2014-9-20

不良の巣窟・陸山高校の最強集団「ナンバーズ」で、No.2のポストのアキラが、No.1に成り上がるために奮闘するヤンキードラマ『アキラNo.2』。

No.1のツトムにはこき使われ、下からの突き上げに日々奮闘する主人公のアキラ役には、『海賊戦隊ゴーカイジャー』ゴーカイレッド/キャプテン・マーベラス役でブレイクした小澤亮太さん。
また、No.1の座を虎視眈々と狙うNo.10のジェシー役は、ミュージカル『薄桜鬼』原田左之助役の熱演も記憶に新しい、五十嵐麻朝さんが演じています。

9月27日からの映画の公開を前に、小澤さんと五十嵐さんに、映画の撮影秘話や見どころ、自身のNo.2エピソードなどを直撃！ 3回に渡りお届けするインタビューPart.1は……

映画初共演となる小澤亮太さんと五十嵐麻朝さん

【いろんな感情を表情でやろうとしたら、だいぶ”顔芸”になりました(笑)】

――今日は小澤亮太さんと五十嵐麻朝さんのお二人にお話を伺います、よろしくお願いいたします！

小澤＆五十嵐　よろしくお願いします！

――まず本作はマンガ原作の映画化ですが、もともと作品はご存じでしたか？

小澤　僕は知らなくて、「もしかしたら、出演するかもしれないから」ってマネージャーさんに言われて初めて読んだんです。コミックの表紙を見た印象で「あ、ヤンキーマンガね」と思っていたんですけれど(笑)。実際に読んでみるとめっちゃコメディーっていう、そのギャップにはまりましたね。

五十嵐　俺は別作品の映画化で『ヤングキング』を読んでいたので、『アキラNo.2』も読んでいました。その時は、まさか自分がこの作品に出演することになるとは思っていませんでしたけどね。

小澤　まさか、ロン毛で顔のまん中に”Ｘ”が入っている役とは？

五十嵐　そうそう(笑)。まさかのジェシー役でビックリしたけど、今までにない役だったので演じていて面白かったです。

陸山高校No.2矢沢アキラ役の小澤亮太さん

――その役作りに関して、苦労などはありませんでしたか？

五十嵐　俺はカツラのおかげで、ずいぶん助けられているなって思いましたね。

――確かに、ポスターにも出ていますが、ジェシーはパッと見で五十嵐さんとはまったく違うキャラですからね(笑)。ちなみに、顔にある”Ｘ”の特殊メイクは何時間ぐらいかかるんでしょう？

五十嵐　書くだけなので、そんなに時間はかからないですよ。1分～2分ぐらいです。

小澤　2本のペンで一気に「ビシッ！はい出来ました」って感じ？

五十嵐　そんな簡単じゃないけど(笑)。メイクさんが毎回同じようにササッと書いてくださるので、俺は座っているだけで完成(笑)。

――対して、小澤さんが演じるアキラは、見た目はヤンキーにすら見えません(笑)。実際の役作りは？

小澤　僕は見た目よりも、行動や心情の表現をどうするかで苦労しましたね。高校生なんですけど、「上からは抑えつけられ、下からは突き上げられ」っていう、どこかサラリーマン的なスタンスを心がけて……。
あとは、心の声を体を使って表現するのか、それとも黙って表情や目線で表現するのか、どういう方向でやるのかを考えて、監督と相談しながらいろいろ試した結果、ああいう感じになりました。

No.1の座を狙うジェシー役の五十嵐麻朝さん

――そうそう、心の声をつぶやいている時の、小澤さんの”顔芸”が面白かったです(笑)。

小澤　でもあれ、メチャクチャ苦しかったです！ 1本の映画の中でも同じ感情ってないから、いろんな感情を表情でやろうとしたんですけど、だいぶ”顔芸”になってましたね(苦笑)。

――最初から「こういう表情で」と決めず、現場で撮影しながら様々な表情を試した感じでしょうか？

小澤　そうですね。とりあえずAパターン、Bパターン、Cパターン……と何個か考えてはいたけれど、現場でいろいろと試した中で監督に止められるか止められないかの限界の表情にもチャレンジしてみたり(笑)。今までやったことのない、ありとあらゆる表情を試しました。

