2012-8-23

ソング＆ダンス・芝居・タップ・スケッチ…と様々な要素で魅せるエンターテイメントショー『CLUB SEVEN』。2003年の初演以来、即日完売の人気を博してきたステージで、今回で第8弾となる。初演の出演人数からタイトルに付けられた“7”回目を越えた今回は、男性キャスト9名の構成でシリーズの新章をスタートさせた。

新旧の流行を織り交ぜてショーに取り入れるのが恒例だが、今年はあの視聴率40％超えを果たしたドラマや国内外の豪華アーティストの対決など、女装が多いながらも見事な再現率で歌い踊られ、そのミスマッチ感が会場の爆笑を呼んだ。

ほかにも観客を舞台に上げてのスケッチや、古代ローマをモチーフにしたシリアスな寸劇など、内容はバラエティに富み、展開は怒涛の勢い。

中でも最大の見どころは恒例となっている“五十音順ヒットメドレー”。歌い出しの1文字が50音順になるよう100曲近くで構成される大メドレーナンバーで、ラスト40分ほどにわたりノンストップでキャストが出入りし、歌もダンスも衣裳も様々にチェンジする。笑いどころあり、聞かせどころありと、一秒たりとも飽きさせない演出で観客の興味を引き続けた。

トータルコーディネーターの玉野はショーの中で挨拶し、シリーズの成り立ちや歴史を語りながら「オール男性キャストなのも初めてだけれど、夏に公演するのも初めてのこと。体力的に心配だし、メドレーは今回は止めようと思ったけれど、周りの意見もあり止めさせてもらえなかった。みんなヘロヘロです」と笑いを取った。

若手キャスト陣にも注目だ。先月末まで約3週間にわたるワンマンショーを開催していた中河内雅貴、シリーズ出演は前回に続いて2回目となる相葉裕樹、21歳で最年少ながら“頼りになるやつ”と玉野が紹介する小野田龍之介など、期待のメンバーが多種多様な姿でショーを盛り上げている。

東京公演は8/26(日)までシアタークリエにて上演されたのち、大阪、名古屋、横須賀、福岡と4都市を巡る。

☆Information

■『CLUB SEVEN 8th stage！ MEN’S VERSION』
脚本・構成・演出・振付:玉野和紀
出演:玉野和紀、吉野圭吾、町田慎吾、中河内雅貴、相葉裕樹、西村直人、田中ロウマ、上口耕平、小野田龍之介
▼東京公演
日時:8/12(日)～26(日)
場所:シアタークリエ
《チケット》
価格:￥9,000
取扱:東宝ナビザーブ、東宝テレザーブ、チケットぴあ(Pコード:418-694)、ローソンチケット(Lコード:39283)、イープラス、CNプレイガイド
▼大阪公演
日時:8/29(水)
場所:梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ
問合:梅田芸術劇場(tel:06-6377-3888)
▼名古屋公演
日時:8/30(木)
場所:愛知県芸術劇場
問合:キョードー東海(tel:052-972-7466)
▼横須賀公演
日時:9/1(土)
場所:よこすか芸術劇場
問合:KMミュージック(tel:045-201-9999)
▼福岡公演
日時:9/5(水)
場所:福岡市民会館
問合:ピクニック(tel:092-715-0374)
『CLUB SEVEN 8th stage！』公式サイト
http://www.tohostage.com/club_seven/