2014-9-21

不良の巣窟・陸山高校の最強集団「ナンバーズ」で、No.2のポストのアキラが、No.1に成り上がるために奮闘するヤンキードラマ『アキラNo.2』。

No.1のツトムにはこき使われ、下からの突き上げに日々奮闘する主人公のアキラ役には、『海賊戦隊ゴーカイジャー』ゴーカイレッド/キャプテン・マーベラス役でブレイクした小澤亮太さん。
また、No.1の座を虎視眈々と狙うNo.10のジェシー役は、ミュージカル『薄桜鬼』原田左之助役の熱演も記憶に新しい、五十嵐麻朝さんが演じています。

9月27日からの映画の公開を前に、小澤さんと五十嵐さんに、映画の撮影秘話や見どころ、自身のNo.2エピソードなどを直撃！ 3回に渡りお届けするインタビューPart.2は……

映画公開を前に、意気込む小澤亮太さんと五十嵐麻朝さん

【顔の横で風を斬るパンチ音がハンパなく怖かった！】

――撮影期間は1週間だったんですか？

小澤　はい。朝から深夜まで撮って、また朝から撮影して……。撮影の後半はあまりに眠くて、撮影の空き時間に1時間半くらい仮眠して起きたら顔が全然違っていて、「あれ？アキラの顔がさっきと違うよ」なんて言われたこともありましたね(苦笑)。

五十嵐　あと、撮影は4月だったんですけど、すごく寒かった！

小澤　寒かったね！日中はまだいいけど、夜がとにかく寒くて。

――そしたらツトム役の城戸康裕さんは上半身裸のシーンが多かったですが、大丈夫だったんでしょうか？

小澤　城戸さんは、体脂肪がないからメチャクチャ寒かったみたいです。河原のシーンとか凍えてブルブル震えていたけど、俺は武者ぶるいかと思ってました(笑)。

陸山高校No.2矢沢アキラ役の小澤亮太さん

――城戸さんは本業はK-1にも出場したことのあるキックボクサーですが、アクションはいかがでしたか？

小澤　アクションなんてレベルじゃないですよ。「さすがプロ！」って感じの鋭利なパンチでしたね!!

五十嵐　すっごくパンチが速いんです！一応、当たったフリをして顔を横に振るんですけど、「これ、本当に当たったらヤバイ！」ってヒヤヒヤでしたね。

小澤　俺、「うわ～、当たったら痛そうだな」と思って見てた。

五十嵐　「痛い」じゃ済まないから(笑)。アキラはツトムとケンカすることはないから、亮太はあの怖さは経験してないんだよね。

小澤　そうそう。アキラはツトムの金魚のフンだから。ブッチ(福山翔大)とのケンカのシーンもあったけど、ほぼ殴られっぱなしだからね。

No.1の座を狙うジェシー役の五十嵐麻朝さん

――撮影ではケガのないように、本番前に皆さんでアクションの確認をしながら進めていたと思いますが？

五十嵐　城戸さんはプロなので、「絶対当てないだろうな」っていう安心感がありました。だけど、当たっているように見せるために、目の前に来る拳をギリギリまで耐えなきゃいけなくて、我慢できずに避けてしまって、NGを出したことが何度かありましたね。何回かやっているうちに、「いっそのこと、当ててください！」って言っちゃったりして……。

小澤　それダメじゃん！(笑)

――当ててもらっちゃったら、死んじゃいますよ！(笑) 城戸さん的には、試合に比べたら多少ゆっくり打っている感じなんですかね？

五十嵐　いや、城戸さんはプロなので、アクションシーンは一切妥協なしでしたね。逆に「こんな感じでやります」って、現場で動きながらいろいろなアクションの案を出してくださって、監督も「じゃあ、それでやろうか！」って、急にその場で決まることもあったので、俺的には「おぉぉぉ～!?」みたいな(笑)。
自分の顔の横でパンチが風を斬る音を聞くことって、普通に生活していたら経験しないですからね。本当に怖かった！

――すごいですね！いまの話を覚えておいて映画を見ると、迫力も増しそうです。それでは作品の中で、それぞれ”おすすめのシーン”を教えていただけますか？

小澤　僕は、万引き犯をつかまえたシーンの長回しのセリフは、言っていて気持ち良かったシーンですね。あとジェシーやブッチと一緒のカフェのシーンも好き。

五十嵐　俺は、アキラが学校を休んだ日に、ジェシーとブッチがアキラの代わりにツトムの奉仕するシーンがすごく好きです。今までちょっと不気味さがあったジェシーが、あのシーンをきっかけに”可愛いジェシー”になって親しみやすくなったんじゃないかなって思うんですよ。

