【インタビュー①】ゴーバスターズの髙橋直人が初主演!映画『カミングアウト』が11/29公開

  • 2014-11-26

『特命戦隊ゴーバスターズ』で特命部オペレーター・森下トオル役を演じていた髙橋直人さんの初主演映画『カミングアウト』が11月29日より渋谷ユーロスペースにて公開されます。
映画の話はもちろん、芸能界を目指すきっかけや『ゴーバスターズ』メンバーとのエピソードなど、いろいろ伺ったお話を4回に渡りお届けします。そのPart.1は…

髙橋直人

髙橋直人

【馬場良馬さんに「チュパカブラのものまねやってください!」】

――映画『カミングアウト』は、ゲイとして生きていくことをカミングアウトすべきかどうか、正面から向き合う真摯で柔らかで素敵な映像の作品です。その映画に主演した髙橋直人さんにお話を伺います、よろしくお願いいたします。

髙橋直人 よろしくお願いいたします。

――髙橋直人さんは『特命戦隊ゴーバスターズ』で、エネルギー管理局特命部のオペレーター・森下トオル役を演じていましたね。

髙橋 はい。あの役が連続ドラマ初レギュラーだったので、現場では共演者の皆さんと早く打ち解けられるように、何かあった時の話題つくりになればと、皆さんが出演している作品を見てから現場に入りました。
馬場良馬さん(岩崎リュウジ/ブルーバスター役)だったら、デビュー作のドラマ『東京ゴーストトリップ』から始まって、ミュージカル『テニスの王子様』のバックステージも全部見ました! 休憩中に「馬場さん、チュパカブラのものまねやってください」って言ったら「お前、誰からそれを聞いたんだ!?」って言われたりして(笑)。
でも「『テニミュ』のDVDで観ました」って言うの、恥ずかしいじゃないですか?

カミングアウトすべきか悩む青年役を好演!

カミングアウトすべきか悩む青年役を好演!

――え? では、そう言わなかったんですか?(笑)

髙橋 その時は言わなかったです。

――アハハハハ! 馬場さんもまさかテニミュバクステDVDを自分でチェックしているとは思わなかったでしょうね。馬場さんはカメラを向けると、「はい! 何やりましょうか!?」って、こちらの期待以上のことをやってくれる方ですからね。その彼と1年間一緒に過ごした髙橋さんも、馬場さんのように……は、ならないでくださいね(苦笑)。

髙橋 大丈夫です(笑)。馬場さんには僕の知らないところで、あのままスクスクと育って行ってほしいです。

――アハハハ! 髙橋さん、大人しそうな人物かと思ったら、けっこう言いますね(笑)。ほかの方だと、(桜田ヒロム/レッドバスター役の)鈴木勝大さんは、その頃まだ出演作も少ないから事前チェックも難しかったのでは? どんな話題で盛り上がりました?

――勝大さんは現場でお会いしても、日によってイメージが違うんですよ。突発的なことをやったり、映画の舞台挨拶の場だと急に傍観者の立ち位置になって”しゃべらないキャラ”になったりして、見ていて飽きない方でしたね。

――もしかして女性キャストの出演作だったら、(宇佐見ヨーコ/イエローバスター役の)小宮有紗さんの写真集とか、(同僚のオペレータ・仲村ミホ役の)西平風香さんの水着グラビアまでチェックしたんですか?

髙橋 いや、さすがにそこまでは(苦笑)。でも現場で話題が出た時に、男性キャストが「どれだ!? どれだ!?」って集まって、グラビアを見ていた事はありました(笑)。

――(特命部司令官・黒木タケシ役の)榊英雄さんは出演作品も多いですから、観るのが大変だったのでは?

髙橋 さすがにドラマまでは追いきれないので、出演されている映画を観ました。でもそういう情報があると休憩時間にも話しかけやすいので、自然と”上司と部下”という関係性を築くことが出来たかなと思います。今も一緒にお芝居を観に行ったりするのは、榊さんと行くことが多いんですよ。

――いまでもいい上司と部下なんですね~。ちなみに、『ゴーバスターズ』メンバーの中だと、髙橋さんはボケとツッコミ、どちらの担当ですか?

髙橋 え、どっちだろう?(笑) そういえば以前、自分にスポットライトが当たった回では冒頭に長いセリフがあったんですけど、僕がしゃべる度にゲスト出演されていた(十文字撃/宇宙刑事ギャバン役の)石垣佑磨さんが「いや~、面白いなぁ」ってずっと笑っているんですよ。何がツボだったんだろう? 謎ですね。

――石垣さんは「面白い」と思ったら、そのまま「面白い」って言っちゃう方なので、ストレートに褒め言葉として受け取っていいと思います(笑)。
それにしても事前に共演者の出演作をチェックして、何かあった時に話題に出来るように準備をして現場に入る方って、なかなかいないですよ。真面目な方なんですね、髙橋さんは。

髙橋 でも僕は人見知りなので、準備しても結局あんまりしゃべらないんですよ(苦笑)。
(※Part.2に続く/取材・文=近藤明子)

☆Information

『カミングアウト』
11月29日(土)~渋谷ユーロスペースにて3週間限定公開
脚本・監督:犬童一利
主題歌:『応援の唄』ききまたく
出演: 髙橋直人 岡村優 夏緒 高山侑子 秋山浩介(TooT Aki) 歌川たいじ 一ノ瀬文香 高岡瓶々 杉崎佳穂 辻恵美(※シンニョウの点は1つ) 木村利信 美漸-Bizen
【初日舞台挨拶開催】
11月29日(土)上映前21:00~
場所:渋谷ユーロスペース(渋谷・文化村前交差点左折)
登壇者:髙橋直人 /岡村優 /秋山浩介(TooT Aki)/歌川たいじ/一ノ瀬文香/杉崎佳穂/辻恵美漸/Bizen/犬童一利監督
※登壇者は都合により変更する場合がございまのでご了承ください。
【あらすじ】
陽はゲイの大学生。サークルの同級生で親友の昇に片想いをしているが、大学のサークル仲間にも、一緒に暮らす家族にも、ゲイである事は隠している。唯一、新宿二丁目の行きつけの「Bar B♭」ではありのままの自分でいられる。
仲間達との友情や恋愛の他にも、就職や結婚など将来への不安は尽きない。いつしか、陽の中にある思いが生まれ始めていた。葛藤の末に陽が進む道とは…。
(C)2014映画「カミングアウト」製作委員会
《公式サイト》
http://www.comingout.jp/

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