村井良大、辻監督からの”愛”あふれる言葉に思わず照れ笑い。映画『醒めながら観る夢』が公開

  • 2014-5-21

京都を舞台に、人気演出家が恋人とその妹との関係に揺れながら、真実の愛を探し求める姿を描いた映画『醒めながら見る夢』が5月17日に新宿武蔵野館公開初日を迎え、映画初主演の堂珍嘉邦さんをはじめ、高梨 臨さん、石橋杏奈さん、村井良大さんが登壇。

(左から)村井良大さん、石橋杏奈さん、堂珍嘉邦さん、高梨 臨さん

(左から)村井良大さん、石橋杏奈さん、堂珍嘉邦さん、高梨 臨さん

残念ながら辻仁成監督は欠席だったものの、観客の皆さんやキャストに向けてメッセージが読み上げられました。

コメントの中には”撮影中、突然の豪雨に見舞われスタッフ総出で機材を守りながら落雷の恐怖におびえていた”という裏話もあり、これにはキャストの皆さんもビックリ!

"愛に苦悩する男"優児を演じた堂珍嘉邦さん

“愛に苦悩する男”優児を演じた堂珍嘉邦さん

続いて、キャストの皆さんの印象を語った辻監督からの言葉がひとり一人に贈られ、「目力がスゴイ」とのコメントに、「いや~、どうでしょう?(苦笑)」と困惑する堂珍さん。

横から村井さんが「スゴイと思います。目、大きいですしね。僕はすごい好きな目です。力強さもあるし、繊細な感じで印象的な目だなと思います」とフォローすると、「ありがとう」と照れ笑い。

"愛に揺れる女"亜紀を演じた高梨 臨さん

“愛に揺れる女”亜紀を演じた高梨 臨さん

村井さんには「村井くんは演技のために生まれて来たような人間」との言葉が贈られ、これには会場内にどよめきと拍手が起こる一幕も。

"愛の形を探し求める女"陽菜を演じた石橋杏奈さん

“愛の形を探し求める女”陽菜を演じた石橋杏奈さん

「(監督に)何か買って贈らないと(照笑)。ありがたいけど、何て言っていかわからなくなりますね。”あー、そうなんですかぁ!”とかって言うと、”こいつ、そう思ってるんだろうな”って思われそうですし(苦笑)」と、照れ隠しにおどけて見せる村井さんでしたが、最後は引き締まった表情で「これからも精進していきます!」と力強い言葉を聞かせてくれました。

その後の質問コーナーでは、映画のテーマにもなっている”愛”について聞かれ―

堂珍「信じることかな」

高梨「パッと思い浮かぶのは家族や恋人。でも大切に思っていても疑ったり嘘をついてしまう時もある。最終的にはどんな時でも味方でいてくれるのが本当の愛かなと思うけど……分かりません(苦笑)」

石橋「その人の事をどれだけ考えられるか、どれだけ想いやれるか、その人の事を知りたいと思ったり、その人に興味を持つことが愛なのかなって思います」

村井「見返りを求めたりしない無償の愛は、純粋な気持ちかなと思います。相手のためを思って出来る行いが真実の愛に近いのかなって思います」

―と、皆さん真剣に答えていました。

"愛を知らない男"文哉を演じた村井良大さん

“愛を知らない男”文哉を演じた村井良大さん

続く「映画の撮影から公開までの間に、愛を感じた瞬間はありますか?」との質問には―

堂珍「皆さんの映像に対する”こだわり”という愛や、皆で作り上げてる充実した感じ、そして何よりスタッフの皆さんが辻監督の事を愛している感じがすごくある現場でした。どんな世界でも愛がないといい作品は絶対にできないと思うから、そういった意味では愛にあふれた現場でしたね」

高梨「映画の中に出て来た優児の家も、辻さんのお知り合いの方が家を貸してくださったりして、人とのつながりの”愛”で出来たものなんだなぁって……。そういう温かい愛をすごく感じた撮影でした」

