2014-9-22

不良の巣窟・陸山高校の最強集団「ナンバーズ」で、No.2のポストのアキラが、No.1に成り上がるために奮闘するヤンキードラマ『アキラNo.2』。

No.1のツトムにはこき使われ、下からの突き上げに日々奮闘する主人公のアキラ役には、『海賊戦隊ゴーカイジャー』ゴーカイレッド/キャプテン・マーベラス役でブレイクした小澤亮太さん。
また、No.1の座を虎視眈々と狙うNo.10のジェシー役は、ミュージカル『薄桜鬼』原田左之助役の熱演も記憶に新しい、五十嵐麻朝さんが演じています。

9月27日からの映画の公開を前に、小澤さんと五十嵐さんに、映画の撮影秘話や見どころ、自身のNo.2エピソードなどを直撃！ 3回に渡りお届けするインタビューPart.3は……

やんちゃな小澤さんとクールな五十嵐さん。対照的なふたりは取材でも名コンビっぷりを発揮!?

【アクション！コメディー！男の友情！いろんな要素が詰まった映画を楽しんで!!】

――ところで、お二人は2012年の小澤さんの初主演舞台『理系ヲタが、船上で恋する確率』で共演していたんですよね？

五十嵐　はい。「そのおかげ」って言ったらアレですけど、一度共演しているせいか、今回の現場でも俺は亮太が主演で安心感がありました。

小澤　こういう仕事って、変に気を使わない関係って貴重だよね。あと、知っているからこそ、新たに見えて来た面白い部分もあったりして。

――例えばどんな”新たな五十嵐麻朝”さんが見えたんでしょう？

小澤　カッコつけているようで、カッコついて無い感じ？(笑) 麻朝は普段からすごくクールなんですよ。自分で「硬派」って言っちゃうくらいですから。でも、どこか不器用でぎこちないジェシーのカッコ良さと似ている部分があるのを発見しました。

――他の共演者の方々については、どうでしょう？

五十嵐　俺はブッチ(福山翔大)と一緒のシーンが多かったんですけど、撮影が進むにつれて、途中からもうブッチにしか見えなくなっていたくらい、熱い真っ直ぐなヤツでしたね。亮太は城戸さんとどんな話で盛り上がったの？

小澤　僕もプライベートでキックボクシングをやっているから、世界チャンピオンのパンチはいかなものか？と思って「教えてよ」とか言ったりしてた。あとはホテルに泊まった時に、城戸さんの部屋に遊びに行って、オヤツとか食べながらずーっと他愛もない話をしていましたね。

五十嵐　女子のパジャマ・パーティーか！(笑) オヤツってプリンとか？

小澤　いや、プリンはなかったけど、2人とも甘いものが好きなんです。

――お菓子で城戸さんを手なずけていたんですね。リアル・アキラですね(笑)。

五十嵐　撮影が終わってからも、城戸さんと遊んだりしているんでしょ？

小澤　うん。城戸さんと一緒にトレーニングして走ったりしています。先日、8キロ走ったんですけど、最後の追い込みダッシュで置いていかれました(笑)。僕が遅れてゴールするのを見た城戸さんがひとこと「……あ！そうだよね、アクターだよね！」って(笑)。
どうやら僕が同じ職業のような感覚だったみたいで、「どうしてそんなに遅いの？」みたいな顔されました(笑)。ちょっとうれしいけど、一緒にされたら困る！

ふたりの対決シーンは映画前半の見どころ、要チェックです！

――いっそのこと、目指してみたらいかがでしょう？アスリート俳優。

五十嵐　新しい世界が見えて来るかもしれないよ(笑)。

小澤　いや、無理だから！(笑)

――アハハハ！話は変わりますが、タイトルにかけて、ご自身の中の”No.2的な要素”を教えていただけますか？

小澤　どうだろう？今の僕の年齢(26歳)だと、普通に会社勤めをしている人はきっと「上からも下からも」っていうのがリアルに実感している年齢だと思いますが、僕は役者という仕事をして来た中で、幸いにも後輩からの突き上げがキツイと思ったことはないし、先輩からの圧力も感じたことはないですよね(笑)。
でもマンガとかを読んでいると「サラリーマンって、こんなに大変なんだな」みたいなのも分かるし、きめ細かく周囲に気を配れるNo.2を尊敬します。僕にはない要素ですね(苦笑)。

――漫画で例えるのが、いかにも小澤さんらしいですね(笑)。一方、五十嵐さんの”No.2あるある”は？

五十嵐　例えば、ご飯を御馳走していただくことになった時には、その人をちょっとヨイショしてしまうとか……(笑)。

小澤　あ、それを聞いて思い出した！衣装合わせの後に一緒にゴハン食べに行ったら、麻朝が定食をご馳走してくれたんですよ。

五十嵐　そんな大したことじゃないよ(照)。

小澤　ビックリしたもん！まさか麻朝からお金が出て来るとは!!

