“美しきゲイの水泳選手”を柳下大が熱演!舞台『いつも心に太陽を』の稽古場潜入レポ

  • 2015-2-23

2月12日より新宿・紀伊國屋ホールで上演中の”つかこうへいTRIPLE IMPACT”。
つかこうへい幻の作品と言われる『初級革命講座 飛龍伝』、1999年に宮沢りえ主演でドラマ化された『ロマンス』の最新版『ロマンス 2015』、そして『ロマンス』の原作である『いつも心に太陽を』の3作を連続上演するという大胆な試みが、つか作品の聖地とも言える紀伊國屋ホールで行われている。

2月24日より幕を開ける第3作目『いつも心に太陽を』の稽古場を訪れる機会を得た『スマボ』は、早速都内稽古場へと向かった。

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取材で訪れたこの日、主演の柳下大は舞台『真田十勇士』の地方公演の合間を縫って稽古場に駆け付けた。決して十分とはいえない稽古時間のなか、驚異的な集中力で膨大な量の台詞を体に叩き込み、内からほとばしるエネルギーでその場に居る全ての人を圧倒! 見つめる共演者の視線も真剣だ。

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柳下が演じるのは、オリンピック出場を目指すただひたすらに美しい男”シゲル”。
そこに、つか作品に多数出演するベテラン・武田義晴が演じる”先生”や、D-BOYSの後輩・高橋龍輝が演じる”谷口”、さらに鮎川太陽、高橋直人、土井一海ら若手俳優陣が演じるオリンピック候補生たちが加わり、男同士の愛憎劇が描かれる。

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滑稽な中にも哀愁漂う先生とのラブシーンや、試合中の選手たちの水面下のセクシャルな攻防戦など、めまぐるしく場面が移り変わっていく。
時に自虐的なアドリブもはさみ笑いをとりつつ(笑)、物語が後半へ突入すると、それまでシゲルを熱く見つめるだけだった高橋龍輝が演じる谷口の芝居が、”静”から”動”へと切り変わる。

この後、およそ40分に及ぶ柳下と高橋、二人だけのシーンでは、嫉妬、苛立ち、妬み、嘲り……ありとあらゆる感情が激しくぶつかり合う。
端正な顔をクシャクシャにしながら床に崩れ落ち、涙を流す柳下の迫真の演技に、思わず息をのむ。

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対する高橋も、柳下につかみかかり、突き飛ばされて床に転がるなど、文字通り体当たりの熱い芝居で見る者をグイグイと引き込んで行く。
“熱い”なんてありきたりの言葉では言い表せない”熱”が支配する空間。
演出・岡村氏の「はい!」の声で、呪縛から溶けたように稽古場に張り詰めた緊張の糸がスーっと緩むのを感じたのだった。

つかこうへいTRIPLE IMPACT『いつも心に太陽を』は、2月24日から3月2日まで、東京・新宿 紀伊國屋ホールにて上演。
また、3月14日には急遽大阪での千穐楽特別公演が決定!!
チケットは好評発売中。詳細は公式サイトを要チェック!

☆Infomation

つかこうへい Triple impact『いつも心に太陽を』
作:つかこうへい
演出:岡村俊一
出演:柳下 大 高橋龍輝 武田義晴 須藤公一 鮎川太陽 土井一海 髙橋直人 大石敦士 ほか飛び入りゲスト多数予定
【東京公演】
日程:2月24日~3月2日
場所:紀伊國屋ホール
【チケット料金】(全席指定税込み)
一般6,500円
学生券(高校生以下)4,500円 ※東京音協のみでのお取り扱い。当日学生証提示
【東京公演チケット取扱】
■東京音協web
■ローソン チケット
■チケットぴあ
■イープラス
■カンフェティ
■キノチケットカウンター
【大阪公演】
日程:3月14日 13:00開演、17:00開演
場所:森ノ宮ピロティホール
【チケット料金】(全席指定税込み)
一般6,500円
【大阪公演チケット取扱】
■森ノ宮ピロティホール
■チケットぴあ
■ローソンチケット
■CNプレイガイド
■イープラス
■阪神プレイガイド
【東京公演お問合せ】
東京音協 03‐5774‐3030(平日10:00~17:30)
【大阪公演お問合せ】
キョードーインフォメーション 06-7732-8888
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