加藤和樹が日本初上陸の本格マサラ・ミュージカル『ボンベイドリームス』出演決定!インタビューPart.①

  • 2014-10-7

ミュージカル界の巨匠、アンドリュー・ロイド=ウェバー氏のプロデュースにより、2002年にウエストエンド、その後ブロードウェイでも上演されたミュージカル『ボンベイドリームス』が、2015年1月~2月に東京と大阪で上演が決定!

浦井健治さん(左上)と加藤和樹さんが初共演!(撮影:飯田かずな)

浦井健治さん(左上)と加藤和樹さんが初共演!(撮影:飯田かずな)

本作の舞台となるのは、”ボリウッド”と呼ばれるインドの映画界。音楽を担当するのは、日本でもヒットしたインド映画『ムトゥ 踊るマハラジャ』や、オスカー受賞作『スラムドック$ミリオネア』などの音楽で注目を集め、”インドのモーツアルト”と称される人気作曲家、A.R.ラフマーン。

スラム街出身の映画スターを夢見る青年アカーシュが、無法地帯ながらも賑々しい現実と闇を抱えながらも絢爛豪華な夢の世界を回遊する物語。主演の浦井健治さんやすみれさん、朝海ひかるさんや川久保拓司さんらに続き、加藤和樹さんの出演が満を持して発表されました。
スマボではキャラクタービジュアル撮影現場の加藤さんに直撃。初のマサラ・ミュージカルに挑む加藤さんの意気込みを、3回に渡りお届けします。そのPart.1は……

熱血漢あふれる知的な弁護士・ヴィクラム役の加藤和樹さん

熱血漢あふれる知的な弁護士・ヴィクラム役の加藤和樹さん

【派手な衣装を違和感なく着こなしている自分にビックリしました(笑)】

――ミュージカル『ボンベイドリームス』、御出演おめでとうございます。本日、ビジュアル撮影が行われましたが、衣装を着た感想は?

加藤 僕の色の黒さを際立たせるような「白! キラキラ!」な衣装だなぁと(笑)。

――でも、想像していたより”マハラジャ感”は薄めだなと思いました。

加藤 僕は王子様の役ではないですから(笑)。インドでも比較的裕福な地位の弁護士役ということで、このような衣装になりました。袖を通す時は「こんな派手な服、着こなせるのかな?」って多少不安だったんですけれど、撮っていただいた写真を見たら違和感なく馴染んでいて、自分でもビックリしましたね。

――本作はボリウッド(=インドの映画界)を舞台にしたミュージカル作品。”インド映画”と聞いてまず頭に浮かぶのは、映画『ムトゥ 踊るマハラジャ』に代表されるような、全編にわたって歌あり、踊りありの派手なイメージだと思うのですが?

加藤 日本で上演されるからには多少演出も変わって来るのではないかと思いますが、ボリウッドの魅力でもある”歌いっぱなし、踊りっぱなし”みたいな部分は変わらないでしょうね。

――今回、加藤さんが演じるヴィクラムは、オーディションを受けて決まった役ですか?

加藤 いえ、今回は「ヴィクラム役で」というオファーをいただいたんです。

――おぉ! ご指名なんですね!!  選ばれた理由は聞きましたか?

加藤 それはまだ聞いてなかったなぁ……。「色が黒いからインド人役が似合うと思った」とかいう理由だったら、どうしよう(苦笑)。

――まさか、そんな理由で? きっと、最近の加藤さんの活躍を観て、注目してくださったんだと思いますよ。

加藤 だといいんですけれど(笑)。さきほど撮影の合間に演出の荻田浩一さんにお会いして作品について少しお話をさせていただいたんです。柔らかい口調の中にも本作に向けての熱い思いが伝わって来たし、僕を選んでくださったのも何か縁があってのことだと思うので、その期待に応えられるように頑張りたいと決意を新たにしました。

――「熱血漢あふれる知的な弁護士」のヴィクラムですが、果たして善人なのか、それともちょっと企んでいるような役なのか……。

加藤 まぁ”裏”はありますね。詳しくはネタバレなので言えないですけど、ひとつ言えるのは彼なりの信念を持って”それ”をやっているということ。

――”自分の思う正義”にしたがって動いている人?

加藤 そうなんですけど、それが見る人によっては「ちょっと残念」に感じる時もあるかもしれない……そんな愛すべきキャラクターだと思います。ほかの登場人物たちも、ひと癖もふた癖もあるキャラクターなので、面白いことになりそうですよ。

――ところで、先ほどからスタジオ内にはインド音楽のBGMが流れていますが、この独特な雰囲気の音楽を聴きながら撮影してみていかがでしたか?

加藤 曲によっては情熱的なラブソングもあるし、すごくノリがいいクラブミュージックみたいなものもある。そういう意味では自然に体がリズムをとるような、踊りやすい曲が多いなと感じました。耳に残るし覚えやすい印象ですけど、果たしてこのメロディーに日本語の歌詞がのった時に「どう聴こえるんだろう?」という楽しみもあります。

――いろんな音楽がミクスチャーされたサウンドとなると、歌い方も今までのミュージカル作品とは微妙に変わるんでしょうか?

加藤 だと思いますが、インドの音楽は独特だし、あの歌い方は”その国の人”じゃないと出来ない歌い方なのかなとも思うんですよね。

――幼い頃から耳にして体に染みついているというか……それこそDNAに刻まれているんじゃないかというような歌声ですよね。日本人の演歌の”こぶし”みたいな?

加藤 そうそう。何回か歌い方をマネしてみたけれど、今の僕には無理でした。なんか嘘っぽく聴こえちゃうんですよ。でも、あの音楽にのせて歌うなら必要な”技”だと思うし、どこまで近づけられるか分からないけれど、ぜひチャレンジしてみたいですね。

(※Part.2に続く/取材:近藤明子)

☆Information

ミュージカル『ボンベイ・ドリームス』
作曲:A.R. ラフマーン
作詞:ドン・ブラック
脚本:ミーラ・サイアル
原案:シェーカル・カプール&アンドリュー・ロイド=ウェバー
演出・訳詞:荻田浩一
音楽監督:玉麻尚一
振付:原田 薫・梅棒
出演:浦井健治/すみれ 加藤和樹/朝海ひかる
久野綾希子 安崎 求 阿部 裕 川久保拓司 ひのあらた 小松拓也 五大輝一
高谷あゆみ 原田 薫 高田亜矢子 碓井菜央 唐澤裕香 中川和泉 
伊藤今人(梅棒) 梅澤裕介(梅棒) 鶴野輝一(梅棒) 塩野拓矢(梅棒) 櫻井竜彦(梅棒) 楢木和也(梅棒) ほか
【東京公演】
日程:2015年1月31日(土)~2月8日(日)
場所:東京国際フォーラム ホールC
【大阪公演】
日程2015年2月14日(土)~2月15日(日)
場所:梅田芸術劇場メインホール
【チケット】
東京公演一般発売日:2014/11/15(土)AM10:00~
大阪公演一般発売日:2014/11/29(土)AM10:00~
料金:S席 12,000円/A席 9,000円/B席 5,000円(全席指定・税込)
取扱い:梅田芸術劇場オンラインチケット、梅田芸術劇場チケットカウンター、チケットぴあ、イープラス、ローソンチケット、CNプレイガイド
《梅田芸術劇場HP》
http://www.umegei.com/bombaydreams/

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