5月19日より、池袋あうるすぽっとにて東京公演がスタートする『藤間勘十郎文芸シリーズ 其の壱 綺譚「桜の森の満開の下」』に山本一慶さんが出演します。

本作は、坂口安吾の代表的な短編作品「桜の森の満開の下」を、日本舞踊の「宗家藤間流」八世 藤間勘十郎さんの構成・演出・振り付け・音楽で、日本文学に日本の古典芸能の要素を取り入れてエンタテインメントとして立体的に作劇していくという企画シリーズの第一弾作品。

山本一慶さんといえば、ミュージカル『テニスの王子様』7代目大石秀一郎役として人気を得、舞台を中心に活躍する、今注目の若手イケメン俳優。昨年来のミュージカル『リズミックタウン』や、『TARO』、『ふしぎ遊戯』といった舞台はまったく異なるキャラクターを演じ分け、歌やダンス、そして演技でも、作品を重ねる度に着実にバージョンアップする姿で楽しませてくれています。

主演は歌、芝居ともに魅せる中川晃教さんを筆頭に、実力派俳優陣が出演。その中で、山本一慶さんが、今作ではどのような魅力を発揮してくれるのか？　4月29日の兵庫公演を終え、5月16日には京都公演に出演。その後の東京公演での成長した姿を、劇場でぜひ。

＜あらすじ＞
　昔、鈴鹿峠に山賊が棲んでいた。旅人の身ぐるみをはがし、気に入った女は自分の女房にするといった横暴な男で、この山すべて、この谷すべてを自分の物と思っていたのだが、桜の森だけは恐ろしいと思っていた。桜が満開の時に舌を通ればゴーゴーと音が鳴り、気が狂ってしまうのだと信じていたのだ。そんなある日、山賊は都からの旅人を襲って殺し、連れの美女を女房にした。女は亭主を殺されたにもかかわらず、山賊を恐れずにあれこれ指図をし始め、山賊に彼の女房七人を次々と殺させる。わがままな女は、やがて都を恋しがり、山賊は女とともに山を出て都に移った。都で女は「首遊び」をしたいと山賊に命じた。生首を並べ、残酷にも次々新しい首を持ってくるように命じるのである。さすがの山賊も嫌気がさし、また都の暮らしにもなじめずに山に帰ると決めると、女は執着していた首を諦め、山賊と一緒に山へ戻るという。
　山賊は女を背負って山に戻ると、桜の森は満開であった。山賊は山に帰ってきたことが嬉しいあまり、あれほど恐れた桜の森を通る事を躊躇しなかった。しかし風吹く中、桜の下を行く山賊の背中にいたのは女ではなかった……。

☆Infomation

藤間勘十郎文芸シリーズ 其の壱
綺譚『桜の森の満開の下』
日程・会場：
【京都】
京都芸術劇場　春秋座
5月16日(土)16:00
【東京】
あうるすぽっと
5月19日(火)19:00
5月20日(水)14:00／19:00
5月21日(木)19:00
5月22日(金)14:00
5月23日(土)12:00／16:00
5月24日(日)12:00／16:00
※未就学児童の入場はお断りしております。
原作：坂口安吾
上演台本：近衛はな
演出・振付・音楽：藤間勘十郎
出演：中川晃教　花園直道　山本一慶　いいむろなおき　市川ぼたん
≪チケット情報≫
【京都】
一般　6,000円
シニア　5,500円(60歳以上・要証明書)
劇場友の会　5,000円
学生＆ユース席　3,000円(座席範囲指定・25歳以下・要証明書)
京都公演お問い合わせ：
京都造形芸術大学　舞台芸術研究センター
TEL 075-791-9207
【東京】
指定席　6,500円
東京公演ご予約・お問い合わせ：
アーティストジャパン
TEL 03-6820-3500
http://www.artistjapan.co.jp

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