2015-11-30

赤澤燈さん、西島顕人さん、味方良介さん、安川純平さんが出演した、2014年3月上演の第1弾公演『オズからの招待状』から約2年の時を経て、PONKOTSU-BARON projectの最新公演がいよいよ上演決定！　第2弾公演・舞台『回転する夜』を、2016年1月30日～2月7日に東京・新宿の紀伊國屋サザンシアターで上演することが発表されました。

若き才能あふれる、赤澤燈さん(左上)、西島顕人さん(右上)、味方良介さん(左下)、安川純平さん(右下)の4人が再集結！

この『回転する夜』とは、蓬莱竜太さんによる脚本で、2007年7月に劇団・モダンスイマーズで上演された作品。引きこもりの青年が、夢のなかの過去と現在を行き来しながら社会への恐怖心を克服する姿を描いた、全編石川弁によって描かれる骨太な作品で、夢や過去の世界を描きながらも、ファンタジー感はまったく感じない、リアルな社会性のある名作となっています。

2012年2月には朗読劇としても上演されており、今回の上演では2012年の朗読劇から引き続き、和田憲明さんが演出を担当。第22回読売演劇大賞の優秀演出家賞を受賞した2014年ウォーキング・スタッフ公演『304』と同じく、脚本・蓬莱竜太さん×演出・和田憲明さんがタッグを組みます。

そして出演キャストには、PONKOTSU-BARON projectの第1弾『オズからの招待状』と同様に、それぞれミュージカル『テニスの王子様2ndシーズン』で注目を浴び、ほかジャンルの作品へも活躍の場を広げている4名が再集結！

映画『羊をかぞえる』やミュージカル『リボンの騎士』の赤澤燈さん、舞台『男子ing!!』『BROTHERS　CONFLICT』の西島顕人さん、舞台『恋するブロードウェイ』、ミュージカル『薄桜鬼』の味方良介さん、舞台『タンブリング』vol.4、映画『EIKEN BOOGIE』の安川純平さんと、役者の嘘を感じさせない生きた芝居・リアルな演出に定評のある和田憲明さんの演出によって、どんな作品が作り出されるのか期待が高まります。

ここで、気になる舞台『回転する夜』のストーリーと、脚本を務める蓬莱さん、演出を務める和田さんの公演に寄せてのコメントをご紹介いたします。

【あらすじ】
とある田舎町。海に面した丘の上に建つ豪華な一軒家。
兄夫婦と同居し2階の部屋で何不自由のない生活を送る、ひきこもりの青年ノボル。
ある夜、熱を出して寝込んでいるノボルの部屋に心配した義姉が現れる、と、全てを失ったあの一夜の記憶が夢の中で蘇る。
だがその記憶は、ノボル自身によって変容し、ノボルの「現在」と交錯していく。
現在と過去の狭間で、もがき続けるノボル。
終わらない夜の中で、ノボルはやがて思いもしない「真実」を知ることになる。
そして、その夜が明けた時・・・

【作：蓬莱竜太さんコメント】
「回転する夜」を書いたきっかけは高熱を出したからだ。強めの風邪薬を飲んで眠った僕はひどい悪夢を見た。長い長い悪夢からなんとか抜け出し目を覚ました。疲労困憊だった。ところが時計を見ると三分しか経っていないのだ。とても困惑した。朝を二度と見れないような錯覚に陥った。この物語の主人公はある夜から抜けられないでいる。悪夢の中を彷徨い、朝は近づかない。もしかして誰にでもあるのかもしれない。未だに脱出できないある日の記憶が。もう一度リベンジ出来るならどうしますか？

【演出：和田憲明コメント】
正直、今回の企画でこの作品を上演するのには迷いがあった。蓬莱君という作家は、私にとって大事な存在の一人だ。そんな彼の作品を演出させてもらう時には、いつも以上にプレッシャーがかかる。それを出会ったばかりの若い役者たちとやる。さらに、彼らはどうやら、ストレートプレイの経験がないと言う。でも今はこの作品で良かったと思っている。私が蓬莱作品に出会った頃、その頃の作品群に共通して強く流れていた思い、それは今の彼らだからこそ、より共有できるのではないか。そんな挑戦になればいい。今はそう思っている。

PONKOTSU-BARON project第2弾公演・舞台『回転する夜』は、2016年1月30日～2月7日に東京・新宿の紀伊國屋サザンシアターで上演、公演期間中はアフタートークなどのイベントも開催されます。公演チケット一般発売は12月20日の10時スタート、ほか最新情報はInformationから公式サイトをチェックしてください。

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