池田純矢主演舞台『ベイビーさん』が開幕!鈴木勝吾”曲芸”画像UP!

  • 2015-11-9

小説家・エッセイスト・脚本家と多岐にわたって活躍した中島らもさんの幻の傑作戯曲『ベイビーさん~あるいは笑う曲馬団について~』が11月7日より、東京・六本木のZeppブルーシアター六本木にて開幕!

太平洋戦争が起こる直前の昭和16年、満州の新京を舞台に、軍隊へ慰問するサーカス団、その慰問が適正かどうかを視察する軍隊、そして餌を食わない不思議な動物“ベイビーさん”とのやりとりが描かれた物語。

本番初日直前に行われたゲネプロのオフィシャル公演画像、および演出のG2さん、主演の池田純矢さん、共演の松尾貴史さんの公式コメントをお届けします。

《公演画像》

内海少尉役の池田純矢さん(中央)とボーズ役の鈴木勝吾さん(中央左)

内海少尉役の池田純矢さん(中央)とボーズ役の鈴木勝吾さん(中央左)

 

井澤勇貴さん、松尾貴史さんらによるサーカス団の曲芸は必見です!

井澤勇貴さん、松尾貴史さんらによるサーカス団の曲芸は必見です!

 

内海少尉は上官からある指令を命じられ…

内海少尉は上官からある指令を命じられ…

 

鈴木さんの一輪車シーン、このために猛練習をしたそう!

鈴木さんの一輪車シーン、このために猛練習をしたそう!

 

内海少尉と入来茉里さん演じるサーカス団のヒロイン・玉と恋愛模様にも注目

内海少尉と入来茉里さん演じるサーカス団のヒロイン・玉と恋愛模様にも注目

《初日直前コメント》
●演出:G2 さん

――初日を直前にした今のお気持ちはいかがですか?

G2 中島らもさんが亡くなられて早や11年。文字で残されたらもさんの想念が、舞台上に再び具体的な形を伴って現れる。なんとも不思議な気持ちです。

――いつか演出を、と望んでいらっしゃったという「ベイビーさん」ですが、実際に演出されてみて、いかがでしたか?

G2 手を抜かず、余計なことをせず、テキストから感じたままを頼りに稽古場で芝居を作ってきました。あとはお客さまにどう感じていただけるか……とても楽しみです。

――キャストの皆さまに対して、稽古場での感想や、本番に際して望んでいることなどありますか?

G2 もともと演劇というのは人が集まらねば作ることができないものですが、今回は特に、人の集まりの大切さと素晴らしさを感じています。二十代の若者を三人も迎えたカンパニーは自分にとって珍しいし、ダンスも殺陣も役者兼任でがんばってくれました。ベテランも手を抜いてません。スタッフは実現不可能とも思える演出プランを具現化してくれました。

――これから観に行こうかと思っていらっしゃる方に、一言お願いいたします。

G2 疲れた心の栄養補給にお勧めの一品。理屈抜きに楽しめる作品になったかと思います。

●池田純矢さん

――初日を直前にした今のお気持ちはいかがですか?

池田純矢 憧れの中島らも戯曲、いつかはと思い描いていたG2さんの演出、しかも光栄にも、そこに主演という立場で立たせていただける喜びに高揚しています。そして、この夢のような作品が日々確実に現実となっていく中、最高潮に気持ちが高ぶっています。

――G2さんの演出や、共演のみなさまとのお稽古の中で印象的なエピソードなどありましたら教えてください。

池田 自分なりに役を解釈して、稽古で演じて提示するのですが、G2さんから「ここはこういう方がいいんじゃない?」というように提案されると、「わからない!」と思ってしまう事があったんです。疑問を持っていたのに、言われた通りにやってみると、何故か腑に落ちる、という不思議な感覚がありました。
後半になって気付いたのは、イエスマンになって、分からないのに「はい!」と言って、マシーンになってしまうよりも、自分の中で疑問を持ち、それを伝え、何故わからないのか?どうすれば納得できるのか?を考え、それを探す作業が凄く楽しかったのが印象的でした。

――お稽古で苦労されたことや、また楽しかったことなど、教えてください。

池田 お芝居の質的にも、身体的にも、どちらかと言うと普段は発散する役どころの方が多かったのですが、今作ではどちらにも大きな縛りがあり、自分を抑圧する事が課題でした。何もしない、しかし、そこに在る。と言うのがどれ程難しいか、痛感したように思います。逆に、不自由の中に生まれる自由を見つけた時は何よりも嬉しかったです。

――これから観に行こうかと思っていらっしゃる方に、一言お願いいたします。

池田 この作品は純粋に「面白い!」と言ってもらえる作品だと思います。コメディ、シリアス、エンタテイメント色んなものが詰まっています。舞台観劇が初めての方にも優しい作品です。是非、ワクワクした気持ちでいらしていただければと思います。

●松尾貴史さん

――初日を直前にした今のお気持ちはいかがですか?

松尾貴史 実に清々しいです。やることはやったという感じです。初演を青山円形劇場で観て、出演したかったなあと思ったときから、20年が経ち、ひたすら感慨深いです。

――初演をご覧になった時、出演したかったと望んでいらっしゃったという「ベイビーさん」ですが、実際にお稽古をされてみて、いかがでしたか?

松尾 らもさんがご自分で演じることを想定して書いた役なので、どういう人格設定をしていたのか、想像する作業が楽しかったです。

――お稽古で苦労されたところや、楽しかったところなど、教えてください。

松尾 サーカス団のあらゆる娯楽を盛り込んで良いという状況設定に、いろんな工夫があり、稽古場で実際にやってみて、組み立てていくプロセスが、無邪気に楽しめました。

――これから観に行こうかと思っていらっしゃる方に、一言お願いいたします。

松尾 色々な部分で、役者各々が、薄氷を踏む場面が多いので、そこを楽しみに、皆様お誘いの上賑やかにお越しください。二度三度と観ていただくと楽しさも倍増です。

公演は11月14日まで。公演日によりアフタートークイベントが開催され、リピータープレゼントも実施中。また公式サイトでは舞台稽古動画を配信中! 詳しくは下記Informationよりご確認ください。

☆Information

舞台『ベイビーさん ~あるいは笑う曲馬団について』
公演:2015年11月7日~14日
会場:Zeppブルーシアター六本木
《公式サイト》
http://baby-san.com

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