大河元気が初脚本、初演出!「僕らは本気でバカやります!」舞台『バカフキ!』インタビューPart.3

  • 2014-10-20

大河元気が初脚本・初演出をつとめる舞台『バカフキ!』が、11月13日より東京 新宿は全労済ホール/スペース・ゼロで幕を開ける。俳優として多くのステージに立って来た彼が、裏方として舞台を制作する側に挑戦する理由とは――?
スマボMovie『学園のクローバー』に、元気さんに俳優として出演していただいたスマートボーイズは、3回に渡りホンネに迫ります! そのPart.3は……

大河元気

【プラモも舞台も、自分の好きな世界観を作り出すっていう意味では一緒なのかも】

――今回出演するキャストの方たちは、大河さんとは共演経験も豊富な方々がそろっていますが、一番最初に声をかけたのは誰ですか?

大河 フッキーさん(藤原祐規)です。「どんな話なの?」って聞かれたから、「忍者ものだよ」って説明したら「あ、じゃあやるやる!」って、ふたつ返事でOKしてくれました。
(汐崎)アイルとは以前から「こんなことやりたいんだよね」って話をよくしていて、その度に、いつも「やればいいじゃん!」って背中を押してくれてたんです。

――台本を書くうえでのエピソードは、何かありますか?

大河 「あの人が演じるから、この役はこんな感じ」って、当て書きみたいな書き方をしました。とはいえ、まだ完成ではないです。おそらく稽古場に入って実際にその人が動いてみないと完成はしないと思います。
きっと稽古場でやりたくなる事がいっぱい出て来るだろうから、想像していたものの何倍もスゴイものが出て来ちゃった時に、「入れる場所がないよ」ってならないように、なるべく台本はシンプルにして、セリフとかも「言いづらいから変えたい」って言われれば、全然変えてもらって構わないと思っています。

――ところで、こうやって取材を受けるようになって、共演の方たちからプレッシャーのかかるひと言はあったりしましたか?

大河 別に僕はプレッシャーがキライではないので、やらなきゃいけないことに関してのプレッシャーは、多少なりとも「あった方がいいだろう」とは思ってるんですね。まぁ元の自分自身の性格が、面倒くさがりで甘えたがりなので、そういうプレッシャーがないと、なかなかやらないってこともあるんですけど(苦笑)。
あと最近感じるのは、スタッフやキャストの皆さんが僕を守ろうとしてくれているってこと。「何かあったら、いつでも俺ら何とかしてやる!」っていう気持ちをヒシヒシと感じるんですよ。それは”嬉しいプレッシャー”ですね(笑)。

――本番までまだ時間はありますが、早く稽古に入りたくてウズウズしてるんじゃないですか? 「この人たち、どう動かしてやろう?」ってワクワクしません?

大河 あー、それはすごくあります! とにかくエネルギーあふれる人たちなんで、そのぶつかりあいからどんな化学反応が起こるんだろうってワクワクしますね。ちょっと濃い人たちが揃っているので(笑)、水溶液が飽和状態になって溶け残りとかできないように、見ていただく人が食傷気味にならないように、そこは演出家としてうまく調合しないといけないところなんですけど(苦笑)。
観終わった後に「あっという間で面白かった!」「スッキリした!」っていう気持ちになっていただける舞台を目指したいです。

――それと同時に、この舞台で伝えたいテーマなどは?

大河 別に「こんなことを感じてほしい」とか「生きてるって素晴らしいっていうことを、この舞台を観て分かってほしい!」とか大それたことは考えてないです。
ただ、観てくださる人が「楽しかった」って言って帰ってくだされば、それでいい。そのためにも、僕らは本気でバカやります!

――話は飛びますが、私は大河さんが演出・脚本をやるとは思わなかったんですよ。どちらかというと”インドアな人”というイメージだったので……。だから趣味のプラモデルや絵など、そっち方面で何か表現するなら想像できるんですけど。

大河 正直、プラモデル作るのも、絵を描くのも、舞台を作るのも、「自分の好きな世界観を作り出している」っていう意味では、そんな大差ないのかなって思うんです。
違いがあるとすれば、今回はいつも以上に強力で楽しそうっていうことかな? 例えば、この『バカフキ!』っていう作品がプラモデルだとしたら、「何でもできる、ものすごい”道具(=キャスト&スタッフ)”が手に入ったぞ!」っていう感じ。
人を道具に例えるのは失礼かもしれないけど、「このすごい道具(=キャスト)を使って、どんなスゴイ作品(=舞台)を作ってやろう」って、今すっごいワクワクしているんですよね。

――ただ、プラモデルのスケールが大きくなったかなぁぐらいの感覚?

大河 うん。1/144が1/1になっただけの話なんで(笑)。

――あはは! 分かりやすい例え、ありがとうございます(苦笑)。では最後に、舞台『バカフキ!』の上演を楽しみに待っている皆さんにメッセージをお願いします。

大河 この記事を読んで「どんな舞台なんだろう?」ってちょっとでも気になったら、一週間に1回でいいんで、公式HPや僕のTwitterを見ていただいて、今後の展開にもぜひ注目していただきたいです。
チケット代は決して安くはないけれど、それでも「高くなかった」と思っていただけるように、僕らは精一杯頑張って稽古をして、納得のいく作品を作り上げていくので、ぜひ上演の際には劇場に足をお運びいただきたいと思います。よろしくお願いします!

(取材・文/近藤明子)

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☆Information

舞台『バカフキ!』
日程:11月13日(木)~11月16日(日)
場所:全労済ホール/スペース・ゼロ
脚本・演出:大河元気
出演:藤原祐規、大河元気、植田圭輔、汐崎アイル、加藤良輔、若井おさむ/川隅美慎、新良エツ子、池永亜美/和泉宗兵
※若井おさむさんは日替わりゲストでご出演頂く予定でしたが、レギュラーとしての出演になりました。
日替わりゲスト:
11月13日(木)19:00 中河内雅貴
11月14日(金)14:00/19:00 矢尾一樹
11月15日(土)13:00/18:00 阿澄佳奈
11月16日(日)13:00/17:00 根本正勝
チケット料金:
プレミアム席 8,800円(税込・前方エリア・非売品グッズ付)
一般席 6,500円(税込)
【チケット取扱い】
イープラス、カンフェティ、スペース・ゼロ チケットデスク
【公演に関するお問い合わせ】
CLIE  03-3409-5154(平日11時~18時)
(C)Bakafuki 2014
《公式サイト》
http://www.clie.asia/bkfk

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