- 2015-3-7
舞台『弱虫ペダル』インターハイ篇 The WINNERが、3月6日より日本青年館大ホールにて開幕しました。
原作は『週刊少年チャンピオン』(秋田書店)にて連載中、累計1,300万部を突破した、渡辺航原作の大人気少年漫画。舞台は、2012年2月の第1作目から回を追うごとに多くの観客を魅了。今作ではついに、1日目・2日目に続き最終日である総合優勝をかけたインターハイ(IH)3日目の物語を舞台化しています。
本作での冒頭はその初演から、IH2日目までのエピソードを、各公演での名場面や名セリフを交えながら展開。キャスト全員、のっけからハイケイデンスな走りを見せ、観客はスピード感あふれる演出に手に汗握りっぱなしに。
特にIH3日目の注目、広島呉南工業の待宮栄吉が仕掛ける”大蛇の集団”の演出は圧巻。その手があったかと驚かせつつ、待宮役の山本侑平さんのケレン味ある演技に引き込まれます。
その集団に飲み込まれながら、待宮に戦いを挑む荒北靖友役の鈴木拡樹さんの演技が前半のハイライト。前作の「野獣覚醒 篇」で到達したように思えた、鈴木さんの”ステージ上で漫画原作とロードレースを表現する”その極地の、さらに先を観るような熱演でした。
そして3日間の激闘から生じるアクシデント、各校の戦略、思惑が複雑に絡み合い、ライバルたちの戦いも最終決戦。
巻島裕介(廣瀬智紀さん)vs東堂尽八(北村諒さん)、金城真護(郷本直也さん)vs福富寿一(滝川英治さん)、そして新開隼人(宮﨑秋人さん)と泉田塔一郎(河原田巧也さん)の先輩と後輩の関係性や、田所迅役の新キャストとして登場した友常勇気さんの”オッサン”ぶりも貫禄十分。
また京都伏見・石垣光太郎役の新キャストの松村龍之介さんが、その真っ直ぐな演技で石垣の真摯さを表現すれば、御堂筋翔役の村田充さんはステージに現れただけで目を奪い、すべてを支配するような圧倒的な存在感を発揮。
その御堂筋をねじ伏せるような、エースとしての傲慢さまでを全身で表現したのは、今泉俊輔役の太田基裕さん。この3年間、今泉の苦悩を表現し続けたのは、まさにこのIH3での”今泉vs御堂筋”のためにあった……そう思わせるほどの熱戦。
さらにこちらも3年間、鳴子章吉役を演じ続けた鳥越裕貴さんは、「鳴子劇場」を劇場中を巻き込んで展開。激闘の中に満点の明るさと、切ないまでの”最速への想い”を両方を見事に持ち込んでみせたのは、身体は小さくても包容力はどこまでも大きな鳥越さんならではでした。
そして……運命の戦いとも言える、真波山岳役の植田圭輔さんと小野田坂道役の一騎打ち。2時間近くステージを走り続けてきた2人が、ひたすら山道を駆け上り続けるシーンは、見ている方まで胸が締め付けらそうで……、だからこそ”狂気”まで感じる真波の、笑顔で登り続ける坂道の走りが、植田さんと村井さんの3年間待ち続けた想いとシンクロして…………
結末は、劇場で、ライブビューイングで、ぜひ体感してください。
ゲネプロ終了後の囲み会見では、村井良大さん、太田基裕さん、鳥越裕貴さん、植田圭輔さん、鈴木拡樹さんが出席。先ほど激闘を繰り広げたとは思えないほど、笑顔と充実感にあふれた笑顔をみせてくれました。
見どころは?の質問に、村井さんは一瞬「どこだろう?」と考える表情を見せますが、直後に「すべてが見どころです!」と断言。
太田さんは「インターハイ3日目で、とりあえずの一区切り。有終の美を飾れるように頑張りたいです」と、初演からのオリジナルキャストとしての想いを吐露。
鳥越さんは「僕自身のキャラの”鳴子劇場”がありますし、各々のキャラがバトンを渡して行くので、それを渡し、受け取って、ゴールへ向かいます」と、キャスト全員のキャラへの想いを代弁。
植田さんは「気合しかありません。熱量と気合で、全員で戦います!」と、IH3こそ真波の最大の見せ場にも関わらず、全員で戦うことを宣言。
鈴木さんは「僕はインターハイに出たことがなくて、疑似的にインターハイを荒北靖友という役とともに体験できて、彼にとっても僕にとってもインターハイは1回しかないと思うと、素敵な汗をかいて終えたいと考えています」と、鈴木さんらしく笑顔で語ってくれました。
その他にも、太田さんが「質問なんでしたっけ?」と聞き直したり、鳥越さんの順番を飛ばして答えようとする度に、コンマ何秒の瞬速で鳥越さんがツッコミを入れ、村井さんが「いまいいタイミングでツッコんだ!」、植田さんが「ツッコミ上手くなったな~」と絶賛。大舞台が始まる直前とは思えない会話に、やるべきことをやってきた人だからこその余裕を感じました。
