2015-4-18

2013年4月の初演から2年経った2015年4月15日、東京新宿・全労済ホール/スペース・ゼロにて、舞台『殺人鬼フジコの衝動』の再演が上演されました。初日公演に先駆けて行われたゲネプロのレポートをします。

主人公のフジコは初演と変わらず、元モーニング娘。の新垣里沙さんが小学生から大人まで演じます。

【ストーリー】
一家惨殺事件の生き残りとして、心に傷を負った12歳の少女・フジコ。彼女の人生には、いつまでも自分に起きた事件が付きまとう。「大丈夫、私はうまくやっていく」という言葉を呪文のように繰り返すフジコ。次々とフジコに襲いかかるDV、いじめ、暴力、様々ななことが人生を狂わしていきますが、”バラ色のお菓子のような人生”を夢見ているフジコは、その不幸を排除していく……。

“バラ色のお菓子のような人生”のために人を殺していく、狂気的なフジコを演じる新垣さんは、冷酷で残虐に、笑みを浮かべる姿は寒気を覚えるほど。そして、フジコの心を語るように、平嶋夏海さん演じる少女が舞台後方に。彼女は一体何者なのか？

フジコを追い詰めるパパラッチ役の村田充さん

そんなフジコを付け狙うパパラッチに扮するのは村田充さん。本物のパパラッチのように、フジコを狙って突然舞台上に現れるのシーンは、見逃さないよう要チェックです！

藤田玲さんのダメ男な演技は必見!?

そしてフジコの人生を狂わしていく内の一人、ユウヤ役を演じるのは藤田玲さん。いつも爽やかな藤田さんからはかけ離れた、酷い男を演じていて、藤田さんの演技の幅の広さに脱帽です。

田中大地さんは怪しい医者を好演

整形を繰り返すフジコの担当医役を怪しく演じる田中大地さん、そしてバブル時期にフジコと結婚した青年実業家のヒデキ役を、岩田有弘さん。岩田さんはバブルの絶頂とその後のどん底のギャップを好演、フジコの人生をさらに狂わしていきます。

フジコと結婚する青年実業家を演じる岩田有弘さん

リアルさを追求した演出で、殺人シーンでは犯人の手元に注目。ストーリーの展開がテンポよく、瞬きをするのを忘れるほど。ここぞという時に流れる「夢見るシャンソン人形」のメロディが物語をさらに盛り上げます。

そして衝撃のラストは…劇場で体感してみてください。

※4月18日(土)、4月19日(日)全公演のチケットは完売しています。

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☆Information

舞台『殺人鬼フジコの衝動』再演
【日程】
2015年
4月15日(水)19:00
4月16日(木)19:00
4月17日(金)14:00 19:00
4月18日(土)13:00 18:00(※両公演とも収録カメラが入ります)
4月19日(日)12:00 17:00
【公演会場】
全労済ホール/スペース・ゼロ(新宿)
【原作】
真梨幸子著「殺人鬼フジコの衝動」(徳間書店刊)
【出演】
新垣里沙/平嶋夏海/村田充/藤田玲/志保/岩田有弘//田中大地　他
【脚本・演出】
松澤くれは <火遊び>
【舞台監督】
堺博人
【テーマ曲】
「夢見るシャンソン人形」(黒色すみれ)
≪チケット情報≫
当日 6800円 (全席指定・税込)
≪お問い合わせ≫
バードランドミュージックエンタテインメント
info@birdlandmusic.co.jp
≪公式サイト≫
http://www.birdlandmusic.co.jp/fujiko/