2015-6-1

いよいよ6月4日より銀河劇場にて上演される舞台『GO WEST』。
本番に向け、日々稽古に打ち込むキャストの方々に、自身が演じる役の魅力や見どころ、『GO WEST』本番に向けての意気込みを語っていただきました。

歌あり、ダンスあり、抱腹絶倒のウエスタン・コメディ！

【渡部秀さん】
――稽古が始まって、手ごたえはいかがですか？

渡部秀　スタッフ＆キャスト一丸となって、ひとつの作品を作っているという実感があります。演出の池田鉄洋さんをはじめ、素晴らしいキャストの方々のお力を借りてステキな作品にするべく日々頑張っています！

――今回、渡部さんが演じる役は？

渡部　旅の一座の三人組のうちの一人、モンキー役です。頼りない新人保安官が町の人たちから尊敬されるようにひと芝居うつんですけど、実は過去にいろんなトラウマを抱えていて……。でも仲間想いで信念を持っているピュアな青年なので、そんな人間らしさが魅力的な役だなと思います。

――自分と似ているところはありますか？

渡部　う～ん、まぁ無きにしも非ずかな(笑)。正義感が強いところは似ていると思うし、ちょっと弱気というか、ヘタレだったりするところも(苦笑)。でも完全無欠のヒーローより、弱さがある人間の方が魅力的だと僕は思うんですよ。劇場に観に来ていただく皆さんには、そんなモンキーのおちゃめな部分に親しみを感じていただいたり、仲間とのテンポの良いやりとりを楽しんでいただきたいですね。

「完全無欠のヒーローより、弱さがある人間の方が魅力的。そんなところも観てほしいです」(渡部秀さん)

【太田基裕さん】
――今回、太田さんが演じるのは、どんなキャラクターなんでしょう？

太田基裕　旅芸人の一座のひとり、ルコックという役を演じます。正直、まだつかみきれてなくて……でも、そのつかみどころがないところもルコックの魅力なのかな？

――先ほど稽古を見ましたが、会話のやり取りがとてもテンポ良くて思わず笑ってしまいました。ところでルコックはボケ？　ツッコミ？　どっちなんでしょうね？

太田　渡部秀くんが演じるモンキーがボケなので、最初はツッコミかなと思ったんですけど、意外とボケたりもしているんですよ。その辺のバランスは、この先の稽古の中でも変わってくるような気がするので、今はカッチリと作り上げることはせず、キャラクターが出来上がっていく過程を楽しみたいなと思います。

――本作はウエスタン・アクションコメディですが、どんなところが魅力だと思いますか？

太田　僕自身、ウエスタンというジャンルに馴染みがないのですが、言うほどウエスタン色が濃すぎず、普通のコメディにウエスタン要素が加わっているという感じなので、どんな人が観ても楽しめる作品になっていると思いますね。

――太田さんは、ガンアクションの経験は？

太田　ガンアクションは経験ないですね。今回も銃を使うシーンはないんですけど、いろんな立ち回りに挑戦するので楽しみにしてください。

「キャラクターが出来上がっていく過程も楽しんでいます」(太田基裕さん)

【佐藤祐基さん】
――佐藤さんが演じるリチャードは牧師なんですね。

佐藤祐基　と思うでしょ？　実は彼には大きな野望が……おっと、これ以上は言えないな！　詳しいことは言えないけれど、大きな野望を胸に秘めたド真面目で“ヘタレ”な男です。

――例えば、ご自身と似ている部分などは、あったりするんでしょうか？

佐藤　ズバリ見た目！　色黒なところとか顔立ちとか、この役は俺にピッタリだと思うんですけどね。台本に“リチャードは○○○○”って書いてあるのを見て「俺に声がかかった理由がわかったぞ！」と思いました(笑)。○○○○に何が書かれていたかは、公演を見てのお楽しみです。

――本作はウエスタン・アクションコメディというジャンルですが、リチャードはどんなところで笑いに絡んでくるんですか？

佐藤　リチャード自身は、別に笑わせようと思ってやってないんだけど、真面目すぎるところが逆に面白かったり笑いにつながるっていう、ちょっと特殊な立ち位置にいます。

――最後に、上演を楽しみにしている皆さんにメッセージと、リチャードの見どころアピールをお願いします。

佐藤　皆様に楽しんでいただくというよりは、申し訳ないですけど今回ばかりは僕らが一番楽しんでしまうのかなと思います(笑)。だって稽古の段階から楽しいんだもの！　俺的に、リチャードの見どころは着替えのシーン。あとラブシーンもあるので、こちらもぜひ期待してください(笑)。

「皆様に楽しんでいただく前に、出演する僕らが一番楽しんでるかも!?」(佐藤祐基さん)

