10周年の劇団プレステージの魅力は”イケメンのおじさま”!?平埜生成らに直撃インタビュー②

  • 2015-8-9

劇団プレステージ10th Anniversaryのラストを飾る作品。アミューズで最も知名度の低かった男たちが、大勝負に打って出る!

劇団プレステージ 第10回公演『Have a good time?』は、2012年に初演が上演され、現在の劇プレのベースを作ったともいえる意欲作。
アイドル業界の裏側を描き、”歌””ダンス””芝居”の三拍子が揃った至極のエンターテインメント作品を引っ提げ、8月8日の大阪公演から、いよいよ幕を開ける!

初の大阪公演、そして東京公演の会場もこれまた初めて立つ紀伊國屋サザンシアター。
10周年にして”初”づくしの本公演に向けて、出演キャストを代表して、石原壮馬さん、太田将熙さん、平埜生成さんにお話を伺いました。

そのPart②は――

(写真左より)太田将熙さん、石原壮馬さん、平埜生成さん

(写真左より)太田将熙さん、石原壮馬さん、平埜生成さん

【若いイケメンに飽きたら、おじさんのイケメンもいかがでしょう?】

――公演に向けてメンバーの皆さんは”劇団プレステージを広め隊”という広報活動も積極的にされていたそうですが、具体的にどのようなことを?

太田将熙 劇団公式Twitterのフォロワー数を増やそうと、自分たちでデザインしたQRコード入りのTシャツを着て、原宿や新宿や渋谷でチラシを配ったりしました。最初は、どんどんみんなが集まって読み取ってくれるのかなと期待していたんですけど、実際はなかなか近寄って来てくれなかったり、恥ずかしがって正面からじゃなくTシャツの後ろからQRコードを読み取ってたり(笑)。目が合った人に「読み取ってみませんか?」ってコッソリ話しかけに行くのがやっとでしたね。

PR隊の活動を通じ、コミュニケーションの難しさを知りました(太田将熙さん)

PR隊の活動を通じ、コミュニケーションの難しさを知りました(太田将熙さん)

石原壮馬 知らない人に話しかけるのって、勇気がいりますよね(笑)。

「また劇プレの舞台を観に来たい」と思われるように!(石原壮馬さん)

「また劇プレの舞台を観に来たい」と思われるように!(石原壮馬さん)

太田 僕らから「どうですか?」って言いに行くのも、相手に迷惑になっちゃいけないし、気になってこっちを見ている人に、さり気なく話しかけるタイミングが難しくて。

石原 でも修学旅行の高校生や外国人観光客の方たちは、ピンクのTシャツを着た集団を珍しがってくれて、一緒に記念撮影とかしました。

――人見知りな平埜さんも、ピンクのTシャツを着て街を歩いたんですか?

平埜生成 僕はそのチームじゃないので行きませんでした。僕がいたら大変ですよ、普段こんな無精ヒゲで不審者だから迷惑かけちゃう。

一人へのダメ出しは、メンバー全員への言葉(平埜生成さん)

一人へのダメ出しは、メンバー全員への言葉(平埜生成さん)

――そこは「人がキャーキャー寄ってきちゃって迷惑かけるから行かなかった」と言っておかないと(笑)。平埜さんは何チームだったんですか?

平埜 僕はYouTubeで配信する動画を作るチームです。「劇団プレステージを知らない人が観て、興味を持ってもらうにはどうしたらいい?」「僕たちが何の集団なのか提示するには、どういう映像が必要だろう?」って、みんなで知恵を出し合いながら作りました。

――広報活動はもちろん、舞台制作に関するすべてをメンバー自身で行っているのが、劇団プレステージの特徴でもありますね。そんな作業もありつつ、稽古もやるのは大変!

