2015-9-23

舞台『ニューヨークで猫を殺す方法』の公式考察会が、8月25日東京・六本木のTOHOシネマズ六本木ヒルズにて行われ、主演の鎌苅健太さん、共演の碕理人さん、山碕薫太さん、寿里さん、作・演出の保木本真也さん、プロデューサーの丸若薫さんが登壇しました。

史上初？舞台の公式考察会に6名が集合！

主演の鎌苅健太さん

碕理人さん

山碕薫太さん

寿里さん

丸若さんプロデュースによる演劇ユニット「ニジーローモーチャー」の第一回公演として、昨年12月に上演し大好評を博した『ニューヨークで猫を殺す方法』は、ニューヨーク・マンハッタン八番街の日本人夫婦が住むマンションで起こった殺人事件の謎に迫るクライムコメディ。
ストーリー中に隠されていた様々な謎が至るところに散りばめていており、公演終了後にファンの間で“考察会”なるものが催されたほど。今回の公式考察会では、その謎が明らかとなりました。

まずは観客の皆さんに舞台の資料を配りますが、その間鎌苅さんをはじめとするキャストが最前列に座る観客のポップコーンを遠慮なく食べたり、寿里さんが「『ニューヨークで猫を殺す方法“3D”上映会』にお越しいただきありがとうございます」と3Dメガネをかけながら挨拶するなど自由すぎる行動に、司会進行の保木本さんが何度も突っ込む場面も。

ここから保木本さんによるストーリーの解説に突入。真相を知りたがっているお客さんは資料に夢中で、お目当てのキャストが近くにいるのに、全員が下を向いて淡々と閲覧しているほどののめり込み具合です。

配布した資料を説明中。全員資料に目がいく中、何故か山碕さんのみカメラ目線(笑)

今回の公式考察会には、舞台を鑑賞した方から数多くのストーリー関する質問が寄せられていて、保木本さんがその一つ一つの質問に対して、分かりやすく解説。納得したお客さんが「あ～」「なるほど」と何度もうなずいているシーンを何度も見受けられました。

時系列で簡単なあらすじを説明すると、本編が上映。振り返りながら重要なシーンに関しては、保木本さんだけでなく、キャストたちもコメントが入ります。
ポイントポイントを的確に説明する鎌苅さん＆寿里さんに対して、なかなか中に入ってこない碕さん＆山碕さんに何度も「わかってる？」とイジられつつも、舞台裏の面白エピソードを紹介したりと、なごやかな雰囲気のまま進行。が、クライマックスの部分では、真相が明らかとなるだけに緊張感が会場中を包み込みます。そして最後の最後のネタバレを解説した瞬間。会場からおおきなどよめきが起こると共に拍手が飛び交いました。

本編を上映しながら解説してもらえるので、難解な部分もすんなり！

本編上演もクライマックスが近づくと……

登壇者もついついスクリーンに目が釘付け！

配られた資料はイベント終了後回収されたこともあり、公式のネタバレや謎の真相に関しては、会場に集まった方のみぞ知る形になりますが、保木本さんは「考察もして欲しかったので、お客さんが楽しむのも残しつつ、答えがはっきりしないことを出来るだけ作らないようにという部分は意識しました」とネタバレ部分の難しさを口にするほど細心の注意を払っていたそうです。

最後に鎌苅さんが「オレなら解らない部分もみんなが解っていたりしたのも、一生懸命作品を見てくれたおかげだなと思います」と感謝のメッセージを送り、公式考察会は終了しました。