- 2015-8-8
劇団プレステージ10th Anniversaryのラストを飾る作品。アミューズで最も知名度の低かった男たちが、大勝負に打って出る！
劇団プレステージ 第10回公演『Have a good time?』は、2012年に初演が上演され、現在の劇プレのベースを作ったともいえる意欲作。
アイドル業界の裏側を描き、”歌””ダンス””芝居”の三拍子が揃った至極のエンターテインメント作品を引っ提げ、8月8日の大阪公演から、いよいよ幕を開ける！
初の大阪公演、そして東京公演の会場もこれまた初めて立つ紀伊國屋サザンシアター。
10周年にして”初”づくしの本公演に向けて、出演キャストを代表して、石原壮馬さん、太田将熙さん、平埜生成さんにお話を伺いました。
そのPart①は――
(写真左より)太田将熙さん、石原壮馬さん、平埜生成さん
【劇団プレステージのメンバーで、一番の”ツンデレ”は――？】
――稽古の合間に東京公演の会場、新宿・紀伊國屋サザンシアターに皆さんで下見に行かれたそうですね？
石原壮馬 とにかく大きな会場で、奥行きがすごかったです。舞台から見た感じが、いつもと全然違う光景で「うわ～」って思いました。
「好き」っていう気持ちをお芝居にのせることができたら……(石原壮馬さん)
太田将熙 僕は客席の一番後ろの席に座ってステージを見たんですけど、立っているメンバーがけっこう小さく見えたので、「自分が思っている以上に大きく動かなきゃダメだな」と改めて大きな芝居をイメージしていました。
生成くんがたまに見せる優しさにキュンってなっちゃいました(太田将熙さん)
――劇団プレステージは「赤字＝即解散！」ですから、メンバーの皆さんやはりプレッシャーを感じているんですか？
平埜生成 一昨年、キャパシティ100人ほどの千本桜ホールから、倍以上の席数があるCBGKシブゲキ!!に進出した時にも、メンバーはいろいろ思うことがあったし、今回も不安は少なからずあると思います。でも『Have a good time?』という作品は、その不安を埋められるだけのパワーのある作品だと思っているので、僕は会場が広いことに対しての危機感みたいなのは、あまりないかな？
会場の広さを不安に思う気持ちを埋められるパワーのある作品(平埜生成さん)
――今回の演目は、2012年に上演された第4回公演の再演です。ということは、平埜さんは経験しているけど、太田さんと石原さんにとっては初めての演目？
平埜 そっか、二人とも出てないのか！
太田・石原 はい。僕ら二人は、翌年の2013年に劇団プレステージに加入なので。
――改めて、今回皆さんが演じる役を教えていただけますか？
平埜 僕はアイドルグループ、リバースのメンバーを演じます。
太田 僕は生成さんと同じリバースのメンバー役です。
石原 僕は、再演で新しく登場する役を演じます。
――劇団プレステージでは、毎回配役をオーディションで選ぶと聞いているのですが、今回もそうだったのでしょうか？
平埜 最初に自分が希望する二役を紙に書いて提出して、その役のセリフを読むなどのオーディションをしたんですけど、最終的には演出家のほさかようさんとプロデューサーが相談して役が決定しました。
――平埜さんが希望した二役は？
平埜 僕は「リバース」とだけ書きました。あのグループの中だったら、何役がきてもいいやと思って(笑)。
太田 僕はサムを希望しました。
石原 僕もリバースのサムを希望していたんですけど、オーディションの直前に将煕くんに「どの役を書いたの？」って聞かれて「サムって書きました」って言ったら「俺もサムって書いたよ」って。オーディションで組み合わせが決まる前にその情報を聞いちゃったから、「ライバルだな」って終始メラメラしていましたね。
平埜 劇団プレステージで難しいなと思うのが、キャラクターの年齢とかで役がけっこう絞られて来ちゃうんですよね。若手の太田や石原はリバースに行っちゃうよね。
――役作りについてもお話を聞きたいのですが？
太田 僕はお芝居の中でツンデレになるシーンがあるのですが、それをどう出せるかなって考えながらやっています。
――ちなみに、太田さんが思う劇プレメンバー内の”一番のツンデレ”って誰ですか？
太田 生成くんですね。普段はクールな”ツン”としている感じなんですけど、ちょっとした瞬間に気にかけてくれるところが”デレ”かなって。ちょっと前に劇団プレステージの制作に新しいスタッフさんが来たので歓迎会をすることになったんですけど、僕がノドの調子が悪かったのと金欠で(苦笑)「ちょっと今日は行けないです」って帰ったんですね。しばらくしたら生成くんから電話があって「今からでも来なよ」って誘ってくれて。でも「金欠なのでゴメンナサイ」って言ったら、「僕が払うから」って言ってくれたんです。
――あら、男らしい！
平埜 もっと言って(笑)！
太田 マジで、その時は感動したし、たまに見せる優しさにキュンってなっちゃって、ますます生成くんのことが好きになりました。
石原 あ、生成さん照れてる(笑)。
平埜 そこは突っ込まなくていいからっ(汗)！ 壮馬は初演にはなかった役を、どうやって作り上げていこうと思ってるの？
石原 再演で新しく加わったエッセンスなので、僕自身が目立つというよりは、僕が登場することによって観客の皆さんに「いかにリバースは人気者なのか」を伝えたり、「リバース大好き！」っていう気持ちを前面に出してリバースをさらに輝かせる役です。
――その「大好き」オーラを出すために、研究していることなどは？
石原 研究っていうより、「もしも自分が好きなアイドルが目の前に来たら、どういう反応になるんだろう」っていうのを、稽古中は考えるようにしています。
平埜 壮馬が好きなアイドルって誰なの？
石原 AKB48のこじはるさん(＝小嶋陽菜)です。なので「もしも、こじはるさんが目の前にいたら、どれだけドキドキするだろう」っていう気持ちを、リバースを前にした時出せるか……。ドキドキしたり、「好き」っていう気持ちをお芝居にのせて、リバースを輝かせられたらなって思います。
平埜 何かゴメン。目の前にいるのが、こじはるとは程遠いヒゲ面の俺で……(苦笑)。
(一同、爆笑！)
Part.2に続く――
(取材・文／近藤明子)
☆Information
■劇団プレステージ 第10回公演『Have a good time?』
【大阪公演】
日程: 8月8日～8月9日
場所:森ノ宮ピロティホール
【東京公演】
日程:8月12日～8月23日
場所:紀伊國屋サザンシアター
■『Have a good time?』DVD発売決定
発売日：2015年11月下旬発売予定（完成次第発送）
価格：5,600円（税込）
内容：本編ディスク＋特典ディスクの豪華2枚組！
劇場予約のほか、ONLINE SHOP 「A!SMART（アスマート）」でも8月24日より販売開始。予約特典など詳細は公式サイトをチェック。
《公式サイト》
http://amuse-gekipre.com/
《公式ブログ》
http://ameblo.jp/gekidan-prestage/
《公式Twitter》
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