- 2014-10-18
大河元気が初脚本・初演出をつとめる舞台『バカフキ!』が、11月13日より東京 新宿は全労済ホール/スペース・ゼロで幕を開ける。俳優として多くのステージに立って来た彼が、裏方として舞台を制作する側に挑戦する理由とは――?
スマボMovie『学園のクローバー』に、元気さんに俳優として出演していただいたスマートボーイズは、3回に渡りホンネに迫ります! そのPart.1は……
【エンターテイメントの世界だもん、楽しければ「何でもあり」!】
――舞台『バカフキ!』では、脚本・演出に初挑戦! さらに出演もされるんですね。
大河 ”出演あり”は、僕的には想定外だったんですけどね。でも自分の性格的に、稽古中に多分「ちょっと俺、ここのシーンに出る!」とか言い出すだろうと思うので、出演することになって結果良かったのかなぁと思います(笑)。
――改めて、今回の舞台に至るまでの経緯をお話していただけますか?
大河 最初は「僕がやりたいことをやろう!」という衝動でスタートしたもので、決して演出・脚本がやりたくて始めたわけではないんですよ。まぁ、僕が提案したことだし自分で脚本も書いているので、脚本・演出に僕の名前が入るのは、なるべくしてのことだろうとは思いますが、改まって「何で脚本・演出をやるの?」と聞かれても「何でだろう?」って自分でも思うんですよね。
――資料を読ませていただきましたが、何ともカラフルな忍者が登場するお話で……。読んで字のごとく”忍者”とは”忍”ぶ”者”というイメージでしたから、ちょっと驚きです(苦笑)。
大河 別にカラフルな忍者がいたっていいじゃない! だってエンターテインメントなんだもん。赤い忍者なんて『赤影』か『忍者戦隊カクレンジャー』か『忍者キャプター』ぐらいしか思い浮かばないけど、エンターテイメントの世界だもん、「何でもあり」でいいんです!
――忍者が出て来るということは、ジャンル的には時代劇になると思うのですが、舞台セットや小道具とかは、どのようなイメージで?
大河 逆に”時代もの”っていうくくりをつけたくないから、物語の舞台も”日本”ではなく、あえて”大和國(やまとのくに)”にしたんです。セリフの中にもカタカナが普通に出て来るし、何なら携帯電話とかも出しちゃおうかぐらいなことを考えているんですけど。
――マジですか? 忍者だから狼煙(のろし)を上げるとかではないんだ。
大河 分からないですよ。携帯電話を取り出して通信ボタンをピっと押したら、狼煙があがるのかもしれない(笑)。
――ハイテクなのか何なのか分からない、無駄な機能が!(笑)
大河 そのぐらい「しょうもない!」って思うことがあってもいいと思う。それで観てくださる方たちが、ちょっと「クスッ」と出来たらいいなと思うんですよね。
――ところで、なぜ『バカフキ!』というタイトルなんですか?
大河 「バカ」って決していい言葉ではないし、主に悪口で使う言葉だと思いますが、このお仕事をしていると、「バカ」ってある種の褒め言葉だと思うんですね。僕は「バカ」っていう言葉が大好きなので、どうしても「バカ」をタイトルに入れたかったんです。
――愛情のこもった「バカ」なんですね。
大河 そうそう。あまりにも突拍子もないことをした時に「アイツ、バカだなぁ」とかって親しみを込めて言うし、言われるし(笑)。そう言われることはキライではないので「バカ」っていう言葉を入れたくて、こんなタイトルになりました。
――ちなみに、ほかのタイトル候補には、どんなものがありました?
大河 最初の頃だと、『ゴニンジャー』とか。
――そ、それは……ちょっと●映的にいかがなものかと(苦笑)。
大河 うん。「東●的にどうなんだろう?」と思ってそのタイトルはやめました(笑)。で、次に考えたのが「ちょっと意味は分かんないけどカッコイイ」風なタイトル。ことわざの”風が吹けば桶屋がもうかる”をパクって『バカが動き回ると風が吹きまくる』って付けたら、マネージャーが「……売れなさそ」ってボソッと言ってるのが聞こえてきて(苦笑)。
――あはは!
大河 その時は、確かに僕も何となくシックリ来てなかったんですよ。なので仮タイトルとして、略して『バカフキ!』って書いておいたら、いつの間にかそれで話が進んで行って、「インパクトあるし、いいんじゃないか?」と思い始めた頃には、もう各方面に『バカフキ!』のタイトルで情報が発表されていました(笑)。
――確かに、ひっかかるタイトルですよね。一度聞いたら忘れられない。
大河 ただ、ファンの方からは「フッキーさん(=藤原祐規)のことですか?」って言われるんですけど違います(笑)。決してフッキーさんのことをバカと言っているわけではないので、お間違いのないように(笑)。
(※取材・文=近藤明子/Part.2に続く)
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☆Information
舞台『バカフキ!』
日程:11月13日(木)~11月16日(日)
場所:全労済ホール/スペース・ゼロ
脚本・演出:大河元気
出演:藤原祐規、大河元気、植田圭輔、汐崎アイル、加藤良輔、若井おさむ/川隅美慎、新良エツ子、池永亜美/和泉宗兵
※若井おさむさんは日替わりゲストでご出演頂く予定でしたが、レギュラーとしての出演になりました。
日替わりゲスト:
11月13日(木)19:00 中河内雅貴
11月14日(金)14:00/19:00 矢尾一樹
11月15日(土)13:00/18:00 阿澄佳奈
11月16日(日)13:00/17:00 根本正勝
チケット料金:
プレミアム席 8,800円(税込・前方エリア・非売品グッズ付)
一般席 6,500円(税込)
【チケット取扱い】
イープラス、カンフェティ、スペース・ゼロ チケットデスク
【公演に関するお問い合わせ】
CLIE 03-3409-5154(平日11時~18時)
(C)Bakafuki 2014
《公式サイト》
http://www.clie.asia/bkfk
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