そんな植田さんは、ファンの皆さんへのメッセージとして「インターハイ3日目、“観劇”というより“観戦”という気持ちで楽しんでいただけたら」と、まるでギアの入った真波のような熱いコメント。
そして村井さんは、「(3年前の)初演の時に「インターハイ篇やりたいね」なんて話をしていたんですけど、キャスト・スタッフほとんどチームを変えずに、ここまで走り切ることができて、3日目を描けることを幸せに思っています」と、長くペダステを支えてきた座長らしい、感慨深いコメント。また「初めて『弱虫ペダル』に触れる方も楽しめる作品となっていますので、ぜひ劇場まで足をお運びください」と、初観劇のファンへの心配りも見せてくれました。
東京公演は3月15日まで。3月19日から22日まで大阪公演が、3月26日から29日まで福岡公演が行われ、3月29日の大千秋楽公演は全国映画館にて公演を同時生中継するライブビューイングが開催される。
さらに関西・MBSテレビにて、舞台『弱虫ペダル』の特番「舞台『弱虫ペダル』って何?~舞台の魅力を徹底紹介~』が放送される。関西ローカルで3月11日朝10時25分より放送予定。
そして本公演のDVDが7月15日に発売決定しています。
(c)渡辺航(週刊少年チャンピオン)2008/弱虫ペダルGR製作委員会
(c)渡辺航(週刊少年チャンピオン)/マーベラス、東宝、ディー・バイ・エル・クリエイション
☆Infomation
舞台『弱虫ペダル』インターハイ篇 The WINNER
■公演情報
原作:渡辺航「弱虫ペダル」(秋田書店『週刊少年チャンピオン』連載)
演出・脚本:西田シャトナー
音楽:manzo
出演:村井良大/太田基裕 鳥越裕貴 廣瀬智紀 友常勇気/郷本直也/滝川英治 鈴木拡樹 北村諒 宮﨑秋人 河原田巧也 秋元龍太朗/植田圭輔/山本侑平 松本祐一/松村龍之介 桝井賢斗/村田充
南陽介 一瀬悠 馬庭良介 瀬戸啓太
《会場・日程》
【東京公演】日本青年館 大ホール
2015年3月6日~3月15日
【大阪公演】シアターBRAVA!
2015年3月19日~3月22日
【福岡公演】キャナルシティ劇場
2015年3月26日~3月29日
《チケット料金(税込)》
一般指定席:6,800円/プレミアムチケット(パンフレット付き):9,800円
■「舞台『弱虫ペダル』 in JOYPOLIS」
期間:2月7日~3月29日
会場:東京ジョイポリス
《東京ジョイポリス公式サイト》
http://tokyo-joypolis.com
■ライブビューイング
3月29日(日)17:00~ 上映開始
・チケット料金:3,600円(税込)
・チケットぴあにて発売
URL:http://pia.jp/t/pedal-lv/ (※PC・モバイル共通)
・先行受付:プレリザーブ 3/7(土)11:00~3/12(木)~23:59
・上映する映画館に関する情報などは、後日発表されます
《公式HP》
http://www.marv.jp/special/pedal/
《公式ブログ》
http://ameblo.jp/y-pedalstage/
《公式Twitter》
@y_pedalstage
関連商品
関連Movie
-
リアルfaces北村諒
イケメン俳優たちの”素顔”に迫る『リアルfaces』シリーズ。北村諒(きたむら りょう)さんは、舞台『弱虫ペダル』の東堂尽八役でブレイク!出演するスマボMovie『雪月花スクランブル』、『きみいろえがお』も大好評!201…詳細を見る -
スマチャレ!!第3弾 山口大地vs松村龍之介feat.吉田友一
“今旬”なイケメン俳優たちによる人気チャレンジ対決Movie「スマチャレ!!」第3弾は、山口大地さんvs松村龍之介さんによる『猫カフェ萌え写真対決!』 ふだんから大の仲良しの2人の対決は、猫カフェで“美猫”を萌え写真を…詳細を見る -
『リアルfaces鈴木拡樹』DVD発売記念イベント映像
2014年9月6日に行われた、鈴木拡樹1stDVD『リアルfaces鈴木拡樹』発売記念イベント。第1部・体育祭は滝川英治さん、第2部・文化祭は郷本直也さんをゲストMCに招いて大盛り上がり!ケイデンス対決や関西弁漫才など、…詳細を見る -
雪月花スクランブル~学生寮は恋愛禁止!?~
学生寮に暮らす女子は、アナタひとり! アナタが選ぶ、恋の相手は……誰? 学園の事務員として働きはじめた主人公(アナタ)が暮らすのは、寮生が減り、教師や職員にも入寮が認められた学生寮。 そこには、しっかり者のサ…詳細を見る