五十嵐　結果、三枚目が多くなったよね(笑)。

小澤　そうだね(笑)。

――五十嵐さんは、近くで小澤さんの奮闘を見ていてどう思いました？

五十嵐　「大変そうだなぁ」って思いました。アキラとジェシーが戦うシーンで、「今、心の声を言ってるんだな」っていう時、ジェシーは(武器の)ビニール袋をブンブン回しながら間を詰めて行くんですけど、亮太の表情を見ながら「今はこの辺のセリフかな？」って考えながら芝居をしていました。

――あれ？現場では”心の声”のセリフを言ってくれる人はいないんですか？

小澤　あのシーンの時はいませんでしたね。

五十嵐　いなかったね。だから自分の心の中でもセリフをつぶやきながら予想して、タイミングを計っていました。

――長いセリフだと、分からなくなっちゃいそうですね(笑)。

小澤　アキラはセリフが長いし多いしで大変なんですよ。1回、翌日撮影するシーンのセリフを覚える前に疲れて寝てしまったことがあって、(福山翔大さん演じる)ブッチとのシーンを10テイクぐらいやり直したことが……。

五十嵐　撮影スケジュールがハードだったからね(苦笑)。最後の方は疲労が溜まって、いつでもどこでも寝られそうな感じだった。

小澤　ホテルのベッドに寝転がりながら台本を覚えていたら、いつの間にか寝てしまっていて、朝起きて「覚えてない。ヤバイ！ヤバイ！ヤバーイ！」っていう。しかも長セリフって単調じゃいけないから、そこをどうするかじっくり考える時間もあまり無かったし、とにかく頭をフル回転させて挑んだ1週間でしたね(苦笑)。

※Part.2に続く

(取材・文／近藤明子スタイリスト／全直之※小澤、五十嵐ともに)

☆Information

映画『アキラNo.2』
2014年9月27日(土)より、シネマート六本木にてロードショー
原作: 奥嶋ひろまさ『アキラNo.2』(「ヤングキング」少年画報社)
脚本・監督:吉村典久
脚本:井上桜子
出演:小澤亮太／五十嵐麻朝・橋本マナミ・福山翔大・小西成弥・吉田大輝・高橋郁哉／城戸康裕
【初日舞台挨拶】
9月27日(土)10:30～の回・上映後舞台挨拶
会場:シネマート六本木(地下鉄六本木駅より徒歩約2分)
登壇者(予定):小澤亮太五十嵐麻朝福山翔大橋本マナミ城戸康裕
＜チケット購入方法＞
・舞台挨拶＆本編DVD＆マル秘特典付￥4,000(税込)
※マル秘特典として、DVDをご購入頂いた方に主演の小澤亮太さんよりサイン入り差し替えジャケットを直接手渡しで受け取れます！さらに、城戸康裕さん、五十嵐麻朝さん、福山翔大さんと握手ができます！！
・通常(舞台挨拶のみ)￥2,000(税込)
チケットぴあ(Pコード：553-431)
http://ticket.pia.jp/pia/event.do?eventCd=1438818
【大阪上映会】
日時：10月4日(土)14:35開映(上映時間122分)上映終了後舞台挨拶+α
場所：大阪・シネマート心斎橋
ゲスト(予定)：小澤亮太
※ゲストは予告なく変更となる場合がございます
チケット：全席指定￥4,000(税込)DVD「アキラNo.2完全版」＆マル秘特典付き
チケットは、チケットぴあのみにて発売（劇場での発売はございません）
9月20日（土）よりプレリザーブ開始　／ 9月27日（土）より一般発売開始
※チケットは売切れ次第終了。当日券に関するお問い合わせは劇場まで
【クロージング舞台挨拶】
10月10日(金)19:00～の回・上映後舞台挨拶
会場:シネマート六本木(地下鉄六本木駅より徒歩約2分)
登壇者(予定):五十嵐麻朝小西成弥高橋郁哉
一般チケット発売日:9月6日(土)
チケットぴあ(Pコード：553-432)
http://t.pia.jp/cinema/
(C) 2014奥嶋ひろまさ / 少年画報社 / エスピーオー
《公式サイト》
http://www.cinemart.co.jp/akira-no2/
《『アキラNo.2 エピソード0』の動画はこちらから》
http://youtu.be/4iRht88PCdU
(ストーリー)
不良が巣食う陸山高校で強大な力を持つ軍団ナンバーズで、ナンバー2であるアキラ(小澤亮太)。頂点を狙うものの、生きる伝説と称されるツトム(城戸康裕)が君臨している。ツトムのご機嫌をうかがうことで自らの地位を保持し、周囲への配慮、我慢、たゆまぬ努力によって頂点を勝ち取ろうとしたアキラだったが……。