平埜 今回は再演ということもあって、元の台本やテーマ曲がある状態なので、いつもよりスムーズに進んだ感じはありましたね。でも台本の細かな修正や、演出の変更点もあるので、そこは最後の最後まで気を抜かずに突き詰めていかなければならないんですけど。

太田 あとステージが広くなった分、いろんな装置が動くので、「ここは誰が出番じゃないから動かして」みたいな確認事項が大変です。誰かひとつでも手順を間違えたり忘れたりしたら、そこでお芝居が止まっちゃうから。

石原 セットの転換も心配だけど、僕はまだ自分の演じる役のお芝居が、ちゃんと客席の後方まで届くのかが心配。自分が思っている以上に大きく動かないといけないっていうところが、自分自身まだ掴み切れていないので難しいです。

平埜 その点は、演出のほさかようさんが、劇場の大きさを意識した演出をつけてくださるので、僕たちはその言葉を信じてやるだけ。
ほさかさんは全員にちゃんと役を与えて「小さい役とかないから、ちゃんと役をまっとうしてくれ」っていう人なんですよ。それはメインキャストを演じる僕や太田だけでなく、出番が少ない壮馬も同じ。特にファン役の人たちに対するダメ出しがめちゃくちゃキツくて、毎日「怖ぇ~」って思いながら僕は稽古場にいます(苦笑)。

――たとえ1シーン、2シーンの出番だったとしても?

平埜 だからこそ、ほさかさんは熱くなって「ここでお前たちの全てを見せないで、いつ見せるんだ!」みたいな感じになるんです。そして出番がない時には舞台セットの転換もやるんですけど、転換ミスったらブチ切れられるし(苦笑)。

石原 でも、不思議なことに生成くんはセリフ間違えても全然怒られないんですよね。

平埜 そうそう。太田は怒られるけど(笑)。

太田 確かに(苦笑)。生成くんは特殊ですよね。

平埜 特殊っていうか、それはつまり石原や太田を通じで、劇プレメンバー全員が言われているってことなんだよ。

太田 「怒られている人を見て分かれよ」っていうことですね。

平埜 今まで劇プレに拘わってくださった演出家の人たち、みんな熱いんです。逆に劇プレ以外のお仕事で、そこまで熱い人とは出会っていないかも。そう考えると、「言っていただけてありがたいな」と思いつつ、やっぱり「怖いな」って思いながら、怒られる二人を見ています(笑)。

――最後に、公演を楽しみにしている皆さんへメッセージをお願いします。

太田 劇団プレステージ10周年ラストを飾る舞台『Have a good time?』を、大阪と東京で上演します。歌あり、ダンスあり、お芝居ありのエンターテインメントステ-ジは、シーンによっては舞台というよりライブを見ているような感覚で観られる作品です。来てくださった皆さんが笑って、キュンとして楽しんでいただけるように、僕ら精一杯頑張ります!

石原 毎回、劇団プレステージの舞台を楽しみに観に来てくださっている方々にも、今回は劇場が変わってまた新しい部分をお見せできると思っています。また、今回の舞台『Have a good time?』で、劇団プレステージの舞台を初めて観る方には、「観に来て良かったな」「また観たいな」って思っていただけるように頑張ります。

――最後に平埜さん、ビシッとまとめてください!

平埜 『スマートボーイズ』をご覧になっている皆さんは、普段は若いイケメンの出る舞台をご覧になっている方が多いと思いますが、劇団プレステージはイケメンぞろいの”おじさん”が魅力のひとつでもあります(笑)。舞台上ではイケメンに見えるように劇プレメンバー一同全力で頑張っているので、「若いイケメンに飽きたら、ちょっとイケメンのおじさんもどうですか?」って感じで、ぜひ劇場に足をお運びください!

~了~

(取材・文/近藤明子)

☆Information

■劇団プレステージ 第10回公演『Have a good time?』
【大阪公演】
日程: 8月8日~8月9日
場所:森ノ宮ピロティホール
【東京公演】
日程:8月12日~8月23日
場所:紀伊國屋サザンシアター
■『Have a good time?』DVD発売決定
発売日:2015年11月下旬発売予定(完成次第発送)
価格:5,600円(税込)
内容:本編ディスク+特典ディスクの豪華2枚組!
劇場予約のほか、ONLINE SHOP 「A!SMART(アスマート)」でも8月24日より販売開始。予約特典など詳細は公式サイトをチェック。
《公式サイト》
http://amuse-gekipre.com/
《公式ブログ》
http://ameblo.jp/gekidan-prestage/
《公式Twitter》
@AMUSE_prestage
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