小澤　ツトムの肩をもんだり、パシリにされたりしてたね。

五十嵐　そうそう。「Ｘ(エックス)」とか呼ばれちゃったりしてね(笑)。それまでは、(武器の)ビニール袋をブンブン振り回している、得体のしれないコワイやつだったのが、子犬のような感じになっちゃって(笑)。
でも、「俺、年上だから」とか、ちっちゃい反抗をしているジェシーが可愛く思えるんじゃないかな？それまではNo.1の座を狙っていがみ合っていたやつらが、その辺から急に仲良くなり始めたので、俺の中でそこはすごく印象的なシーンです。凶暴で冷血なジェシーもいいけど、ちょっといじられている可愛いジェシーを、俺自身は楽しく演じさせていただきました。

――確かにあのシーンは、ジェシーの可愛らしさと同時に、アキラの偉大さがよく分かるシーンですよね。

五十嵐　ツトムを手なずけている”アキラ様”のすごさがよく分かりました(笑)。あと、4人一緒のシーンだと、ラーメン屋さんのシーンが一番印象に残っていますね。ただジェシーはロン毛だったので、ラーメン食べるのが大変でしたけど(苦笑)。

小澤　髪をかきあげながらラーメンすすってたよね(笑)。よく見たら、ラーメンと間違えて、髪食べてたんじゃない？(笑)

(一同、笑)

※Part.3に続く

(取材・文／近藤明子スタイリスト／全直之※小澤、五十嵐ともに)

☆Information

映画『アキラNo.2』
2014年9月27日(土)より、シネマート六本木にてロードショー
原作: 奥嶋ひろまさ『アキラNo.2』(「ヤングキング」少年画報社)
脚本・監督:吉村典久
脚本:井上桜子
出演:小澤亮太／五十嵐麻朝・橋本マナミ・福山翔大・小西成弥・吉田大輝・高橋郁哉／城戸康裕
【初日舞台挨拶】
9月27日(土)10:30～の回・上映後舞台挨拶
会場:シネマート六本木(地下鉄六本木駅より徒歩約2分)
登壇者(予定):小澤亮太五十嵐麻朝福山翔大橋本マナミ城戸康裕
＜チケット購入方法＞
・舞台挨拶＆本編DVD＆マル秘特典付￥4,000(税込)
※マル秘特典として、DVDをご購入頂いた方に主演の小澤亮太さんよりサイン入り差し替えジャケットを直接手渡しで受け取れます！さらに、城戸康裕さん、五十嵐麻朝さん、福山翔大さんと握手ができます！！
・通常(舞台挨拶のみ)￥2,000(税込)
チケットぴあ(Pコード：553-431)
http://ticket.pia.jp/pia/event.do?eventCd=1438818
【大阪上映会】
日時：10月4日(土)14:35開映(上映時間122分)上映終了後舞台挨拶+α
場所：大阪・シネマート心斎橋
ゲスト(予定)：小澤亮太
※ゲストは予告なく変更となる場合がございます
チケット：全席指定￥4,000(税込)DVD「アキラNo.2完全版」＆マル秘特典付き
チケットは、チケットぴあのみにて発売（劇場での発売はございません）
9月20日（土）よりプレリザーブ開始　／ 9月27日（土）より一般発売開始
※チケットは売切れ次第終了。当日券に関するお問い合わせは劇場まで
【クロージング舞台挨拶】
10月10日(金)19:00～の回・上映後舞台挨拶
会場:シネマート六本木(地下鉄六本木駅より徒歩約2分)
登壇者(予定):五十嵐麻朝小西成弥高橋郁哉
一般チケット発売日:9月6日(土)
チケットぴあ(Pコード：553-432)
http://t.pia.jp/cinema/
(C) 2014奥嶋ひろまさ / 少年画報社 / エスピーオー
《公式サイト》
http://www.cinemart.co.jp/akira-no2/
《『アキラNo.2 エピソード0』の動画はこちらから》
http://youtu.be/4iRht88PCdU
(ストーリー)
不良が巣食う陸山高校で強大な力を持つ軍団ナンバーズで、ナンバー2であるアキラ(小澤亮太)。頂点を狙うものの、生きる伝説と称されるツトム(城戸康裕)が君臨している。ツトムのご機嫌をうかがうことで自らの地位を保持し、周囲への配慮、我慢、たゆまぬ努力によって頂点を勝ち取ろうとしたアキラだったが……。