石橋「スタッフの皆さん、”いいもの作りたい!”という同じ目標に向かってやっているので、妥協しないし、ひたむきな愛みたいなのがたくさん見えた現場でした」

村井「さきほどのコメントで辻さんは”本当に素晴らしい映画で印象に残る作品です”とおっしゃっていましたけど、そう言える監督さんってなかなかいないと思うんです。それって作品に対して愛があるから言える言葉だと思うんですよ。
でも現場ではそういう事は言わないし、さっき褒めていただいたような事も言ってくださらないんですよ(笑)。でもなんか”言わない愛”というか……。むやみに愛を示さないからこそ、終わってからそういう言葉を聞くと、言わないけどずっと見てくださっていたんだなっていうのがすごく感じられて……何かカッコイイですよね。
作品が完成してようやく監督の愛を感じられて、この作品の愛を感じられて、非常にうれしいです!」

―と、心温まるエピソードが次々に飛び出しました。

愛について熱く語るも「ん~、80点」と堂珍さんに言われ、「あと20点は何!?」と苦笑いの村井さん(笑)

愛について熱く語るも「ん~、80点」と堂珍さんに言われ、「あと20点は何!?」と苦笑いの村井さん(笑)

最後に、キャストを代表して堂珍さんからメッセージ。
堂珍「この『醒めながら見る夢』という映画は、そもそも2011年の舞台から続いていたものが映画化になったものです。辻さんの耽美な世界とラブストーリーと、いろんなものが詰まって、ある意味すごく欲張りな作品になったと思います。自分にとって大切な人を胸の中に生かし続ける、亡くなってしまった人をもう1回心の中で蘇えらせて、それを自分が前向きに頑張っていける力に出来るのが人間だと、そういうメッセージが詰まっているのだと思います。今日、この映画の初日を迎えられて嬉しく思います。今日は最後までお付き合いいただきましてありがとうございました」

映画『醒めながら見る夢』は、新宿武蔵野館ほかにて全国順次ロードショーされます。

名古屋センチュリーシネマセンチュリー1では、5月24日(土)10:30の回の上映後に。大阪テアトル梅田シアター1では、5月25日(日)12:05の回上映後と、14:30の回上映前に舞台挨拶が行われます。(※登壇者やチケット情報など、詳細は公式サイトを確認)

また、5/31(土)には新宿武蔵野館にて堂珍嘉邦さんと村井良大さんのトークショーの開催が決定しました。開催時間やチケット販売方法などの詳細は5月20日(火)AM10:00から映画公式サイトで告知されるので要チェック!

☆Information

映画『醒めながら見る夢』
5月17日(土)より新宿武蔵野館ほかにて全国順次ロードショー!
脚本・監督:辻仁成
主題歌:『醒めながら見る夢』堂珍嘉邦
出演:堂珍嘉邦 高梨臨 石橋杏奈 村井良大 松岡充 高橋ひとみ
≪舞台挨拶情報≫
【東京】
5月17日(土)
① 10:30の回上映終了後
② 13:20の回上映開始前
会場:新宿武蔵野館1 (両回とも)
登壇者:堂珍嘉邦 高梨臨 石橋杏奈 村井良大 (敬称略/予定)
【名古屋】
5月24日(土)
① 10:30の回上映終了後
会場:センチュリーシネマ センチュリー1
登壇者:堂珍嘉邦 (予定)
【大阪】
5月25日(日)
① 10:30の回上映終了後
② 13:20の回上映開始前
会場:テアトル梅田 シアター1 (両回とも)
登壇者:堂珍嘉邦 村井良大 (敬称略/予定)
【京都】
5月25日(日)
会場:京都シネマ
登壇者:堂珍嘉邦 村井良大 (敬称略/予定)

【公式サイト】
http://sameyume-movie.com/

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