瀬戸康史×宮﨑秋人で注目のDステ『夕陽伝』出演!荒井敦史インタビュー①「僕は器用貧乏?」

  • 2015-10-4

昨年10週年を迎え、俳優集団として確固たる実績を築きあげてきたD-BOYS。そのD-BOYSによる舞台”Dステ”も、新たなステージに突入!

10月22日より池袋・サンシャイン劇場で幕を開ける舞台・Dステ17th『夕陽伝』。約3年半ぶりにDステに出演する瀬戸康史さんと、『弱虫ペダル』『メサイア』『東京喰種』など人気作への出演で注目を集める宮﨑秋人さん。2人が演じる兄弟の確執と淡い恋、権力をめぐる争いから生まれる悲劇を描く、青春群像劇が描かれます。

本作はD-BOYSメンバーから、鈴木裕樹さん、荒井敦史さん、池岡亮介さん、前山剛久さん、高橋龍輝さん。
さらに関西版D-BOYSとして話題の劇団Patchより中山義紘さん、三好大貴さん。
そして初代D-BOYSリーダーとして多くのDステ作品に出演してきた遠藤雄弥さん。
客演に、映画『魔女の宅急便』で第57回ブルーリボン賞・新人賞を獲得した注目の女優・小芝風花さんと、つかこうへい作品をはじめ多くの舞台・映画・ドラマに出演する山本亨さんを迎えて贈る、一大エンターテインメント作品!

スマートボーイズでは、キャストを代表して出雲(いずも)役の荒井敦史さん直撃インタビュー! そのPart①は――

出雲(いずも)役の荒井敦史さん

出雲(いずも)役の荒井敦史さん

【何もしなくても”そこそこ”出来ちゃう僕は、”そこそこ”止まりの器用貧乏?】

――Dステ17th『夕陽伝』は、日本の神話をベースに書かれた歴史ものだそうですが、荒井さんが演じる”出雲(いずも)”という役は、どんなキャラクターなのでしょう?

荒井 ザックリ言うなら大和朝廷の時代を舞台に、現代の要素も取り入れて描かれたエンターテイメント作品です。僕が演じる出雲は、瀬戸康史さんが演じる海里(かいり)の舎人(とねり:皇族や貴族に仕え、警備や雑用などに従事していた者)です。
瀬戸さんとは2010年に上演されたDステ『ラストゲーム』の再演以来、久しぶりの共演ですが、親友のような役どころなので、”いい感じの関係”を築いていけたらなと思います。

――出雲役について、もうちょっと詳しく聞きたいのですが、舎人(とねり)というのは、護衛役みたいなイメージ?

荒井 分かりやすく言えば”従者”ですね。瀬戸さんが演じる海里の親友であり一番の理解者だけど、身分が違う”護る側”と”護られる側”の関係。でも幼馴染でもあるので、ただの主従関係とは違う親しさのようなものも、うまく気持ちをのせて演じられたらいいなと思っています。

――護衛役ということは、殺陣のシーンも多いんでしょうね。

荒井 殺陣は多いと思います。そこが護衛役の見せ場ですからね(笑)。でも殺陣って斬る方だけでなく、斬られる方とも息を合わせることが大事なので、共演者みんなで頑張って殺陣をレベルアップしていけたらいいな。まだ稽古は始まっていないけど、前ちゃん(=前山剛久)との立ちまわりのイメージは既にできています!

――なぜ、そこで前山さん?

荒井 前ちゃん、運動が苦手なんですけど、今春のDステ『GARANTIDO(ガランチード)』でアクションがレベルアップしたんですよ(笑)。「運動神経がちょっと良くなった」って自分でも言っていたから、今作でさらにレベルアップしてくれると思います。楽しみです。
――前山さんとは、息が合わせられそう?

荒井 ん~、合わせられなくていいんです。重要なのは「感じられる」か「感じられない」かだと思うので。お互いの目は見ていてもアクションモーションを「感じられる」人と「感じられない」人っているんですよ。目を合わせただけで「ガッ! いくぞ!」っていう気迫のようなものが互いに伝わるように頑張ります。

――最近の荒井さんは、殺陣やアクションのある作品に出演することが多いですよね。

荒井 そうですね。舞台では時代ものが多かったり、映画ではヤンキーものが多かったり。最近では現場に行った先でお会いするアクションコーディネーターさんがほとんど知り合いだったりするので、無茶ぶりが多いのが悩みです(笑)。「歩道橋から跳べ」って言われて「マジかよ?」みたいな……。まぁ、やるんですけどね。

――アクションは好きですか?

荒井 好きですね! 例えば「目の前の人を殴って」みたいなことって普段の生活の中では出来ないけれど、”役”というフィルターを通して”自分じゃない”からこそ出来る。そういう新鮮な経験ができるからアクションは楽しいです。

――日頃からアクション練習や自主トレーニングなどをしているんですか?

荒井 身体は鍛えていますが、そこまで特別なことはしていないです。でも不思議と動けるんですよ。

――やらなくても”出来る子”なんですね(笑)。

荒井 俺、”器用貧乏”なので、何をやっても”そこそこ”できちゃうんです。でも、最後まで突き詰めないから、結局”そこそこ”止まりなんですよね。

――あ~、もったいない!

荒井 サッカーも12年やっていたけど、友達がユースに入った時に自分は辞めちゃって、書道も五段を取って辞めちゃって。今思うと八段ぐらいまで取っておけば良かったなって、ちょっと後悔しています。剣道は県2位の女子に負けて辞めたんですよ。全部トップまでいかない。そこそこまでいったら満足して辞めちゃう、典型的な器用貧乏タイプです(苦笑)。

――「トップに立てなくて悔しい! 頑張ろう!」っていう気持ちには……。

荒井 不思議とならなかったんですよね。「まぁ、とりあえずここまでやったからいいか」みたいな。一番になることに執着がなかったんです。でも役者の仕事に関しては、自分が納得するまでとことん突き詰めたいなと思っています。

瀬戸康史さんが演じる海里(かいり)の舎人(とねり/※従者)として、アクションにも気合が入ります!

瀬戸康史さんが演じる海里(かいり)の舎人(とねり/※従者)として、アクションにも気合が入ります!

Dステ17th『夕陽伝』東京公演は、10月22日より池袋・サンシャイン劇場で、大阪公演は11月21日と11月22日の2日間、森ノ宮ピロティホールで上演。公演期間中、スペシャルイベントも開催されます。
詳細は下記Infomationから公式サイトをチェックしてください。

~Part②に続く~

(取材・文/近藤明子)

☆Information

Dステ17th『夕陽伝』
【東京公演】
日程:10月22日~11月1日
場所:サンシャイン劇場
【大阪公演】
日程:11月21日~11月22日
場所:森ノ宮ピロティホール
脚本:末満健一
演出:岡村俊一
出演: 瀬戸康史 宮崎秋人 小芝風花
鈴木裕樹 荒井敦史 池岡亮介
前山剛久 高橋龍輝 中山義紘
三好大貴 遠藤雄弥 山本 亨
《公式サイト》
http://yuhiden.dstage.jp/
《公式ブログ》
http://ameblo.jp/watanabe-engeki
《公式Twitter》
@watanabe_engeki

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