2015-7-22

7月20日に大盛況のうち東京公演を終え、7月22日から名古屋を皮切りに地方公演がスタートする舞台『新版義経千本桜』。

源平合戦後、都落ちする源義経を中心に、実は生き延びていた平家武将や戦いに巻き込まれていく人々の悲劇を描いた物語で、歌舞伎の三大狂言のひとつと言われる「義経千本桜」を、人気演劇ユニット「30-DELUX」が大胆にアレンジ。主演は元宝塚雪組のトップスター・水夏希さん。共演には新垣里沙さん、佐野岳さん、聖也さん、森大さん、小笠原健さん、清水健二さん、馬場良馬さん、坂元健児さんなどといった豪華キャストが揃いました。

スマートボーイズでは、武蔵坊弁慶役の馬場良馬さんに、東京公演初日本番直前に行われた通し稽古直後、独占インタビューを敢行！　2回にわたってお届けする、そのPART②は――

武蔵坊弁慶役の馬場良馬さん

【最近“長髪キャラ”が多いんですよ(笑)】

――通し稽古を見させていただきましたが、殺陣が多くて激しいですね。

馬場　てんやわんやです(笑)。30-DELUXといえば殺陣ですからね。「デスティニー」の時は、メインのキャスト全員が殺陣をしていましたが、今回は、殺陣をする人が限られていて、その分殺陣の分量が増えています。でもアンサンブルの方や清水さんとかは僕のクセを知っていて、僕に合わせてやってくださるので、すごく助けられています。
ただ、これだけは言わせてください。
「しんどい！！」

――(笑)

馬場　僕は汗っかきで、しかもあのカツラにあの衣裳で、まさに“一人サウナスーツ”なんですよ。ポニーテールのところからずっと汗が滴り落ちますから(笑)。いろいろハードルや障害はありますが、その分ヤリガイはありますし、達成感はありますね。自分の中で何か変わるきっかけなる作品になるんじゃないでしょうか。

――真っ白のカツラはインパクト大ですが、ファンの方々から反響とかありましたか？

馬場　どうなんですかね。最近“長髪キャラ”が多いんですよ。「弱虫ペダル」の時は緑の長髪で、「里見八犬伝」の時は黒の長髪でした。僕の中でもファンの方の中でも「あっ、また長髪ね。緑、黒ときて今回は白ね」ってみたいに思っているんじゃないでしょうか(笑)。
でもカツラを被ることによって、ガラッと髪型が変わるという意味でも、自分とは違うキャラクターを演じるスイッチにはなりますね。髪が長くて邪魔くさいですが、それもコミコミで楽しんでいます。

――今回は東京以外に、名古屋、福岡、大阪と地方公演がありますね。

馬場　名古屋公演のキャパが300ぐらいに対して、福岡公演は非常に大きくて1200人も入るんですよ。会場によってきっと殺陣とかが変わると思うので、その違いを確かめるためにも、是非地方にも足を運んで欲しいです。特に福岡公演はチケットがまだあるようなので、宜しくお願いします！

――最後にファンの方に見どころとメッセージをお願いします。

歌舞伎で有名な「義経千本桜」を30-DELUXなりにわかりやすくなっていて、これを見た方が「歌舞伎も見てみたいなぁ」ってなったらいいねって言いながら、みんなで作り上げた作品で、2度も3度も見られる舞台になっています。皆さん楽しみにしていてください！