昨年5月の日本初演で話題を呼んだ舞台『Being at home with Claude ～クロードと一緒に～』が、4月17から23日の東京・シアタートラムにて早くも再演決定！
新たにキャスティングされた「彼」役の松田凌さん、「刑事」役と「速記者」役をスウィッチキャストで演じる山口大地さん、唐橋充さんの3人に、3回に渡り直撃インタビュー！
そのPart②では、座長の松田さんが、なぜか山口さんの魅力について大いに語ります!?

――山口さんは、舞台『戦国BASARA』での三代目・伊達政宗役で昨年ブレイクして、アクションの存在感がすごい人が出てきたなって思っていました。でもこの作品は、別にダンスも無ければ殺陣もなく、意外な作品をチョイスしたなと思いました。

松田　そうなんですよ、さっきも言ったんですけど、腹筋を見せることもなく(笑)。

――そうそう！　いまや、“腹筋俳優”と言われていますが…

山口　(さえぎるように)それはアレなんですよ！腹筋俳優なんてことはまったくなくて、どちからというと腹筋はオプション！(笑)

松田　そう！　違うんです！

山口　言ってやってください！(笑)

松田　確かに『戦国BASARA』を観た人なら、「こんなに動ける役者さんなんだ、こういう人が出てきたんだ」って思うと思います。ただ、真の山口大地の魅力は、そこではないっていうのを、僕は伝えたい！

――熱いですね(笑)。この作品で山口さんの真の魅力が発揮される、と？

松田　すごく役者魂がある方なんで、どちらかというとアクションよりも、芝居している方が、大地くんの本当の一面だと思います。『戦国BASARA』でブレイクしたみたいになってるけど、そういうわけじゃないのにーって思います。

山口　ありがとう……(涙)。地味にやってきたんだよ、ほんとに。様々な役を地道に…本当に地道にやってきました(笑)。

唐橋　ちょっとイレギュラーなところでブレイク？

松田　そういうことってあるよね。

山口　たまたま、ほんとに、たまたまですよ…。

松田　芝居してる大地くんは本物だというのは、前回(『美女と魔物のバッティングセンター』)共演させてもらった時にわかってました。その前から大地くんを違う作品で観て知っていて、動ける人だって思ってた。
そして、実際にお芝居に入ってみると、すっごいぶっ飛んだというか、普段からは想像できないお芝居にも、けっこう挑戦してやってるんです。
演出家さんに「ちょっと大地くん、それはないから」って言われても、「そうですよねっ！」ってめっちゃ笑顔で返事して(笑)。
その時「この人は、こういう場所が一番楽しいんだろうな」って感じた。お芝居を見せて「バツ」をつけられたりすることって、普通だったら落ち込むことだと思うんですけど、それさえも楽しいと思ってる。この人、本当にお芝居するのが楽しい人なんだろうなって。

唐橋　松田さん、いいこと言う！ ホント向いてるわ―。プレゼンがうまい！

松田　(笑)

――ちょっと山口さん！座長がこんなに持ち上げあげてくれましたけど？

山口　いやーありがたいです！

唐橋　俺、もう帰ろうかな(笑)。

山口　いやいや(笑)。前回、凌と共演した時、トランプを使った悪者と彼が戦うっていうアクションがあったんですけど、殺陣師さんがいないのに殺陣を入れなくちゃって時があって。僕が披露したことのない全部の殺陣を、つけ直したんだよね。

松田　そうイチから。僕、少林寺空手をやってたんで、動くことはできるんですけど、殺陣の心得はまったくなくて。
なんとなく自分たちで作ったら、右往左往してるだけで、「なに、遊んでるの？」みたいな殺陣になっちゃった(笑)。
僕たちも、まさかそんな状況になるとは思わなかったんで。どうする？ってなったら…彼がいた！ 救世主が現わる！ですよ。

