稽古にはしないように】

――12月の舞台『俺と世界は同じ場所にある』に出演が決まりました。早速ですが意気込みを伺えますか?

富田 同年代の俳優4人で年末の舞台に立てる機会をいただけたことが嬉しいという気持ちがある一方で、僕たちだけでひとつの舞台を成立させられるのだろうかという不安も多少あり……。”上京して来た若者たちの青春群像劇”というストーリーなので、同世代ならではのリアルな4人の仲の良さや若さゆえの熱量を役柄に反映させられたらいいかなと思っています。

――それぞれの初対面の印象も聞きたいのですが……

富田 (石原)壮馬は今年の春にプロフィール用の写真撮影の時に初めて会ったんですけど、見たまんま「爽やかな好青年」っていう印象でした。いい意味で田舎育ちの少年の大らかさや素直さ、相手の顔を真っ直ぐに見て話をするところに実直な人柄がにじみ出ているなって感じですよね。(溝口)琢矢とは高校が一緒で部活も同じサッカー部に所属していたので、僕が芸能の仕事を始める前からの友達だったんです。

――ちなみにサッカー部でのお互いのポジションは?

富田 僕はボランチ(※守備的MF)で琢矢はオールラウンドプレーヤーでした。最初は学校での琢矢の姿しか知らなかったけど、レッスンでお芝居をしている姿を見たら学校で見る彼とは全然違う表情をしていて「役者ってスゴイ」と思ったのが印象に残っています。

――そして、三村(和敬)さんの印象は?

富田 カズ(=三村和敬)と初めて会ったのは芝居のレッスンの時だったんですけど、年下とは思えない落ち着いた雰囲気から芝居モードに切り替わるとオーラがすごくて……。カズと一緒のレッスンは見ているだけでもすごく楽しいんですよ。カズの持つ独特な雰囲気は僕にはないものなので、そこがうらやましいし大好き。ちょっと前にカズが出演していた舞台を観に行ったんですけど、経験豊富な先輩俳優の中に混ざって同年代の友達が舞台に立っている姿はなかなか刺激的で、僕自身も「頑張らないと!」って励みにもなりました。だからこのタイミングでこの4人で舞台に立てるのがすごく楽しみ! 仲がいいからこそ何でも言い合って”なぁなぁ”な稽古にはしないように、一緒に高みを目指して全力でぶつかっていけたらいいなと思っています。

同世代4人が仲間としてライバルとして共演!

同世代4人が仲間としてライバルとして共演!

――ストーリーは”上京デビューを果たした若者たち”の群像劇だそうですが、富田さんは東京出身ですよね?

富田 はい、僕と(溝口)琢矢は東京で、カズ(=三村和敬)は神奈川です。実際の上京経験者は(石原)壮馬だけですね。

――ということは、実体験できない”上京デビュー”を、お芝居の中でどう表現していこうと考えているのでしょうか?

富田 大学の友人は上京して来た人たちが多いので、その人たちに聞いた上京時のエピソードを参考にしたり、「東京=憧れ」がある反面「東京は怖い街だ」みたいな話もいろいろと聞いているので、いかに人から聞いた体験談や感覚を自分の中に取り込んで、自分の経験として表現できるのかが課題ですね。壮馬は熊本出身でこの春に上京して来たばかりなので、迷ったら壮馬に「この時はどうだったの?」みたいな話を聞いて、それを参考にできたらいいなと思っています。

――あと、もうひとつ”将来の夢”というのも大事なキーワードだと思うのですが、富田さんが役者を志すきっかけは何だったんでしょうか?

富田 きっかけ……。中学生の時に演劇クラブがあったんですけど、傍から見ている時は「人前でお芝居なんて恥ずかしい」みたいに思っていたんですね。でも自分が事務所に所属して芝居のレッスンを受けた時に、みんなが一生懸命に芝居を完成させようと全力を注いでいる姿を目の当たりにして「恥ずかしがっている自分が恥ずかしい」と思ったんです。あと自分が出演した舞台を観てくださったお客様から「感動しました」「楽しかったです」っていう言葉をいただいたり、舞台の千秋楽を迎えた時の達成感を経験して「役者をやっていて良かったな」と思うようになりました。芝居を勉強するようになってからは映画や舞台も今までとは全く違う視点で見るようになって、改めて役者という仕事の魅力や奥深さに気づかされました。なので今「将来の夢は?」って聞かれたら迷わず「役者です!」って答えられます!

(左より)石原壮馬さん、溝口琢矢さん、三村和敬さん、富田健太郎さん

(左より)石原壮馬さん、溝口琢矢さん、三村和敬さん、富田健太郎さん

~富田健太郎Part②に続く~

取材・文/近藤明子
ヘアメイク/大野彰宏(ENISHI)
スタイリスト/鈴木麻由

☆Information

舞台『俺と世界は同じ場所にある』
日程:12月15日~12月20日
場所:下北沢 シアター711
脚本:舘そらみ
演出:ハセガワアユム
出演:溝口琢矢 富田健太郎 三村和敬 石原壮馬
《公式サイト》
https://www.facebook.com/onajibasyo/
《公式Twitter》
@onajibasyo

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