- 2012-7-23
7/5(木)~7/8(日)まで、東京・池袋 あうるすぽっとにて、劇団ひまわりの創立60周年記念公演、舞台『蒼い妖精とピノッキオ』が上演された。
ディズニーアニメで有名な“ピノッキオ”の物語だが、今作はピノッキオがゼペット爺さんと冒険してクジラに飲まれる展開は無い。
人の愚かさに嫌気が差し、これ以上人間を増やしたく無いと絶望している“人形を人間に変える力”を持った蒼い妖精の苦悩から舞台は始まる。
そして、人間になりたいと願うピノッキオを元・人形である愚かな人間たちの元へ連れていく。彼が人間になりたいなどという願いを諦めるように……。
中嶋朋子が蒼い妖精の苦悩を演じ、人間になりたいと願う純粋なピノッキオ役を馬場徹が演じる。
知恵の妖精役に名子役の加藤清史郎。蒼い妖精がかつて人間にした人形、ミスター・フォックス役を桑野晃輔が好演。
「人の愚かさ」「人の哀しさ」そして「人の素晴らしさ」が随所に彩られた、大人の鑑賞にも耐えうる深いテーマとドラマを持ったステージだ。
☆Information
★舞台『蒼い妖精とピノッキオ』
日程:7/5(木)~7/8(日)
場所:あうるすぽっと(豊島区立舞台芸術交流センター)
出演:中嶋朋子、馬場徹、加藤清史郎、桑野晃輔 ほか
▼記者が選ぶ今週はコレ!・シアター:馬場徹『蒼い妖精とピノッキオ』
※毎日新聞7/2(月)夕刊→
http://mainichi.jp/feature/news/20120702dde012040019000c.html
公式サイト(劇団ひまわり)
http://www.himawari.net/stage/pinocchio/
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