2015-7-22

今年7月21日にシリーズ10周年を迎える『戦国BASARA』が、全世界でシリーズ累計1400万本以上の売り上げを誇る人気ゲーム『Devil May Cry』と舞台で夢のコラボレーション！
『戦国BASARA』側のキャストは、伊達政宗役に山口大地さん、真田幸村役に松村龍之介さん、前田慶次役に伊阪達也さんなど、舞台版でおなじみのメンバーが集結。
対する『Devil May Cry』側のキャストには、ダンテ役に鈴木拡樹さん、ダンテの双子の兄バージル役に南羽翔平さん、そして舞台『戦国BASARA』を初演から支え、片倉小十郎役を長年演じ前回公演をもって卒業した吉田友一さんがプロトタイプ・ネロアンジェロ役で登場！

　伝説の魔剣士の血を引く悪魔狩人（デビルハンター）・ダンテ役の鈴木拡樹さん

魅力的なキャラクターたちが入り乱れる今作への意気込みなど、ダンテ役の鈴木拡樹さんに3回にわたってお話を伺いました。

そのPart②は――

【親睦を深めるための食事会に、誘われるのを待とうと思います(笑)】

――共演者の皆さんとの顔合わせは、これからですか？

鈴木　伊達政宗役の山口大地くんとは、すでに何本か一緒に取材を受けていますけど、他のキャストの方たちとはまだこれからですね。

――山口大地さんの第一印象は？

鈴木　まだじっくり語り合ってはいないですけど、取材を通して舞台に対する考えとかを伺っている感じだと、内に秘めた熱いものが伝わってくる真面目そうな方だったので、うまくコミュニケーションがとれそうだなって思いました。僕たち『Devil May Cry』キャストは分からないことだらけなので、『戦国BASARA』キャストの方たちにいろいろ質問する側になると思うんですよね。唯一、プロトタイプ・ネロアンジェロ役の吉田友一さんぐらいじゃないですかね？　稽古が始まる前から現場に馴染んでいるのは(笑)。

――吉田さんは、前作まで片倉小十郎役で出演していた『戦国BASARA』の世界から、今回はプロトタイプ・ネロアンジェロ役で『Devil May Cry』の世界の住人になり……大忙しですね。

鈴木　そうですね(笑)。吉田さんは舞台『戦国BASARA』に初演から出ていらして、作品のベースを一番知っている方だし、その良さを僕たちも引き継がせてもらいつつ、さらに進化させていかなければ意味がないと思うので、頼りにしています。

――バージル役の南羽翔平さん、レディ役の柴小聖(しばこのな)さん、トリッシュ役の階戸瑠季(しなとるり)さんとは、今回が初共演？

鈴木　南羽さんは共通の知り合いがいるので、何となく「どういう人か」っていうのは聞いています。「明るくて、気を遣わない感じのフレンドリーな人だよ」と聞いているので、全然気を遣わずにいけそうかなって思っています。女性陣二人は本当に今回がはじめましての方々なので、言葉を交わすまでちょっと緊張しそうですね。

――共演の皆さんと距離を縮めるための、コミュニケーション手段は？

鈴木　やっぱり話し合いの機会をたくさんもつことだと思います。

――食事会とか？

鈴木　いいですね。稽古も進んできたあたりで、みんなで食事に行けたらいいなと思うんですけども。

――その時は、鈴木さんが「みんな、ちょっと行こうか」って誘うんですか？

鈴木　僕、呼ばれる側です(笑)。

「カンパニーとしては“まとまり”つつ、2作品の世界観は適度にまざらず、バランスを大切に作っていけたら」

――え？　声かかるのを待っているんですか？　それって他の舞台の現場で座長だった時もそうだったんですか？

鈴木　『最遊記歌劇伝』メンバーとは付き合いが長いので、変に気を使うこともなく自然と「ご飯行く？」みたいなことが言えたんですけど、普段はあまり自分から率先して声をかけることはないですね。でもここ何年かは、頑張ってそういうこともするようになりました。

――頑張ってるんですね(苦笑)。

鈴木　今までは、誰かが「食事行く人！」って声をかけてくださったところに「じゃあ行きまーす」って手を挙げるみたいな気楽な感覚でしたね。ほかのキャストが“悩んでいるんだろうな”と気づいても、声かけてあげる勇気もなかったし。
最近やっと「何か食べていく？」とか声をかけて、話を聞いてあげたりすることも出来るようになったかな。ホントに聞くだけですけど(笑)。でも、話すだけでも気分的に楽になることもあると思うので、そういうサポートが自然にできるようになるといいんですけどね。

――声をかける勇気と、経験を重ねた自信と、気持ちの余裕？

鈴木　う～ん……というよりも単純に「少し自分を変えてみたい」と思ったのがきっかけだったと思います。ちょうど自身の主演作(『最遊記歌劇伝』)が5年ぶりに復活したタイミングだったこともあって、そういう踏み込み方が出来たんだと思います。今回も、少なからず役に立てる部分があればいいなと思いますけども。

――とりあえず、『Devil May Cry』チームから食事に誘って様子をみましょう(笑)。

鈴木　そうですね。僕、ホントに少人数しか誘わないんですよ。ある程度の人数が集まったら最終的にカンパニー全員で行こうってなるじゃないですか。その食事会は仕切りたくないので、山口くんにお任せしようかなと思います(笑)。

――山口さんに任せると、食事会ではなく筋トレ会になりそうな……。

鈴木　え？　舞台『戦国BASARA』キャストの皆さんは、筋トレやっているんですか？

――肌の出る衣装の方を中心に、皆さん腹筋を割るのに余念がないようですよ(笑)。前作の稽古中も健康ヲタクの山口さんが共演者に腹筋の割り方を教えていたと聞いています。

鈴木　あぁ～、だからか！　先日、対談をした時にテーブルに置かれていた山口くんのプロフィール資料をチラッと見たんですけど、見事に6つに割れた腹筋の写真が並んでいたので「この人、そういうキャラなの？」って思いました(笑)。

～Part③に続く～

(取材・文／近藤明子)

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☆Information

舞台『戦国BASARA vs Devil May Cry』
日程: 8月20日～8月30日
場所:AiiA 2.5 Theater Tokyo(アイア2.4シアタートーキョー)
構成・演出:宇治川まさなり
原作:CAPCOM(「戦国BASARA」シリーズ、「Devil May Cry」シリーズ)
出演
ダンテ：鈴木拡樹
伊達政宗：山口大地
バージル：南羽翔平
真田幸村：松村龍之介
前田慶次：伊阪達也
浅井長政：桜田航成
毛利元就：小谷嘉一
レディ：柴小聖
トリッシュ：階戸瑠李
明智光秀：谷口賢志
プロトタイプ・ネロアンジェロ：吉田友一
【チケット料金】
全席指定:7,500円（税込）
【公演に関するお問合せ】
サンライズプロモーション東京
0570-00-3337（全日10:00～18:00）
《公式サイト》
http://www.basara-st.com/
《公式Twitter》
@BASARA_st