【栗原類さん】
――今回、栗原さんが演じる役は、人間ではないそうですが……？

栗原類　はい。ギャロップという馬の役です。でも馬の着ぐるみや、頭に馬のマスクを被るとかではなく、普通に僕の顔が出ている状態で馬っぽく見せるために、髪につけ毛をして鬣(タテガミ)のように見せたり、衣装の後ろ姿も工夫されているので、本番で観て「こうなっているんだ」って驚いてください。性格的には割とチャラい感じですけど、頭の回転が速くて、計算高くて空気が読めるっていう、ちょっと癖が強い馬を演じます。

――栗原さん自身、かなり癖が強い方かなと思うんですけど？

栗原　いえいえ、僕なんて全然まだまだです(苦笑)。僕、今までチャラい役を演じたことがないので、新しい挑戦にワクワクしています。

――栗原さんが思うチャラさとは、具体的にどんな感じなんでしょう？

栗原　日本のチャラさは“軽い”とか一歩超えると“失礼”な感じになってしまうけど、そこに欧米風のチャラさも加えてちょうどいいバランスを探そうと試行錯誤しています。

――ズバリ、本作の見どころは？

栗原　登場人物全員が個性的で、どこを見ても笑えるところですね！　ウエスタン・アクションコメディなのでガンアクションや殺陣も多く、笑える部分とカッコイイ部分、同時にちょっとドラマチックな要素もあって、泣ける部分も盛り込まれたエンターテインメント作品になっているのが最大の魅力です。見どころいっぱいで、自分自身が客席でお客さんとして見たいくらいです。

「アクション、笑い、泣ける部分も盛り込まれたエンターテインメント作品です！」(栗原類さん)

【大口兼悟さん】
――緊張感の中にも、いい雰囲気が漂う稽古場ですが、このカンパニーはいかがですか？

大口兼悟　僕は稽古に参加するのが数日あとからだったのですが、池田さんが演出をされた別の作品に出演させていただいたこともありますし、共演者も顔見知りの人が多いので、すんなり馴染めましたね。ご覧のとおり明るく活気のあるカンパニーなので、楽しく頑張りたいなと思っています。

――ご自身が演じる役の見どころを教えていただけますか？

大口　見どころは、カッコイイところとダメなところが両極端な人物であるところ。登場シーンで「凄腕のガンマン登場！　カッコイイ」と思わせておいて、お酒が切れると痙攣が止まらないっていうダメさ加減が演じていても楽しいです。

――アル中のガンマンって、一番銃を持たせたらダメな人じゃないですか。

大口　そうそう(笑)。ブルブルしながら銃を構えるから、周りの人たちは「いつ引き金を引くんだ？」って慌てふためく姿が観ていて面白いと思います。本番では劇場の遠くの席からもよく観えるように筋肉をブルブルさせて頑張るので、その二面性を楽しんでいただきたいですね(笑)。

「カッコよさとダメなところ、その二面性を楽しんでいただきたいです」(大口兼悟さん)

西部劇ならではのガンアクションはもちろん、登場人物たちの思惑が複雑に絡み合い、笑いあり、感動ありの人間ドラマが繰り広げられる本作。
渡部さんをはじめ、共演の太田基裕さん、佐藤祐基さん、栗原類さん、大口兼悟さん、田口浩正さんらが、どんな“イケテツ”版ウエスタン・アクションコメディを見せてくれるのか、本番の幕が開くのが楽しみです！

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☆Information

『GO WEST』
日程: 6月4日～6月14日
場所:天王洲銀河劇場
作・演出・出演：池田鉄洋
出演：渡部秀、小島藤子、太田基裕、佐藤祐基、栗原類、佐藤真弓
大竹浩一、村上航、前田悟、武田桂、阿達由香、前島綾介、シュドーズ直矢
大口兼悟、田口浩正
【アフタートーク開催！】
6/6　17:00「祝！初主演・初舞台」池田鉄洋、渡部秀、小島藤子
6/8　14:30「芸人一座の回」渡部秀、太田基裕、佐藤真弓
6/11　14:30「ヘタレウエスタンの回」渡部秀、太田基裕、佐藤祐基、大口兼悟
6/12　14:30「イケテツとゆかいな仲間たち」池田鉄洋、栗原類、大口兼悟、田口浩正
6/13　17:00「ドリューお嬢様御一行の回」小島藤子、佐藤祐基、栗原類
【チケット料金】
全席指定 7,900円(税込)
※未就学児入場不可
【公演に関するお問合せ】
《銀河劇場チケットセンター》
http://www.gingeki.jp/
03-5769-0011(平日10:00～18:00)
《公演Twitter》
@gowest2015