山口　僕も、ちょうど殺陣の教室に行ってたんです。でも、まさか自分が殺陣を付けるなんて思ってなかったですよ(笑)。

松田　でもつけてみるとねー。トントンと上手くつけちゃった。

山口　なんか、意外とね(笑)。

――山口さん、また持ちあげられてます(笑)。逆に、松田さんにもすごいエピソードがあれば、聞かせてください。

山口　凌はですね……さっきと同じことでもいいかな？

松田　いいよ。あんまないんでしょ(笑)。

山口　ほんとにね～凌は見た目はかわいくてね、やんちゃ坊主的な一面を持ってて……一面じゃないか(笑)。全面的にかわいくて、真面目な感じだけど、実際は芝居に熱くて、一緒に飲むと役について熱く語ったりとか、自分のビジョンについて熱く語ったりとかするんですよ。
見た目以上に体育会系だし、ものすごく熱とか野心を内に秘めた人で、そこがいい意味でいやらしいというか(笑)。でもそのいやらしさって、この世界では絶対に必要だと思うんですよ。
ただ優しくてまじめでまっすぐな人って、面白くない。ほんとにもう、いやらしいヤツなんです。

松田　“いやらしいヤツ”ってとこだけ、使わないでくださいね!? 前後の話がないとただの変態になっちゃう(笑)。ま、案外間違っていないんですけど。変態なのには変わりないんですけど！

山口　変態なんですけど。

松田　おいっ！(笑)

唐橋　だめだよこれ、全文使ってもらわないと。変な記事が独り歩きする。

全員　爆笑

(Part③に続く)

※公演は、4月17日(金)から23日(木)まで東京・シアタートラムにて上演されます。一般チケット発売は、2月14日10時～。

≪ストーリー≫
1967年 カナダ・モントリオール。裁判長の執務室。
殺人事件の自首をしてきた「彼」は、苛立ちながら刑事の質問に、面倒くさそうに答えている。男娼を生業としている少年＝「彼」に対し、明らかに軽蔑した態度で取り調べを行う刑事。部屋の外には大勢のマスコミ。
被害者は、少年と肉体関係があった大学生。
インテリと思われる被害者が、なぜ、こんな安っぽい男娼を家に出入りさせていたか判らない、などと口汚く罵る刑事は、取り調べ時間の長さに対して、十分な調書を作れていない状況に苛立ちを隠せずにいる。
殺害後の足取りの確認に始まり、どのように二人が出会ったか、どのように被害者の部屋を訪れていたのか、不貞腐れた言動でいながらも包み隠さず告白していた「彼」が、言葉を濁すのが、殺害の動機。
順調だったという二人の関係を、なぜ「彼」は殺害という形でENDにしたのか。
密室を舞台に、「彼」と刑事の濃厚な会話から紡ぎ出される「真実」とは。

☆Information

舞台『Being at home with Claude～クロードと一緒に～』
作：ルネ＝ダニエル・デュボワ
翻訳：イザベル・ビロドー／三宅 優
上演台本・演出：古川 貴義
◇出演
「彼」：松田凌
刑事／速記者：山口大地／唐橋充
警護官：鈴木ハルニ
◇2015年4月17日(金)～23日(木) シアタートラム
4月17日(金) 19:00【Cyan】
4月18日(土) 13:30【Blanc】／18:00【Cyan】
4月19日(日) 13:30【Cyan】／18:00【Blanc】
4月20日(月) 19:00【Cyan】
4月21日(火) 19:00【Blanc】
4月22日(水) 13:30【Blanc】／19:00【Cyan】
4月23日(木) 13:30【Blanc】
Cyan(青) 刑事：山口大地　速記者：唐橋充
Blanc(白) 刑事：唐橋充　速記者：山口大地
・受付は開演の60分前、開場は開演の30分前です。
・開演時間を過ぎますと、指定のお席にご案内できない場合がございますのでご注意ください。
※R-15と同程度のセクシュアルな表現があるため、15歳未満の入場をお断りします。
◇チケット料金(税込)
一般:6,300円
学生:3,900円（CoRichのみにて取扱い。各回枚数限定：劇場最後列のトラムシート）
※Deux 割引 1,000 円（両バージョンご覧の方に限り、2回目の終演後に劇場でキャッシュバック）
一般チケット発売:2月14日10時～
◇チケット販売
●CoRich（こりっち）
●チケットぴあ
●ローソンチケット
●e+（イープラス）
●世田谷パブリックシアターチケットセンター
TEL 03-5432-1515 (10時～19時)
◇お問い合わせ
Withclaude1967@gmail.com
TEL 080-7724-5674　(10時～20時)
《公式サイト》
http://www.zuu24.com/withclaude2015/
《公式twitterアカウント》
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