2015-10-12

全世界で累計6500万本を売り上げ、ハリウッドでも実写映画シリーズが続いている人気ゲーム「バイオハザード」初の舞台劇『BIOHAZARD THE STAGE』が、10月22日より東京・六本木のEX THEATER ROPPONGIにて上演されます。

今作ではシリーズ「5」と「6」で起きる出来事が描かれており――西オーストラリアの大学で突如バイオテロ事件が発生。対バイオテロ部隊BSAAのピアーズとクリス、その大学で教鞭をとる元S.T.A.R.S.隊員レベッカらと協力し、事態の鎮圧を図るが、そこに現れた謎の青年タイラー・ハワードの口から、事件の裏にある驚愕の真実が明かされる、新感覚サバイバルホラーステージ。

スマートボーイズでは、9月に行われた制作発表会見直後に、矢崎広さん、栗山航さん、中村誠治郎さんの3人に直撃インタビューを敢行！　ラストを飾ってくれる3人目は、シリーズを代表するキャラクター、クリス・レッドフィールド役の中村さんです。

クリス・レッドフィールド役の中村誠治郎さん

【千葉真一さんをビビらせるくらいのアクションを見せたい！】

――まずは、出演が決まった時の第一印象を教えてください。

中村誠治郎　飛んで喜びましたよ！僕が事務所にいた時、マネージャーが電話に出て「バイオハザードの舞台ですか？」っていう言葉を耳にして。すぐに「出たいです！」と言いました。

――会見でバイオハザードが大好きとおっしゃっていましたが、どのぐらい好きですか？

中村　全シリーズやってます。携帯でもダウンロードするくらいです。「バイオハザード4」なら、かなりのマニアックぶりだと思います。武器を改造せずにクリアできたり、極力ナイフだけで進んだりしました。敵の膝を攻撃して膝をついたところで蹴りを入れたり(笑)。

――きっと、バイオハザードをプレイしたことがない人にとっては、チンプンカンプンですね(笑)。

中村　きっとそうでしょうね(笑)。

――中村さんといえば、数多くの原作モノの作品に出演されていますが、また全然違う喜びなんですね。

中村　今までは、あまりやったことはないけど、やっていくにつれてどんどん好きになるというパターンですが、今回は最初から全開で好きなので、多分これ以上好きになったら、もっとゲーマーになるんだろうなと心配があるぐらい嬉しいですね。

――出演が決まって、また改めてゲームをしたりしましたか？

中村　もちろんやりました。ただ感覚的に変わりますね。今まで注意していなかった部分を見てしまうし、「あぁ、これをオレがやるのか…」と思いながらやるのとは全然違いますね。

――しかも演じるのは、シリーズを代表するキャラクター「クリス」です。

中村　イメージがクリスとかけ離れているので、思っている以上に稽古を頑張らないといけないのかなというプレッシャーはあります。

――今回出演される方で、過去に共演された方はいらっしゃいますか？

中村　全員初共演なんです。このキャストの中に入れさせていただけるというのは、嬉しいですし光栄ですし、現場で学ぶことはたくさんありそうです。稽古場で芝居やアクションを示して、認めてもらえるように頑張りたいなと思います。

――共演といえば、中村さんもかつて在籍していたJACの創設者でもある千葉真一さんが出演されますね。ちなみに千葉さんの印象は？

中村　たまにバラエティ番組に出ていらっしゃるので、イメージはテレビのままというのはありますが、先ほど少しお話をしていただいて、改めてすごい方だなって痛感しました。稽古が楽しみです。千葉さんの前でアクションが出来るなんてなかなかないですよ。

――千葉さんにここを見てもらいたいとかはありますか？

中村　どんな感じになるかわかりませんが、「お前動けるな。何かやってたのか？」って言われるように頑張りたいです。千葉さんが出演することを周りに話すと、みんな「マジで！？」って言いますね。

――周りの反響もすごいですね。

中村　ホントすごいです。バイオハザードの舞台化だけでも注目してくれますし、しかもクリス役って言うと「えっ、クリス？」って、すごい喰い付きですし、とどめで千葉さんが出るって言ったら「うっそー！！」って(笑)。みなさんの期待度が高いのでプレッシャーですね。

銃を構える中村さん。ハートを打ち抜かれたい？

――クリス役ということで、ガンアクションがあるかと思いますが。

中村　きっとガンアクションがメインでしょうね。まだ台本を詳しく見ていませんが、他にもナイフや肉弾戦もあるんじゃないでしょうか。

――先日中村さんが出演した舞台「Little Fandango」でも、ガンアクションをされていましたね。

中村　あれが初めてのガンアクションでしたが、やっておいて良かったです。もともと現代アクションの方が得意だったので、「Little Fandango」の時はあまりアクションシーンが少なかったので、今回久しぶりにガッツリとアクションができます。僕はアクション大好き人間ですから！！

――しかも、千葉さんが見てくださいますからね。

中村　千葉さんをビビらせたいなと思っています。

――おー！　すごいですね。

中村　僕はよくパッと見で、アクションをやりそうにないと言われるので、ビックリさせられたらいいなと思います。

――最後に、メッセージをお願いします。

中村　原作好きな方には、ゲームの要素とか舞台に組み込まれているので、そういう部分を見て実際に生でバイオハザードの世界を見ると、こういう感じなんだって新しい楽しみが増えてもらえるように頑張りたいです。原作を知らない方には、舞台を見たことによって、ゲームをやってみたいなと思うようにしたいです。とにかく僕がバイオハザードの魅力の代弁者になれるようになりたいです。特に「バイオハザード4」のことなら何でも聞いてください！