五十嵐　おい！どういうことだよ!!(苦笑)

小澤　だって、普通に割り勘だと思っていたから、会計のタイミングでサラッと「ここは俺が……」って。いや～、大人！太っ腹！

五十嵐　好きな人と一緒に食事して楽しいなと思ったら「俺が払うよ」って言えるけど、楽しくなかったら、「じゃあ、ちょっと割り勘で」ってなるかもしれない(笑)。
まぁ俺の方が年上だし、久しぶりに亮太と共演出来るのが嬉しくて、ちょっと舞い上がっていたのかもしれない。決して”餌付け”しようとしているわけではないから(笑)。

――では最後に、映画の公開を楽しみにしている皆さんにメッセージをお願いします。

五十嵐　はい。ジェシーは最初はヒール(＝悪役)として登場しますが、アキラたちに出会ってだんだん愛らしいキャラクターに変身していくので、その変化をぜひ見ていただきたいし、拳を交えることで芽生える彼らの友情も楽しんでいただけたらと思います。

小澤　コメディー要素もあり、「男の友情っていいな」と思えるようなことがいっぱい散りばめられている作品です。社会人の皆さんには、アキラの”上からは抑えつけられ、下からは突き上げられる”立場に共感していただける事も多いと思うので、ぜひ「あるある～」って思いながら観ていただけたら嬉しいです！

――お話を伺って、2度3度と観たくなりました！今日はありがとうございました！

映画『アキラNo.2』は9月27日よりシネマート六本木にてロードショー。
主人公アキラを演じる小澤さんの表情豊かな”心の声”のお芝居や、ジェシー役の五十嵐さんの狂気の演技からの変貌ぶり、そしてツトム役の城戸康裕さんの鍛え上げられた肉体美など、ヤンキー映画なのに笑いどころも見どころも満載の作品です！

(取材・文／近藤明子スタイリスト／全直之※小澤、五十嵐ともに)

☆Information

映画『アキラNo.2』
2014年9月27日(土)より、シネマート六本木にてロードショー
原作: 奥嶋ひろまさ『アキラNo.2』(「ヤングキング」少年画報社)
脚本・監督:吉村典久
脚本:井上桜子
出演:小澤亮太／五十嵐麻朝・橋本マナミ・福山翔大・小西成弥・吉田大輝・高橋郁哉／城戸康裕
【初日舞台挨拶】
9月27日(土)10:30～の回・上映後舞台挨拶
会場:シネマート六本木(地下鉄六本木駅より徒歩約2分)
登壇者(予定):小澤亮太五十嵐麻朝福山翔大橋本マナミ城戸康裕
＜チケット購入方法＞
・舞台挨拶＆本編DVD＆マル秘特典付￥4,000(税込)
※マル秘特典として、DVDをご購入頂いた方に主演の小澤亮太さんよりサイン入り差し替えジャケットを直接手渡しで受け取れます！さらに、城戸康裕さん、五十嵐麻朝さん、福山翔大さんと握手ができます！！
・通常(舞台挨拶のみ)￥2,000(税込)
チケットぴあ(Pコード：553-431)
http://ticket.pia.jp/pia/event.do?eventCd=1438818
【大阪上映会】
日時：10月4日(土)14:35開映(上映時間122分)上映終了後舞台挨拶+α
場所：大阪・シネマート心斎橋
ゲスト(予定)：小澤亮太
※ゲストは予告なく変更となる場合がございます
チケット：全席指定￥4,000(税込)DVD「アキラNo.2完全版」＆マル秘特典付き
チケットは、チケットぴあのみにて発売（劇場での発売はございません）
9月20日（土）よりプレリザーブ開始　／ 9月27日（土）より一般発売開始
※チケットは売切れ次第終了。当日券に関するお問い合わせは劇場まで
【クロージング舞台挨拶】
10月10日(金)19:00～の回・上映後舞台挨拶
会場:シネマート六本木(地下鉄六本木駅より徒歩約2分)
登壇者(予定):五十嵐麻朝小西成弥高橋郁哉
一般チケット発売日:9月6日(土)
チケットぴあ(Pコード：553-432)
http://t.pia.jp/cinema/
(C) 2014奥嶋ひろまさ / 少年画報社 / エスピーオー
《公式サイト》
http://www.cinemart.co.jp/akira-no2/
《『アキラNo.2 エピソード0』の動画はこちらから》
http://youtu.be/4iRht88PCdU
(ストーリー)
不良が巣食う陸山高校で強大な力を持つ軍団ナンバーズで、ナンバー2であるアキラ(小澤亮太)。頂点を狙うものの、生きる伝説と称されるツトム(城戸康裕)が君臨している。ツトムのご機嫌をうかがうことで自らの地位を保持し、周囲への配慮、我慢、たゆまぬ努力によって頂点を勝ち取ろうとしたアキラだったが……。